こんにちは、テクニカルサポート課の 佐藤 光晃です。
先日 ORACLE MASTER Gold DBA 2019 を受験したので記事にしました。
受験動機
前職でオンプレミスの Oracle Database を触っていた事、現職で RDS for Oracle に触る機会が増えた事で改めて自身の Oracle の知識を確かめたいと考え、受験に至りました。
また、もともと ORACLE MASTER Gold 11g/12c を所持していたのでアップグレード目的でもあります。
ORACLE MASTER について
ORACLE MASTER は Oracle Database の管理スキルを証明する資格となります。
Bronze や Silver の DBA 試験の勉強を通じて、Oracle Database や DBMS の基礎や仕組みを体系的に学ぶことができます。
今回私が受けた Gold はOracle Database の機能についてがっつり知識が問われる試験となります。
更に上位の資格として Platinum がありますが、2日間にわたる実機試験となっており、知識だけでなく経験が問われる試験にもなっています。以降試験は 1 日のうちで終わる試験ですが、それでも長丁場と感じるかと思います。
詳細は下記 Oracle 社サイトをご参照ください。
申し込み
ピアソン VUE 社 の OnVUE (自宅でのオンライン受験) で申し込みしました。
申し込んだ試験は 1Z0-083 になります。
合格ラインが 57% と低めかな?と思うところもありますが、恐らく複数の回答を選択するタイプの問題において、一部誤った回答を選択した場合はその問題は加点されないようになっていそうな気がします。
自宅で受験する場合の注意点は弊社ブログにございますのでご参照ください。
学習方法
ORACLE MASTER では定番ですが、通称黒本を使用しました。
Amazon - オラクルマスター教科書 Gold DBA Oracle Database AdministrationII
ORACLE MASTER Gold DBA 2019試験対策本の発売日が決定しました | コーソルDatabaseエンジニアのBlog
上記黒本の内容、および、巻末にある模擬試験を頼りに机上ベースの学習をしつつ、実機での検証を行いました。
ただし、実機といっても試験の範囲には RDS for Oracle ではカバーできない範囲 (RDS for Oracle でサポートされていない機能) が多々あるので、別途 EC2 インスタンスやローカルに Linux の仮想環境を立てて、そこに Oracle Database と Grid Infrastructure をインストールしてました。
仮に RDS for Oracle だけで学習を進める場合、下記 AWS ドキュメントの RDS for Oracle でサポートされる機能 と RDS for Oracle でサポートされていない機能 を確認したうえで学習を進める必要があります。
試験結果と感想
正解率 77% で合格できました。
インストールに関して OS でやれることや前提となる事についての問題や Oracle ASM の問題がしっかり出題されたので、実機環境は RDS だけでは厳しい感じです。
AWS の資格試験や他の試験でも言えますが、試験対策の参考書は非常に役に立ちますね。。。
佐藤 光晃 (記事一覧)
マネージドサービス部・テクニカルサポート課
2022年10月にサーバーワークスに入社しました。
前職でもテクニカルサポートに従事しており、情報収集に役立つサービスやツールに興味があります。2024 Japan AWS All Certifications Engineers になりました。