- はじめに
- アップデート内容
- AWS Step Functions にて Workflow Studio 機能が新登場
- AWS Lambda が Amazon MQ for RabbitMQ をイベントソースにサポート
- AWS AppConfig の設定プロファイルで異なるバージョンの比較ができるように
- AWS Application Migration Service が 大阪リージョンを含む4つのリージョンで利用可能に
- Amazon RDS for Oracle が Oracle Enterprise Manager Cloud Control 13cR5 用の Oracle Management Agent v13.5 をサポート
- The Amazon Chime SDK がコンテンツをキャプチャし、S3 バケットに保存できるように
- Amazon Kendra が Web Crawler をリリースし、検索インデックスを自動付与できるように
- 最後に
はじめに
今回は、 07/08のアップデートについて紹介していきます。
こちらの内容については、YoutubeやPodcastでもアップロードしているので、気になる方はぜひチェックしてください。
■ Youtube での配信
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では、さっそく最新1日のアップデートを見ていきましょう。
今回は 07/08、7件のアップデートがありました。
アップデート内容
AWS Step Functions にて Workflow Studio 機能が新登場
Lambda や DynamoDB といったマイクロサービスを組み合わせて、ワークフローを作成する AWS StepFunction に関するアップデートです。
新機能として Workflow Studio が登場しました。
どんな機能かと申しますと、GUIで StepFunction ワークフローを定義できる機能となっています。 最近はやりのローコードというやつですね。
この機能で作成したワークフローは、JSON 形式でも出力されます
■ メリット
- ローコードなので、コーディング経験がない方でもワークフローを構築することができます。
※ただし Lambda のコードやDynamoDB のスキーマは、自身で定義する必要があるので注意 - 簡単なワークフローであれば、コーディングするよりも素早く実装が可能です。
■ リージョン
- 東京リージョンでもお使いいただけます
実際にマネコンで触ってみましたが、直感的な UI で非常に操作しやすかったです。
AWS 側で用意されている、HelloWorld ワークフローを構築するハンズオンをしながら触ると雰囲気はつかめると思います!
参考: Tutorial: Learn to use the AWS Step Functions Workflow Studio - AWS Step Functions
StepFunction 触ったことない方も、この機能から触っていくと非常に理解進むと思うので、ぜひ試してください。
AWS Lambda が Amazon MQ for RabbitMQ をイベントソースにサポート
AWS Lambda が Amazon MQ for RabbitMQ をイベントソースにサポートしました。
■ Amazon MQ とは
- オープンソースなメッセージブローカーサービスをマネージドで提供するAWS サービス
- オンプレなどの既存環境で動いてる メッセージブローカサービスを AWS 環境に移行したいときに使われるサービスです。
今回は オープンソースなメッセージブローカーサービス RabbitMQ と互換がある Amazon MQ for RabbitMQ のみサポートされたみたいですね。
Amazon MQ は、Apache Active MQ もサポートしているのですが、こちらは対応していないみたいです
■ ユースケース
- Amazon MQ for RabbitMQ のキューが更新されたことをトリガーに Lambda をキックすることで後続の処理につなげることが可能となります。
■ リージョン
- 東京リージョンでお使いいただけます
EC2 よりも Lambda の方が、コストとスケーリングに優れているので、すでに Amazon MQ for RabbitMQ お使いの方はこの機会にアーキテクチャの見直しを検討されてみてはいかがでしょうか?
AWS AppConfig の設定プロファイルで異なるバージョンの比較ができるように
SystemManager の機能の一つである、AWS AppConfig に関するアップデートです。
■ AWS AppConfig とは
- SystemManager Agent が動作する EC2やコンテナにホストされた、アプリケーションの設定変更を迅速に行えるサービスです
今回のアップデートでは、AWS AppConfig の設定プロファイルで、異なるバージョンの比較ができるようになりました。
■ メリット
- 2つのバージョンを比較することで、容易に変更履歴を特定できます。
※差分はハイライトされるので非常にわかりやすいです。
地味かもしれませんが、AWS AppConfig が使いやすくなるよいアップデートだと思いました!
AWS Application Migration Service が 大阪リージョンを含む4つのリージョンで利用可能に
AWS Application Migration Service が大阪リージョンにも登場しました。
■ AWS Application Migration Service とは
- CloudEndureMigration や Server Migration Service に変わる、アプリケーションのクラウド移行サービス。
- 特徴として、①移行元サーバをAWSネイティブで利用できるよう自動変換、②カットオーバー前の無停止のテスト実行などが行えます。
参考: https://aws.amazon.com/application-migration-service/
AWS Application Migration Service は、AWS への移行を促進する様々な機能がまだまだ含まれているので、あわせて詳細を確認してみてください!
ではここから、その他のアップデートについて、タイトルだけ一気にご紹介します。
Amazon RDS for Oracle が Oracle Enterprise Manager Cloud Control 13cR5 用の Oracle Management Agent v13.5 をサポート
The Amazon Chime SDK がコンテンツをキャプチャし、S3 バケットに保存できるように
Amazon Kendra が Web Crawler をリリースし、検索インデックスを自動付与できるように
以上7件、07/08のアップデートでした。
最後に
過去の放送やSNSもやっているのでフォローしていただけると嬉しいです!
また来週!
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