はじめに
こんにちは!サーバーワークスの小林です。 今回は、 7/7のアップデートについて紹介していきます。
こちらの内容については、YoutubeやPodcastでもアップロードしているので、気になる方はぜひチェックしてください。
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では、さっそく最新1日のアップデートを見ていきましょう。
今回は 7/7 、2件のアップデートを紹介します。
アップデート内容
①Amazon Athenaでパラメーター化したクエリを使用できるように
SQLを使用してS3内のデータを簡単に分析できるクエリサービスAmazon Athenaのアップデートになります。
SQLクエリを実行する際、パラメーターとしてクエリを設定することができるようになりました。このパラメータ化する機能のことをプリペアドステートメントを呼ぶようです。 例えば、何度も実行するクエリだけど、日付や地域はその都度変更する必要がある場合、この日付や地域の部分をパラメーター化できるようになった、というアップデートになります。 これにより、実行頻度の高いクエリを簡素化することができる、ということですね。
プリペアドステートメントはAthenaのODBCまたはJDBCドライバを使用することで利用可能になります。 そのほかの制約として、Athenaエンジンバージョン2のみでのサポート、プリペアドステートメントを使用するためのIAM権限を持っている必要がある等ございますので、ご利用の際は、設定方法のほかに制約も要チェックしてみてくださいね。 設定方法などの詳細は公式ドキュメントに記載ありますので、確認してみてください。
②Amplify Admin UIで既存のAmazon Cognito ユーザープールとIDプールのインポートをサポート
Amplify Admin UIでAmazon Cognito ユーザープールとIDプールのインポートできるようになりました、というアップデートになります。
Amplify Admin UIとは、Webアプリ/モバイルアプリのバックエンドの作成と管理ができる機能で、データベーステーブルのモデリングの設定、認証認可の設定等ができます。 続いて、Amazon Cognitoとは、Webアプリ/モバイルアプリの認証サービスになります。 その中の機能で、ユーザープールとは独自のユーザーディレクトリおよび外部IDプロバイダを使用してアクセスに利用できるトークンを提供する機能、IDプールとはユーザーに対して他のAWSサービスへの一時的な認証情報を提供する機能になります。
これまではAmplify Admin UIでCognitoを使った認証は可能でしたが、Amplify Admin UIでCognitoを新規作成する必要がありました。 そのため、新しいAmplify を作成するたびにそれに紐づく新しいCognitoを作成しないといけませんでした。
今回のアップデートでAmplify Admin UIを利用して作成するアプリケーションにCognitoユーザープールとIDプールをインポートできるようになったため、既存のCognitoのユーザー情報を使った認証ができるようになりました。 これまでできなかった既存のCognitoをAmplify Admin UIで使用できたり、一つのCognitoを複数のAmplify Appにインポートできるようになりました。
Amplify Admin UIのデータモデルのフィールドやテーブルへのユーザーアクセスを承認できたり、Amplify Admin UIからユーザーとグループを管理できたりするようです。 東京リージョンでも利用できるようになってますので、Amplify Admin UIをご利用される方はぜひ確認してみてください。
以上2件、7/7のアップデートでした。
引き続き、毎日AWSではアップデート情報をお届けします。 応援よろしくお願いします。
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