とてもやわらかくむきやすい。
お子様からご高齢の方まで簡単にむくことができそうです。甘みがつよい!爽やかな酸味と同時に
まろやかな甘みを感じるからか、
コクを感じる味わいです。舌の上でプチッと弾けるような食感を
しっかりと楽しめます。(本文より)
寒暖差の激しい季節です。地域によってはまだ雪が残るところも。そんな時候に気持ちを暖かくしてくれる「愛媛県産ぽんかん」をご紹介します。試食していただいたのは、料理研究家の山本由里子先生。みずみずしい果実の写真レポートとともに、ぽんかんを使ったすてきなアレンジレシピが2つ。ぜひご覧ください!
------------------------
こんにちは。料理家・スパイス料理家の山本由里子です。
今回は、日本の極みシリーズより「愛媛県産ぽんかん」を試食させていただきました。
柑橘といえば愛媛県。個性豊かな柑橘は、全国トップクラスの生産量として知られていますね。年間を通じて晴れの日が多く温暖で、畑の土も水はけがよいため、栄養分を多く含んでいるそう。豊かな自然の風土から、柑橘の生産が盛んであることにうなずけます。
今回届いたのは、愛媛県宇和島産のぽんかん。旬の時期を収穫者が見極めてからの出荷とのことで、とても楽しみにしていました。こちらのぽんかんを堪能したいと思います。
まずは、到着時の外装箱から。
一面一面に書かれた「ぽ・ん・か・ん」の文字がかわいいデザイン。
箱を開けると、丁寧に梱包された鮮やかな橙色のぽんかんがたっぷり。
手にとってみます。
皮に張りがあり、ずっしりとした重みを感じます。粒がぎっしりで、ジューシーなみずみずしさが想像できます。
皮をむいてみると、とてもやわらかくむきやすい。お子様からご高齢の方まで簡単にむくことができそうです。
カットしてみると、弾けるような艶々な粒がぎっしり!薄皮もやわらかく、そのままパクっと食べることができそうです。
早速、いただいてみます。
甘みがつよい!爽やかな酸味と同時にまろやかな甘みを感じるからか、コクを感じる味わいです。
薄皮はとてもやわらかく、そのままいただくと凝縮された甘みを感じられます。薄皮をむいてみると、舌の上でプチッと弾けるような食感をしっかりと楽しめます。
旬ものをいただく贅沢。毎日手軽に贅沢な味を楽しめますから、嬉しいですね。
では、美味しいぽんかんを使ったお料理を2品、紹介させていただきます。
1品目は、ぽんかん特有の甘さを活かしたソースでいただく、チキンソテー。鶏肉、バターや柑橘と相性がいいカルダモンを使って、香りと味に一体感をもたせます。
*チキンソテー ぽんかんバターソース
【材料】2人分
・鶏もも肉......2枚
・塩......小さじ1
・サラダ油......小さじ2
・グリーンカルダモン ホール......3粒
・ローズマリー......1/2本
〈ぽんかんバターソース〉
・白ワイン......大さじ2
・バター......20g
・ぽんかん......1/2個(薄皮を除き1cmの角切り)
・塩......適量
【作り方】
- 鶏肉は、脂肪を除き、筋切りをして塩をふり、常温にもどしておく。
- フライパンにサラダ油、ローズマリー、カルダモンを入れて中弱火に熱し、香りが立つまで加熱する。
- 鶏肉の皮目を下にして中火で9分ほど焼き、裏返し、油をかけながら2分焼いて一度取り出す。
- 同じフライパンに白ワインを加えて熱し、アルコールを飛ばしてからバター、ぽんかんを入れて加熱する。少々煮詰め、塩で味を調える。
- 皿に鶏肉盛り、ソースをかける。
バターとぽんかんの香りが食欲をそそるひと皿です♪
2品目は、ぽんかんのプチっと感を楽しめるカルパッチョ。お刺し身用のイカを使用するため火入れが不要。食卓にすぐ出せる即席料理です。
*ぽんかんとイカのカルパッチョ
【材料】2人分
・刺身用いか......100g
・ぽんかん......1/2個(薄皮を除き1cmの角切り)
・A)レモン果汁......小さじ1
・A)塩......小さじ1/4
・A)オリーブオイル......大さじ1
・A)コリアンダーシード......小さじ1(つぶす)
・ブロッコリースプラウト......適量
【作り方】
- ボウルにA)を入れて泡立て器でよく混ぜ、ぽんかんを加えてさっと和える。
- 皿にいかを並べる。
- A)をまわしかけ、チャービルをあしらう。
おつまみを手軽に作りたいときや、一品足りないときにおすすめです♪
いかがでしたでしょうか?
贈り物としてはもちろん、毎日のご褒美フルーツとして満足いただける逸品でした。旬真っ只中の愛媛県産ぽんかん、ぜひお試しください。
------------
プロフィール
山本由里子
料理家・スパイス料理家
Delice Kitchen・古代小麦と香辛料 主宰
2019年に友人向けにDelice Kitchenを立ち上げ、2020年に料理家としての活動をスタートさせる。現在は、自身が手掛けるスパイスのアイテム事業「古代小麦と香辛料」とスパイス家庭料理教室「Delice Kitchen」を運営しながら、各メディアでのレシピ開発やイベントでの講師などもしている。