こんにちはPyQマーケティングチームのkenkenです。
2021年7月3日にDjangoの国内イベント「DjangoCongress JP 2021」が開催されました。
以前「Djangoの国内イベント「DjangoCongress JP 2021 」はどんなイベント?主催者に聞きました」でお話頂いたhirokikyさんが運営代表を務めるイベントで、多くのDjangoユーザーが参加されました。
DjangoCongress JP 2021はオフライン(長野の会場)、オンライン(YouTube Live)のハイブリッド開催でした。
PyQの運営会社のビープラウドからも現地参加したメンバーがいましたので、開催後にアンケートを取って感想を聞いてみました。
アンケートの結果から参加した方は今回行われたことの振り返りができると思います。参加していない方も来年の参考になると思うので、ぜひ読んでみてください。
- DjangoCongress JPとは?
- DjangoCongress JP 2021のプログラム
- ハイブリッド開催だけどどのように参加した?
- 普段Djangoを使っているメンバーの気になる参加理由とは?
- 講演内容やイベントの雰囲気は?楽しいの?
- 参加したことで得られたものとは?
- いくつ視聴した?
- 来年も参加する?
- まとめ
DjangoCongress JPとは?
DjangoCongress JPは日本で開催されるDjango Webフレームワークのカンファレンスです。
参加する全ての人がDjangoについて交流し、出会い、学び、楽しみ、深い理解を得ることを目的に開催されています。
DjangoCongress JPならではの魅力については、主催者のhirokikyさんから過去のインタビューで以下のように説明されています。
最近はプログラミング関係の勉強会やカンファレンスがとても多く開催されています。
けれどもそのカンファレンスではDjangoを深く扱えないというのが正直なところです。もちろんDjangoに関係するトークも採用されますが、Djangoに関するニッチなトークはどうしても採用されません。
DjangoCongressであれば、Djangoに関するトークというのは当たり前なので、さらにDjangoについて深堀した内容を採択できます。
DjangoCongress JP 2021のプログラム
DjangoCongress JP 2021では8人の発表者が、自分のDjangoに関する知識を発表されました。
タイトル | 発表者 |
オープニング / Opening | |
Django 3.2 ASGI対応 - こわくない asyncio 基礎とasync viewの使い所 | Junya Fukuda |
RLSを用いたマルチテナント実装 for Django | Takayuki Shimizukawa |
お昼休憩 / Lunch | |
Djangoでのプロジェクトだって型ヒントを運用出来る! | みずき |
Django管理サイトをカスタマイズする前に教えてほしかったこと | Akihito Yokose(akiyoko) |
写真撮影 / Photo Session | |
未経験者のDjangoでの個人開発 | haru |
Securing Django Web Applications | Gajendra Deshpande |
Django & Celery in production | Masataka Arai |
理解して使いこなすDjangoのForm機能 | Kyutatsu Nishiura |
クロージング / Closing |
エンジニア列伝でインタビューさせていただいた、Shimizukawaさん(「RLSを用いたマルチテナント実装 for Django」)とmassaさん(Masataka Araiさん)(「Django & Celery in production」)も登壇されました。
ハイブリッド開催だけどどのように参加した?
ビープラウドのメンバーで現地参加した人はいるのか気になったので、 まずはオフラインでの参加かオンラインでの参加か伺いました。
回答
- オフライン…2名(うち1人発表者)
- オンライン…5名
ビープラウドからは2人のメンバーが長野の会場から参加しました。
この会場の写真やこの後出てくる写真は現地参加のメンバーから提供していただきました!
あらかじめ人数制限をされており、人数は少なめですし、感染症対策もしっかり行われている様子です。
全体の参加者の人数は、チケット購入先のconnpassのページが載っています。大半の方がオンラインで視聴されていました。 「投げ銭する枠」という運営資金にあてる募金付きの枠も7割埋まっており、参加者の「これからも続けるために応援したい」という気持ちが伝わってきました。
普段Djangoを使っているメンバーの気になる参加理由とは?
次にDjangoCongress JP 2021に参加した理由を伺いました。
また久しぶりのオフライン開催ということで、現地に行くことによる醍醐味を堪能したかったため。
また、2019年の発表をYouTubeで観たら勉強になるものが多かったので参加しました。
Djangoユーザーが最新のDjangoの話を吸収したい、カバーしていないDjango機能やサードパーティライブラリについての知識を仕入れたいという意見がありました。
また、自分が知りたい技術をテーマにした発表があったからという意見もありました。
DjangoCongress JPではプログラムが事前に公開されているので、知りたい技術の発表があるのかチェックするのに役立ちます。
過去の発表を動画で見たことがきっかけで参加したという方もいました。
今年の発表もDjangoCongress JPのYoutubeチャンネルで公開されているので、ぜひチェックしてみてください。
講演内容やイベントの雰囲気は?楽しいの?
DjangoCongress JP 2021で印象に残ったことを伺いました。
イベント開催しにくい中でのハイブリッド開催だったので、どんな感じになるのか想像できなかったのですが、 やはりオンラインだけのイベントよりリアルに会場の雰囲気を味わえていいですね。
YouTubeから漏れてくる会場のわいわいとした雰囲気は久しぶりに体感できました。
参加したことで得られたものとは?
DjangoCongress JP 2021で得られたものについて伺いました。
「Djangoにあるのは知っているけど、どこまでできるのかな?」といった内容の理解を深められた。
資料的価値があるなという発表もあり、実際に自分で取り組むときのリファレンスにもなった。
各々のメンバーが、本イベントから「得られたもの」があるとコメントしました。
人によって着眼点が違って面白いですね。
イベントで発表するモチベーションにつながったという人もいました。
いくつ視聴した?
DjangoCongress JP 2021で聴講した講演を伺いました。
回答結果からほとんどの方が網羅的に発表を聞かれていることがわかりました。
公式ページのプログラムには発表者それぞれのスライドも載っています。
どの発表も多くのスライドで説明していて、知識を深められる構成でしたのでぜひ読んでみてください。
来年も参加する?
最後は、 来年もDjangoCongress JPに参加したいと思うか伺いました。
- はい … 6人
- いいえ… 0人
その他 … 1人
- その他の意見:会場に集まれる状況になったら参加したいです
ほとんどの人が「来年も参加する」を選択しましたね。
早く会場に集まれる状況になるといいですね。
まとめ
2年ぶりとなるDjangoCongress JPはハイブリッド開催という、新しいことにチャレンジされたイベントでした。
たまに回線が止まったりするハプニングがありましたが、そういう出来事も「会場では今こんなことが起きているんだ」という気持ちで視聴できました。
5つ目の質問で、現地参加のメンバーからの現地の人との交流、人との新しい出会いというコメントを見て、このような回答はオンラインだけだったら出てこなかっただろうなと思いました。
このご時世のなかハイブリッドでイベントを開催するのは本当に大変だったと思います。
運営のメンバーはお疲れ様でした。