パート「Matplotlibの使い方」が新パート「Matplotlib入門」として生まれ変わりました - Python学習チャンネル by PyQ

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パート「Matplotlibの使い方」が新パート「Matplotlib入門」として生まれ変わりました

こんにちは、PyQチームです。
PyQのコンテンツ改訂に関するお知らせです。

このたび、ランク「データ可視化」の パート「Matplotlibの使い方」の改訂版 として、 パート「Matplotlib入門 をリリースいたしました。

概要

パート「Matplotlib入門 は、 データ可視化ライブラリであるMatplotlibの使い方を学べるパートです。折れ線グラフ・棒グラフ・ヒストグラム・散布図といった基本のグラフの作り方に加え、スタイル設定やグラフの調整、複数のサブプロットを持つ図など、さまざまなグラフが作れるようになります。

今回のリリースでは、構成・題材の見直しと説明の改善を行い、より学びやすくなるように改訂を行いました。

  1. 【構成の改善】 学習の順序を見直し、同じクエストでは類似の題材・データを通して学べるよう、構成を改善しました
  2. 【題材の改善】 「最高気温・最低気温の折れ線グラフをカスタマイズする」「アンケートの集計結果を円グラフ・棒グラフ・積み上げ棒グラフで可視化する」など、具体的な題材を通して学べるよう改善しました
  3. 【図の追加】 図解を多数追加することで、各クエストで学ぶ内容や、Matplotlibで登場する概念や設定方法をよりイメージしやすくなるように改善しました
  4. 【写経の改善】 各問題のコードのポイントが明確になるように、すべてのコードを写経するのではなく、重要な部分だけを穴埋めする形式に変更しました。また、「写経しよう」内でステップごとに説明を追加することで、コードの意図やライブラリーの機能がわかりやすくなりました
  5. 【フォーマットの改善】 各問題に「学ぶこと」「まとめ」を追加することで、学習内容の要点がわかりやすくなりました

より学びやすい内容になっているので、既に学習済みの方も、これを機会にまた学習してみてはいかがでしょうか。

改善内容の詳細

改善点1. 学びやすいように題材と構成を変更

改訂前の「前後の問題の関連性が低く、話題がぶつ切りになっている」といった構成上の問題点を見直し、同じクエストでは類似の題材・データを用いて、ステップ・バイ・ステップで学べるよう改善 しました。
特に2クエスト目「グラフのカスタマイズ」では、シンプルな折れ線グラフを段階的にカスタマイズすることで、Matplotlibの使い方を無理なく学べるようになっています。

変更後の具体的なクエスト構成は以下のとおりです。

変更前(パート「 Matplotlibの使い方」)変更後(パート「Matplotlib入門」)
  • クエスト「matplotlibとは」
    • matplotlibとは
    • 記述方法
  • クエスト「描画オブジェクトとサブロット」
    • 描画オブジェクトとサブプロット
    • グラフのスタイル
    • タイトルの指定
    • 凡例の表示
  • クエスト「グラフの設定」
    • 軸ラベル
    • 軸の項目名
    • グラフ画像の保存
    • 演習: オブジェクト指向スタイルに変えよう
  • クエスト「折れ線グラフ、棒グラフ、円グラフ」
    • 折れ線グラフ
    • 棒グラフ
    • 円グラフ
    • 演習: 折れ線グラフを書こう
  • クエスト「散布図、ヒストグラム、箱ひげ図」
    • 散布図
    • ヒストグラム
    • 箱ひげ図
    • 2軸のグラフ
    • 演習: 散布図を書こう
  • クエスト「グラフの加工」
    • 色の設定
    • テキスト
    • フォント
    • 演習: ワードクラウド風の表示
  • クエスト「Matplotlibの基本」
    • シンプルな折れ線グラフ
    • 図のタイトル・軸ラベル
  • クエスト「グラフのカスタマイズ」
    • 複数のグラフを重ねて表示
    • 凡例の表示
    • スタイルの設定(色、マーカー、線種)
    • 図やサブプロットの調整(サイズ、目盛幅、グリッド線)
  • クエスト「円グラフ・棒グラフ」
    • 円グラフ ── 構成比を見る
    • 棒グラフ ── 数量を比較する
    • 積み上げ棒グラフ ── カテゴリーごとに数量を比較する
    • 演習: 円グラフ・棒グラフ・積み上げ棒グラフ
  • クエスト「ヒストグラム・箱ひげ図・散布図」
    • ヒストグラム ── データのばらつきを見る
    • 箱ひげ図 ── 分布を比較する
    • 散布図 ── 2変数の関係を見る
    • 演習: ヒストグラム・箱ひげ図・散布図
  • クエスト「テキストの設定」
    • テキストの追加
    • フォントの設定
    • 演習: テキストとフォント
  • クエスト「複数のサブプロット」
    • 複数のサブプロットの作成
    • 複数のサブプロットのカスタマイズ
  • クエスト「Matplotlibの便利な機能」
    • グラフ画像の保存
    • pyplotインタフェース(MATLAB風の記述)
    • 2軸グラフ

改善点2. 題材を具体的な事例に改善

改訂前はシンプルなダミーデータが題材だったため、Matplotlibの各機能の具体的な活用例がイメージしづらい状態となっていました。
そのため今回の改訂では、実例をイメージしやすい題材を通して学べる よう改善しました。

  • 月ごとの最高気温・最低気温の推移を示す折れ線グラフの視認性を高める 例を通して、複数グラフの表示・凡例・スタイル設定・軸目盛の調整といったグラフの設定方法を段階的に学ぶ
  • アンケートの集計売上の構成比と支店ごとの比較 の例を通して、円グラフ・棒グラフ・積み上げ棒グラフの作り方を学ぶ
  • 試験の点数の分布や、科目間の関係を可視化する 例を通し、ヒストグラム・箱ひげ図・散布図の作り方を学ぶ
  • 平均気温がピークとなる時間帯を目立たせる 例を通して、グラフへのテキストの追加方法を学ぶ
  • 月ごとの平均気温(折れ線グラフ)と合計降水量(棒グラフ)の推移を同時に表示する 例を通して、複数のサブプロットを持つ図や2軸グラフの作り方を学ぶ

改善点3. 図解を追加して、より情報をわかりやすく

今回の改訂では、多数の図解 を追加しました。
段階的にグラフを改善するクエストでは「前問で作成したグラフの問題点」と「本問で行う改善内容」を図付きで説明することで、これから学ぶ内容が何の役に立つのかイメージしやすく なっています。
また、Matplotlibで登場するさまざまな設定項目も、図解により直感的にわかりやすく説明しています。

改善点4. 「写経しよう」を穴埋め形式にし、ステップごとに説明を追加

改訂前は、すべてのコードを写経する形式になっていたため、各問題で学んで欲しいポイントが逆に不明瞭になってしまっていました。そのため、今回の改訂ではポイントが明確になるように、重要な部分だけを穴埋めする形式に変更しました。

また、セルごとに説明を追加し、各コードの要点もわかりやすくなっています。写経前にも全体的な概要(「やってみよう」)も追加し、 写経を通して何を確認すべきか、ポイントがわかるように改善しました。

改善点5. 学習内容の要点がわかるよう、フォーマットを改善

学習内容の要点や全体像が把握しやすいように、改訂版では 各問題(クエスチョン)ごとに学習内容を要約した「学ぶこと」や「まとめ」を追加 しました。

旧版・パート「Matplotlibの使い方」について

旧版となったパート「Matplotlibの使い方」は 「更新なし・削除予定」カテゴリ に移動 しました。今後は更新の予定はないため、新しいコンテンツで学習することをおすすめします。

まとめ

パート「Matplotlib入門」改訂版のリリース内容についてお知らせしました。
MatplotlibはPythonを使ったデータサイエンスの分野で非常によく使われるライブラリーです。
既に学習済みの方も、これを機会にまた学習してみてはいかがでしょうか。

PyQではより効率よく、成長の実感を得ながら学習ができるよう、これからもコンテンツの改善を続けていきます。 変更点へのご意見は、各問題のエディター画面の「ヘルプ」>「フィードバック」よりお寄せください。

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