はじめに
タイトルの通りですが、今年に入ってからメインの検索エンジンをGoogleからBingに変えました。
なぜ変えたのか?
それはこのブログを含む個人ブログがGoogleの検索結果に上がりにくくなってきたからです。
Googleで個人ブログが検索結果に上がりにくくなった例
たとえば、先日僕は自分の車のワイパー交換の方法をブログに書きました。
Bingで「volvo xc60 ワイパー交換」というキーワードで検索すると、僕のブログがトップに表示されます。
一方、Googleだと同じキーワードで検索しても全然表示されません。
いくらスクロールしても最後まで僕のブログは表示されませんでした。
「xc60 ワイパー 自分で交換」なら表示される
しかし、インデックスに登録されてないわけではありません。
「xc60 ワイパー 自分で交換」みたいなキーワードにするとGoogleでも2番目に表示されます。
(Bingでもトップに表示されます。)
「xc60 ワイパーゴム」は表示されない
次にキーワードを「xc60 ワイパーゴム」に変えて見ましょう。
すると最初のキーワードと同じようにBingでは僕のブログがトップに表示されました。
一方、Googleではまったく表示されませんでした。
同じような事例をもう一つ
もう一つ同じような例として以下のブログ記事で検証してみます。
このブログ記事はFUJIGEN(FGN)のフルアコ(フルアコースティックギター)にThomastik-Infeldというギター弦を張るためにギターを少し改造した、という内容です。
「FGN + フルアコ + Thomastik-Infeld」という組み合わせはめちゃくちゃニッチで、こんなブログを書いてるのはたぶん日本中で僕しかいません。
てか、そもそもネット上に同じような情報が見つからなかったのでブログを書きました。
「fgn フルアコ Thomastik」という検索キーワードでBingを検索してみます。
ご覧のとおり、僕のブログが最初に表示されました。
そんな情報を書いてる人は僕以外いないはずなので、当然といえば当然でしょう。
ではGoogleだとどうでしょうか?
Googleはなぜか記事本体ではなく、僕のXのポストを最初に表示しています。
2ページ目に行くと今度もやはり記事本体ではなく、はてなブログの記事一覧が表示されます。
結局最後まで僕のブログ記事本体のリンクは表示してくれませんでした。
記事タイトルで検索しても表示されない
ちなみにこの記事の場合、「FUJIGENのフルアコにThomastik-Infeldの弦を張る」という記事タイトルそのものをキーワードにしても表示されません。
siteを限定したら表示される(意味なし)
「FUJIGENのフルアコにThomastik-Infeldの弦を張る site:jnito.com」というようにsiteを限定してようやく表示されました。
もはやこれって、Googleから「お前のブログは絶対表示させないぞ」と言われているに等しいと思います。
個人ブログを隠そうとするGoogle?
このようにキーワードの指定方法によってはGoogleでは表示されるものの、Bingに比べると僕のブログは検索結果に引っかかりにくくなっています。
前述のワイパー交換やギター弦のブログ記事に限らず、最近自分の書いたブログ記事はどれも同じような傾向にあると感じています。
あくまで個人的な感覚ですが、昔のGoogleは今のBingみたいに「このキーワードだったら引っかかるっしょ」というキーワードを指定すれば自分のブログが(1位ではなくても)ほぼ百発百中で引っかかっていた記憶があります。
今は順位が落ちたとかではなく、いくらスクロールしても、いくらページをめくってもGoogleの検索結果に表示されません(インデックスにはちゃんと登録されているのに!)。
僕はこの結果に「お前のブログは絶対に表示させないぞ」というGoogleの強い意志を感じます。
個人ブログもたくさん検索結果に上げてくれるBing
Googleがどういうルールでランク付けしているのかはわからないので、もしかすると僕のブログが何らかの理由でペナルティーを食らってたりするのかもしれません(Google Search Consoleの内容は特に問題なさそうなんですけどね)。
ですが、僕だけに限らず、Googleで検索すると個人ブログが引っかかる割合が最近減ってきたような気がしています。
そういう不信感のようなものがGoogleに対して芽生えてきた頃にBingを試してみたところ、昔のGoogleっぽいというか、個人ブログも含めて分け隔てなく検索結果に表示してくれているような印象を受けました。
なので、それ以来、メインの検索エンジンはBingを使うようにしています。
僕は人の役に立ちたくてブログを書いてるのに!!
昔から僕は自分が情報発信することで他の人の役に立ちたい、という思いでブログやQiitaの記事を書いています。
上の例で挙げたワイパー交換の記事にしても、「これならすぐわかる」という交換方法がネットに見つからなかったので、今後自分と同じように自分でワイパー交換したいと思った人のためにブログを書きました。
これはギター弦のブログ記事も同様です。
しかし、Googleは(何か特定のルールに従ってキーワードを入れないと)僕のブログを表示してくれません。
これだと「XC60のワイパーを自分で交換したい」とか「FGNのフルアコにThomastikの弦を張りたい」と思った人が僕のブログにたどり着けなくなってしまいます。
個人が情報発信することでニッチな情報もネットなら見つかる、というのがインターネットの大好きなところだったのに、最近のGoogleは個人ブログを意図的に排除しているような、そんな雰囲気を感じて少し悲しいです 😢
まあ、時代が変わったんだよと言われたらそれまでなのですが、ネットの検索エンジンはGoogleだけがすべてではないので、僕はインターネットの良心を忘れていない(と勝手に信じている)Bingに乗り換えたのでした。
Bingのイマイチなところ
Googleに比べて個人ブログも検索結果に上げてくれやすいのがBingのいいところですが、イマイチなところもいくつかあります。
スクロールが強制的にトップに戻ることがある
意図せず検索結果画面のスクロールがトップに戻っていて、イラッとすることがたまにあります。
具体的にはこんな感じです。
検索結果を表示する
↓
下の方にスクロールする
↓
リンクを別タブで開く
↓
リンク先のページを閲覧したあと、Bingの検索結果にまた戻る
↓
なぜかスクロールがトップに戻っている
↓
また下までスクロールしないといけない! 💢
別タブで開く表示にしているのに同じタブで開くことがある
検索結果のリンクをクリックしたときは別タブで開く設定にしているんですが、たまに同じタブで開くことがあります。
設定の意味ないやん!なんで?って思います……。
1ページあたりの表示件数を増やせない
検索結果は1ページあたり最大10件程度です。
設定で変更できないので、知りたい情報が上位に出てこないときは何度もページ送りしないとといけません。
広告と検索結果の区別がしづらい
広告は小さな字で「広告」って書いてあるだけで視覚的な違いが少ないため、よーく確認しないと広告をクリックしそうになってしまいます。
とはいえ、検索エンジンは検索結果がすべてでしょ!!
こんな感じでBingはUX(ユーザー体験)としては、ちょっとイケてない部分も多いです。
ですが、検索エンジンで大事なのは検索結果です。
個人ブログの表示順位を下げるのではなく、(検索キーワードによっては)個人ブログをまったく表示しないというGoogleの方針がどうしても好きになれないので、僕はまだしばらくBingを使い続けるつもりです。
まとめ
というわけで、今回のエントリではメインの検索エンジンをGoogleからBingに変えた理由を書いてみました。
いつの頃からは「検索エンジンといえばGoogle」と決まっていましたし、僕自身もそう考えていましたが、この1年ぐらいで僕はGoogleの検索結果に対して強い違和感と不信感を感じるようになりました。
僕みたいに「個人による情報発信を読むのが好き」という人は、Bingに切り替えてみると昔の大好きだったインターネットが帰ってくるかもしれませんよ?
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僕がアウトプットするのは「インターネットに恩返し」したいからなんです!という話を書いた記事です。
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