はじめに
前回のブログではWi-Fiの電波を安定させるためにルーターを壁掛けにした、という話を書きました。
電波状況が改善したのは良かったのですが、それと引き換えに今まで使っていたNAS(Buffalo LS210D0201C)をつなげなくなってしまう、という問題が発生しました。
もちろん、壁付けしているWi-FiルーターにLANケーブルをつなげば引き続きNASが使えるのですが、配線がごちゃごちゃして美しくないのでそれはしたくないな〜と思いました。
このままNASを使うか、使わないか?
ただ、NASの用途は非常に限定的で、家庭用に使っているMacBook AirのTimeMachineバックアップのストレージとして利用しているだけです。
加えて、MacBook Airはほぼインターネット専用マシンと化しているので、仕事用のMacとは違ってローカルストレージのファイルが増減することはほとんどありません。
さらに、Wi-Fi越しのTimeMachineバックアップは安定性がなく、最近はしょっちゅう「ディスクが見つかりません」みたいなエラーが出てバックアップに失敗しているのも気になっていました。
結論:NASは卒業してUSBメモリ型SSDへ!
というわけで、これを機にNASにバックアップするのをやめて、別のデバイスにバックアップを取ろうと考えました。
iCloudやDropboxやGoogle Driveのような、クラウド系サービスにバックアップすることも検討しましたが、毎月コストが発生したり、Mac本体の設定がバックアップされない点が気になったので、まるっとMac全体をバックアップしてくれるTimeMachineを引き続き使いたいなと思いました。
いろいろ検討した結果、今回選んだのがこちら。
BuffaloのUSBメモリ型SSD「SSD-SCT500U3-BA」です。
これを選んだ理由は以下の通りです。
- 1週間に一度とか、1ヶ月に一度ぐらいのペースでバックアップすれば十分なので、たまに接続する外付けのストレージでも問題なし
- MacBook Airのストレージ=256GBに対して、このSSDは500GBあるので容量的に十分
- USB-CでMac本体にさくっと直結できる(付属のアダプタを使う必要あり)
- 比較的安価(実売価格で6000円ちょっと)
Amazonのクチコミなどを見ても評判は上々だったので、これを買ってみることにしました。
感想=バックアップがめちゃくちゃ速くなった!!
で、使ってみた感想ですが、バックアップが爆速になりました!
USB-C直結なら速くなって当然ですが、予想以上に速くなりました。
我が家のMacBook Airのストレージは120GB程度が使用済みになっているのですが、その初回バックアップが、
- Wi-Fi越しのNASだと約2時間
- USBメモリ型SSDだと約15分
と、約8倍のスピードで完了しました。
USB-Cアダプタを付けると見た目のスマートさにはちょっと欠けるものの、電源ケーブルとSSDの同時挿しもギリギリいけます。
というわけで、こちらのUSBメモリ型SSDはなかなかいい感じです👍
これって少し大きめのUSBメモリじゃないの?どう違うの?
ところで、USBメモリ型SSDって、見た目はほとんどUSBメモリです。
いったい何が違うの?って思いますよね。僕も思いました(苦笑)。
その違いはこういうことみたいです。
ポイントを改めて要約すると以下のとおりだ。
USBメモリ
- マシン間のファイルのやり取りを想定
- パーティション操作は限定される
- LinuxといったOSのUSBブートメディアを作成するRufusから認識される
【特集】「USBメモリ」と「USBメモリ型SSD」は何が違うのか? - PC WatchUSBメモリ型SSD
- 挿したマシンの容量拡張を想定
- パーティション操作の自由度が高い
- Rufusからは認識されない
簡単にいうと、OSから見てリムーバブルメディアとして認識されるか(=USBメモリ)、ハードディスク的な外部ストレージと認識されるか(=USBメモリ型SSD)の違い、ってことみたいですね。
「USBメモリでもTimeMachineバックアップは可能」というネット記事も見かけたんですが、以下のような理由から僕はUSBメモリ型SSDを選びました。
- なんとなく「ハードディスク的な外部ストレージ」の方がトラブルが少なそう(個人のイメージです)
- Amazonのクチコミを見てると、「大容量USBメモリは発熱がすごい」というコメントが多い
- 500GBのUSBメモリだと価格差があまりない(むしろUSBメモリの方が高い?)
- 256GBのUSBメモリだと2000円台で買えるが、長い目で見れば数千円の差額は無視できるレベル(その差額で安心感を買いたい)
ちなみに、発熱に関してはTimeMachineの初回バックアップを15分かけて実行しても、このUSBメモリ型SSDは「ほんのりあったかくなる程度」でした。
まとめ
というわけで、今回のエントリではMacBook Airのバックアップ先をUSBメモリ型SSDに変えてみた、というお話を書いてみました。
気軽にさくっと接続してさくっとバックアップを取るにはなかなか良いメディアだと思います。
MacやPCのバックアップ先を検討されている方は候補に入れてみるといいかもしれません!
最後にひとこと。
それにしても最近のストレージはめちゃくちゃ安いよなー。30年前、僕が買ったPC98用のハードディスクは120MB(0.1GB?)で2〜3万ぐらいだった記憶が。しかも中古。。今は500GBで6000円か〜。
— Junichi Ito (伊藤淳一) (@jnchito) 2023年10月5日