卑下すると自分にも他人にも良くないんじゃないかという考え - Make組ブログ

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卑下すると自分にも他人にも良くないんじゃないかという考え

「悪く言っても、自分のことだから良いだろ」と言えばそうです。 でも僕は卑下することはすごく損失が大きいことだと思っています。

ここで言う卑下は、何かあるたびに自分(や自分の周りの人やもの)を悪く言う、癖みたいなもののことです。

卑下 自分をあえて低い位置に引き下げてへりくだること。

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もちろん個々人には好きに自分を卑下する権利がありますので、そこを脅かすつもりはありません。 ただ卑下することは自分にも他の人にもマイナスの影響を与えると僕は考えています。ここで、僕なりに気をつけていることを話したいと思います。

この文章は自戒です。受け取り方も自由です。

謙遜との違い

卑下と謙遜の違いはなんでしょうか。 語の定義としては、卑下は謙遜を含んでいそうです。 ここでは「プラスのチャンスがあるときにあえて悪く言う」を謙遜とします。卑下はそれ以外の、単に自分や身内を悪く言ってしまう癖や、悪い状況のときに自分をさらに下げることと捉えましょう。

褒められたときに「ありがとうございます。でもまだまだ頑張らないとですね」と謙遜して言えることは悪くないことだと思います。

自己批判、評価との違い

自分の悪いところを捉えるのが悪いことだとは思いません。

論理的な理由があったり、改善点を探すために自分を客観的に見るのは大切と思います。 感情的・反射的に自分を悪く言うのでなく、自分の性質や思考を外部からトレースできるのは良いことです。

ただ対象として「反射的な卑下」、「癖のような卑下」、「『そんなにあなたは悪くないよ』と言って欲しい卑下」をここでは扱います。

なぜ卑下しないよう気をつけているのか

僕が「卑下すること」を良くないと思う理由は2つあります。 1つ目はもちろん自分のモチベーションや可能性を潰すことにあります。2つ目は自分自身を卑下することで周りの人も下げてしまっているからです。2つ目は気づきにくいうえ損失も大きいので気をつけています。

  • 「私なんてダメです」と言うとき、あなたを好きな人の評価を下げてしまっている
  • 「私が作ったこれは役立たずです」と言うとき、一緒に作っている、関わっている人も下げてしまっている
  • 「私の仕事はダメだった」と言うとき、一緒に仕事をしている人や仕事を教えてくれた・教えようとしている人を下げてしまっている

卑下すると周りの信頼も失ってしまうのではないでしょうか。誰かが信頼してくれている僕を、不当に悪く言う僕は、信頼に値するでしょうか。

僕も自分自身や作ったものの悪いところを見つけるときはあります。僕の場合は「なんだこれは!ひどいな!」とあえて怒ってしまうほうがポジティブな改善にもっていきやすいです。ここは個々人の性格によると思いますが、マイナスに流れそうなときに断ち切るのが大切です。

ともかく卑下することで、自分のモチベーションや他人のモチベーション、信頼を潰しまいがちです。 卑下することで得られるものは少ないです

  • 「自分の悪いことは知っているから言わないで」というアピールがしたい
  • 「自分はこんなに悪い」=>「そんなことないよ」と言って欲しい(交流分析でいう)心理ゲーム

酒の席では許されるかもしれませんが、過度にこのカードを使うのは悪手に思います。 他の人からの信頼や関心、好意を自分の快楽に変換しているようなものです。

仕事や人生は波乗りのようなものだと思っています。自分へのポジティブなエネルギーや挑戦、報酬、改善、快楽をうまく波乗りするとうまくいくと思っています。まずは勢いをつけて、その勢いをなくさないように次の勢いに繋げていく、それが大切なんじゃないでしょうか。うまくいったら「よし!いいぞ!」と自分をあげていきたいものです。

未来の僕へ、卑下しそうなときはこう考えよう

  • 卑下するのは「自分が気持ち良いから反射的にやってるだけだ」と思い直そう
    • 周りの人はもうウンザリしているかもしれない
    • 自分だけでなく他人からの信頼も失うかもしれない
  • 卑下しそうなときは論理的に分析しよう
    • 本当に悪いのか?
    • 悪いとして、『まだ今は』悪いだけで改善できるはずだ
  • 良いところに目を向けよう
    • 褒めよう
    • 良いところをどう活かせるかを考えよう

自分の人生をより良くできるのは自分しかいません。

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嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

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