はてなブログを運営する株式会社はてなは、2021年7月に創業20周年を迎えました。
2021年7月15日(木)から2021年8月9日(月)まで、「はてなインターネット文学賞」として特別お題キャンペーンを実施しました。インターネットテキスト部門「わたしとインターネット」と日記部門「記憶に残っている、あの日」の2部門にわたり、投稿を募集。期間中に1,403件の投稿が集まりました! たくさんのご応募ありがとうございました。
週刊はてなブログ編集部による約1カ月の選考期間を経て、「インターネットらしさや、テキスト文化を感じるもの」「それぞれのブロガーさんの個性」などを総合的に判断し、厳正な選考を経て、最優秀賞1名と優秀賞2名、はてなブログ賞3名の計6名を選出。また、惜しくも受賞は逃したものの、編集部の中で注目を集めた記事も一挙ご紹介いたします!
それでは、いよいよ結果発表です!
受賞者の方々には、はてなへの登録メールアドレス宛に賞品の送付などに関する連絡メールをお送りいたしますので、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
最優秀賞
編集部が「インターネットらしさや、テキスト文化を感じるもの」と「書き手の個性」という双方の観点から最も印象に残った投稿を選びました。
最優秀賞には、賞品として「Amazonギフト券50,000円分 + はてなブログオリジナルグッズ(モレスキン はてなオリジナルデザイン、MiiR タンブラー はてなオリジナルデザイン、Tシャツ、ステッカー) 」を贈呈します。
◆ 「コートサイドの喝采」|受賞・& さん
選評まず、文章の構成が素晴らしいと感じました。単調になりそうなスポーツ描写をアツく書いていたり、集中力が高まったときにふと描写が第三者視点になったり、と随所に技術力を感じました。
また、力一杯青春を送っていた思い出の一ページを読み手に思い起こさせる熱量も感じられ、最優秀に相応しいと思い、選出しました。
優秀賞
編集部が「インターネットらしさや、テキスト文化を感じるもの」や「書き手の個性」が傑出していると感じた投稿を選びました。
優秀賞には、賞品として「Amazonギフト券30,000円分 + はてなブログオリジナルグッズ(モレスキン はてなオリジナルデザイン、MiiR タンブラー はてなオリジナルデザイン、Tシャツ、ステッカー) 」を贈呈します。
◆ 「俺とお前とインターネット」|受賞・動物豆知識bot さん
選評ゼロ年代インターネットの雰囲気が漂う作品です。インターネット抜きには成立しなかった書き手と友人の関係や、誰にでも起こり得たインターネットでの出会いが非常に印象的だと感じました。
まさにインターネットを通じてしか得られない体験、インターネットでしか読めないような文章で、今回の企画にふさわしいと思いました。
◆ 「何者でもない者の声」|受賞・クリスチ さん
選評はてなブログには趣味をつづった記事が多数ありますが、それを代表するような、好きなものへの愛情とご自身の思いのバランスの良い記事だと思いました。
不特定多数に向けているようで決まった誰かに向けて文章を書く経験はインターネット上で多くの人が体験しているのではないでしょうか? また、好きなものについて書くことの意義の1つが書き手の体験を伴って書かれていて、説得力があると感じました。
はてなブログ賞
編集部が「書き手の思いがしっかり書き残されている」と感じた投稿を選びました。
はてなブログ賞には、賞品として「Amazonギフト券10,000円分 + オリジナルグッズ(モレスキン はてなオリジナルデザイン、MiiR タンブラー はてなオリジナルデザイン、ステッカー) 」を贈呈します。
◆ 「自転車の上が永遠と思えた日」|受賞・森 淳(もりすなお)さん
選評著名人のリアルな生活をインターネットで垣間見れるようになった昨今、特別な他者に対する自分、そもそも特別というものはなんなのか、を真摯に描いていると感じました。
「今の私には、どんな日も、どんな人生も特別ではないように感じられる」は今を生きる多くの人が共感できそうなフレーズだと思いました。
◆ 「2021年2月3日」|受賞・夜明けのあんどん さん
選評お子さんが生まれる際の心情を等身大に描いていてじんわり心があたたかくなる投稿です。
また、文章から喜びと家族への愛情が溢れており、読んでいて、まるで自分もその場に立ち会っているような臨場感があり、ブログってこういうものだ! とあらためて実感させられました。
◆ 「伝説の文学賞『YahooJapan文学賞』へ挑戦したあの日」|受賞・memento-mori3 さん
選評はてなインターネット文学賞をきっかけに、過去のご自身の夢(「Yahoo! Japan文学賞」への入選)を思い出してくださったことをうれしく思います。
「見透かされた」ときの感じや「賞はもらっておきたい」など、小説執筆時、選考時の考えや心境が赤裸々に描かれていて面白いです。
またぜひ小説を再開してほしいです!
編集部注目の投稿
今回惜しくも受賞には至りませんでしたが編集部の中で話題になった記事をここにピックアップします!
- 海とやどかり(わたしとインターネット) - 今日もめくるめかない日
- ただ、書きたい - つれづれぶらぶら
- 声を忘れない日があった - いつも前のめり
- 初めてのコンサートから今日で20周年を迎えた、V6ファンの近況。 - ループ ザ ループ。
- 引きこもりをやめて初めてバスに乗ったときに出会ったおばあさんとの話(はてなインターネット文学賞) - ゆっくり人生
- 文章を書くことについて - ゆったりまったり雑記帳
- 届かない手紙 - あめゆきをとって
- 還るのはいつも約束の日 - うさぎパイナップル
- ゆで卵じいさんと氷水ばあさんと、来ないバス - バベルに問う
受賞者の方々には、はてなへの登録メールアドレス宛に賞品の送付などに関する連絡メールをお送りします。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました! 今後ともブログへの投稿をお待ちしております。