ブログ名ってどうやって決めたの? 人気ブロガー、らくからちゃ&かあいがもんの場合 - 週刊はてなブログ

ブログ名ってどうやって決めたの? 人気ブロガー、らくからちゃ&かあいがもんの場合

ブログを自己表現やブランディング、さらに個人のメディアとして利用するときに、大切なことはブログのコンセプトを明らかにすることです。どういった記事を書くのかにとどまらず、どんなブログ名(およびドメイン名)を付けて運営するのかということも、実はブログのコンセプトに深く関係してきます。

はてなブックマークの人気エントリーにも記事がいくつも入っているブログ「ゆとりずむ」のらくからちゃid:lacucaracha)さんと、「お父さんの日記」のかあいがもんid:otousan-diary)さん。お二人はブログのコンセプトをどのように考え、ブログ名やドメイン名にはその思いがどのように生きているのでしょうか?

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※この記事は、GMOインターネット株式会社提供によるPR記事です。

▼ブログを見返して、これから何を書いていくかを自問自答することで、改めてコンセプトが固まりました/らくからちゃさん

__ブログを始めた経緯を教えてください。

もともと自宅サーバーを立てたり、学生時代は大学のサイトを管理していたようなタイプで、はてなダイアリー*1でも2006年くらいからしばらくプライベートなWeb日記を書いていました。

2009年にはてなダイアリーを再開して、しばらくは月一の更新とか半年に一度といったゆっくりしたペースで書いていたのですが、もっと多くの人に読んでもらおうと2015年にはてなブログに移行して、現在まで続けています。

__移行してすぐ有料プラン(はてなブログPro)に加入されたようですが、それも関係ありますか?

そのころ、はてなダイアリーのポイントプログラム*2でたまたま1,000円くらい振り込まれたことがあって、もしかしたらそれまで書いてきたようなナレッジも 、ちゃんと整理すればたくさん読まれて、喜んでもらえて、ついでにお金にもなるかもしれないと思ったんです。

らくからちゃid:lacucaracha)さん*3/金融、時事、会計等に関する記事を執筆。はてなブックマークで1000usersを超える記事が10本を超えるなど、データを基にした鋭い考察と丁寧で分かりやすい解説に定評がある。はてなダイアリー「ゆとりずむ」を2009年10月に開設。2015年2月にブログ移行し、2016年2月から独自ドメインyutorism.jpで運用中。5,000人近い読者を獲得している*4

__最初は更新頻度も高くなかったとのことですが、転機となったのは?

ブログ移行して3カ月後に、シャープに関する「99%減資とは何か?」という記事を公開しました。この反響がものすごいことになって、はてなブックマーク数が1000users以上、リアルタイムアクセスも7,000PVを超えました。

__初めての大ヒット記事で何か変化はありましたか?

それまで一方的に書くだけだったのが、このときは多くの人からいろいろな反響をもらえて嬉しかったですね。双方向なメディアになれたと思いました。

特に、見知らぬ誰かから「まったく興味がなかったけど面白かった」と言ってもらえたことは、ブログを書き続けるにあたって大きなモチベーションになっています。きっかけはお金でしたが、いまはそれ以上のものが得られていることに大きな満足があります。

【参考リンク】シャープに関する記事の前後でどの程度のアクセス数があったか、それがブログ運営にどのように寄与したかを、らくからちゃさん自身が振り返ってエントリーにまとめています。興味のある方はあわせて参照してください。

はてなブログでの収入が10万円を超えたので色々とまとめてみるよ

また、2016年7月に公開した「ポケモンGO」の記事で100万PVを達成した際や、

トレンド記事のSEOについて100万PV超えしたので考えてみた

独自ドメインにした後にも、どのような効果があったのかを振り返りのエントリーでまとめています。

独自ドメインに変更したらどんな影響があるの?

__そして、ブログ移行してちょうど1年たって、独自ドメインを取得していますね。

ちょうどまわりの親しいブロガーさんも独自ドメインに移行していて、それに触発されて「せっかくだからちょっとやってみるか」と取得しました。

以前からlacucaracha.hatenablog.comというはてなブログのドメイン名は「長すぎるな」と思っていたことも要因の一つです。yutorism.jpになったことで、URLとブログタイトルをセットで覚えてもらえるようになりました。

__確かに「ゆとりずむ どっと じぇいぴー」だとシンプルで、人にも伝えやすいですね。

Twitterなどを見ていても、以前は記事に対する言及がほとんどだったのですが、それに加えて「ゆとりずむ」というブログそのものに対する言及も増えていると感じます。URLがシンプルになって印象に残るからでしょう。

__URLがシンプルだと、ツイートするときも「この記事、またあのブログだ」と気づきますよね。

ええ。「誰が運営しているのか?」「どんなサイトなのか?」を覚えてもらえるようになりました。覚えてもらえることによるブランディング効果は、ブロガーにとってとても重要です。

ツイートの例 Twitterカード内にドメイン名yutorism.jpが表示されている

__そういえば「ゆとりずむ」というブログ名もユニークですね。

僕はいわゆるゆとり世代なんです。ある意味自虐もあるのですが、いろいろと言われている世代でもこんなことを考えて、こんなことを書くんだということを伝えたかったということはあります。

__それでドメイン名もlacucaracha.comなどではなくyutorism.jpなんですね。

そうです。ただ、綴りをどうするかには悩みました。実は「ゆとりずむ」という言葉の「りずむ」は、主義の「-ism」と、音楽の「rhythm」のダブルミーニングなんです。アルファベット表記にするなら、どちらかを選ばないといけない。

そこで自分のブログを今一度見返して、これから何を書いていきたいのかを自問自答しました。その結果、これからも自分の考えを記していきたいというコンセプトが改めて固まり、「-ism」を採用したというわけです。

__独自ドメインを取得することで、ブログの方向性を見直すきっかけにもなったと。

そうですね。今は、それで正解だったと思います。

__TLD(トップレベルドメイン).jpを選んだ理由は?

当時「日本国内であればSEOに強い」という噂を耳にして選びました。会社でもないのにドットコム(.com)ではおかしいし、もともとがネットワーク事業者向けの.netにも違和感があったので。

__独自ドメインの取得と利用には、はてなブログProも含めてコストがかかりますが、それに見合うメリットはあると感じますか?

確かに取得と維持に多少のお金がかかりますけど、それ以外にはメリットしかありません。ブログの方向性も整理できるし、続けていく原動力にもなります。何よりSNSや検索から読みに来てくれる人が、記事単体ではなくブログ書き手として認知してくれる。このブランディング効果は計りしれません。

はてなブログは独自ドメインの設定がとても簡単なので、ある程度記事を書いてきたら、独自ドメインにすることを検討してみるのもよいかもしれませんね。

らくからちゃさんのブログ「ゆとりずむ」(www.yutorism.jp

__最後に、これからブログを始める方や、上手く継続できない人に、どのように記事を書いていけばよいのかアドバイスをいただけますか。

ブログの記事には、ツールの使い方など役に立つ情報を紹介するインフォメーション系と、ニュースや統計を基に自分の考えを書くオピニオン系の大きく2つがあると思います。

インフォメーション系では、自分が作業する中で「ここ分かりづらいな」「なんか違うな」と感じたところが記事になります。オピニオン系でもそれほど突飛な考え方は必要なく、他の人の意見を補足したり現場での実態を語ったりと少し違うところを広げるとよいでしょう。

既に世の中にある記事と同じ内容がダメとは思いませんが、それだけでは本人も読み手もつまらない。視野を広げる、視点をずらす、視座を変えることで「そうそう、こういう話が聞きたかったんだよ」となると思います。

自分が「困った」ことをまとめた記事が広く読まれて検索流入が増えたり、「いろんな人に使ってみてほしい!」と紹介した商品が爆発的に売れて紹介報酬が得られることもブログの醍醐味です。もちろん、ただお小遣いが稼げるだけではなく、たくさんの人に喜んでもらえるところに達成感があります。

__そういった達成感は重要ですね。ありがとうございました。

【参考】ブロガーにメリットをもたらす独自ドメイン

はてなブログのドメイン名はブログごとに異なっており、例えばこの「週刊はてなブログ」ならばblog.hatenablog.comです。はてなブログを開設する際に好みの名前を付けることができますが、次のような制約があります。

  1. blogにあたる部分(サブドメイン)しか決めることができない
  2. hatenablog.comの部分は、サービスで用意されたドメイン名しか選択できない
  3. 一度決めたら変更できない
  4. 長い(らくからちゃさんも「長すぎる」と思っていたと語っています)

しかし、独自ドメインを利用すれば、hatenablog.comの部分まで自分で決めることができ(最後尾の.comの部分はトップレベルドメイン(TLD)と呼ばれ、世界的に用意されているものから選択します)、よりシンプルな覚えやすいドメイン名を適用できます。

独自ドメインにはさまざまなメリットがあり、はてなブログでも多くのブログで利用されています。気になる方は次の記事も参照してください。

favicon独自ドメインではてなブログを運営しよう! ドメイン取得から設定までを徹底解説
onamae.comドメイン取るならお名前.com|ドメイン取得 最安値 1円!

▼俳優・河相我聞としてではなく、人間として、父親としてブログを綴りたかったのです/かあいがもんさん

かあいがもんid:otousan-diary)さん/俳優・河相我聞として知られる。ブログ「お父さんの日記」は、2013年7月にレンタルサーバーで開設し、2015年9月にはてなブログに移転。いわゆる芸能人ブログではなく、二児の父親としての日常を軽妙な筆致で執筆。本文にも登場する「築50年の家〜」の記事がヒットし、直後にotousan-diary.comを取得。はてなブログの読者も急上昇し、現在は2,300人を数える。

__2017年6月に書かれた「築50年の家(約10坪)をフルリフォームしたら幾らかかるか。」は大ヒットしました。

そうですね。あの記事まではそれほど読者も多くなかったのですが、あれで一気に見てくれる人が増えました。数日後には書籍化の話まで殺到しました。

__はてなブックマークのコメントなどを見ると、河相我聞さんだと知らずに読んで、後から気付いて驚いた人も多かったようです。

そうみたいですね。自分の名前もひらがなにしていますし、一見しただけでは気づきにくいかもしれません*5

__その点も、いわゆるファン向けの芸能人ブログと一線を画しているところだと思いますが、何か理由があるのでしょうか。

ブログ自体はラーメン屋をやっていた頃から書いていたのですが、それはいわゆる芸能人ブログでした。

その後、いろいろあって、自分はどうしていきたいのかと考えたのです。それで思ったのが、俳優はもう趣味のようなものにしたいということでした。

__趣味、ですか。

役者は基本的に仕事が来るのを待つ立場ですし、与えられた役を演じる仕事です。自分で何か作りたいという思いもありますが、それは俳優の仕事とはまた違う気がするのです。

それなら俳優という好きな仕事を、気持ちの中で趣味のようにしておき、ブログでは俳優ではない一人の人間、一人の河相我聞として何かやりたいと考えて立ち上げたのです。どこかで「俳優の自分」と「何かを作る自分」を分けて考えたい気持ちがあったのだと思います。

それで、芸能人ブログではなく、人間として、父親としての思いや考え、日常を綴るブログにしようと考えていました。名前をひらがなでかあいがもんとしたのも、それが理由です。

__一人の人間としての表現の場としてブログを選ばれたのは?

今は何があるか分からない時代です。芸能人には事務所が作った公式ページなどもありますが、仮に事務所をやめてしまうと消えてしまいますよね。どんなに読者が多くても、消えてしまったらどうにもなりません。しかも、それは自分でコントロールできないのです。

僕自身、テレビに出ると注目はしていただけるのですが、それは自分の力ではないという思いがずっとありました。自分の力で人を集めて、自分自身で管理して、誰にもコントロールされず発信できる場所が欲しかったのです。

ブログを選んだのはもう一つ、海外からでも簡単にアクセスできるからという理由もあります。もちろん、今は小さいブログですが、少なくとも世界に広がる可能性がある。言語はローカライズすればいいし、もしかしたら日本語のまま読んでもらえるかもしれない。俳優の仕事はなかなかそうはいかないですから。

かあいがもんさんのブログ「お父さんの日記」(www.otousan-diary.com

__個人として始められたということは、ブログの開設作業などもご自身で?

もちろんです。僕は何でも自分でやりたいし、分からないことを分からないままにしたくないという性分なんです。

ですから外注するのではなく自分で本を読んで始めようとしました。最初はレンタルサーバーも調べてWordPressで立ち上げたのですが、プラグインが動かないなどのトラブルがあって、うまくいかなくなったのです。

__それで、はてなブログを開設されたのですね。

どうしたものかと思っていたのですが、そのころ読んでて面白かったブログがぜんぶはてなブログだったこともあって、移転しました。

【参考リンク】かあいがもんさんは、はてなブログを開設された経緯も自身で記事にしています。興味がある方は次のエントリーを参照してください*6

favicon僕がア◯ブロではなく、はてなブログに引っ越した理由 - かあいがもん「お父さんの日記」

__はてなブログに移転してみてどうでしたか?

編集画面も使いやすいし、「読者になる」のシステムも気に入っています。ブログを読むためにわざわざはてなアカウントを取って登録してくれる人は、希薄ではない貴重なファンだと思います。

__はてなブックマークで厳しいコメントがつくこともありますが。

それも含めて楽しんでいます。僕の経験上、仕事で「よかったよ〜」と褒められたときほど、次の仕事がこないんです(笑)。うわべの褒め言葉ではなく、辛辣(しんらつ)なコメントの向こうにその人の本音が見え隠れしていて、そこに人間らしさがあると思いますね。

__リフォームの記事がヒットした直後に独自ドメインを設定されていますね。

記事がヒットしたことで、自分がブログでやってきた方向性は間違っていないという確信が持てました。このブログを自分の表現の場として、きちんとやっていこうという気持ちが強くなったことがありますね。

__ドメイン名もkaaigamon.comではなく、otousan-diary.comなのですね。

それもブログ開設と同じ理由ですね。俳優・河相我聞ではなく、個人としてやっていくというスタンスからです。

__ブログを続ける理由はなんでしょう?

先ほども話したように、個人が影響力を持つことができるのが、今の時代だと思うんです。企業と個人の力関係も変わりつつありますよね。今や企業が個人のインフルエンサーに仕事を依頼することも珍しくありません。特にクリエイティブな職種はブログやSNSで人を集められる力を持つことがとても重要になっています。

今後を見据えると、個人としての発信力・影響力を持ちたいと考えました。

__独自ドメインを設定するには、はてなブログの有料プラン(はてなブログPro)のお金もかかりますが、そこは気になりませんでしたか?

僕は無料って好きではないんです。ですからはてなブログを作った後も、すぐに有料プランに入りました。何でもそうですが、サービスを受けるなら対価を払うという考え方なので、ドメイン名の取得にも抵抗はありませんでした。

__それだけの対価を払うメリットはどこにあるのでしょう?

やはり自分で決めたドメイン名になったことで、自分が求めていた「俳優・河相我聞ではなく一人の人間として表現できる場所」なんだと確信が持てましたね。多少お金はかかりますが、長い目で見れば自分で決めた名前でブログを運営するのはいいことだと思います。

__名前が場所になるのですね。どうもありがとうございました。

▼まとめ ブログを運営するときに効いてくるドメイン名のメリット

らくからちゃさん、かあいがもんさん、お二人の個性的なブロガーに、ブログ運営やブログの名前に込めた思い、独自ドメインのメリットについて話を伺いました。

ブログの内容やこれまでの歩みは異なりますが、自己表現あるいは個人メディアとしてブログを運用する上で大切なこととして、お二人のお話は次のようにまとめられるでしょう。

1. ブログのコンセプトを明らかに
最初から「人間として、父親として」と決めていた、かあいがもんさん。改めて自問自答したという、らくからちゃさん。少し違いはありますが、ブログのコンセプトを明らかにして、それに沿った記事を書き続けていくことで、それぞれ自分のブログとしての立ち位置を確立しています。
2. コンセプトに合ったブログ名を付ける
ブログのブランディングを考えるときに、ブログ名はかなり大切です。らくからちゃさんは、自分が書いてきたことから、ゆとり世代のオピニオン(ゆとりずむ)という意味深いブログ名を選んでいます。かあいがもんさんは、既にある俳優・河相我聞ではなく、新しく「お父さんの日記」としてブランディングしています。対照的ですが、ブログ名にコンセプトを反映する点は一致しています。
3. コンセプト=ブログ名に合った独自ドメインを選ぶ
らくからちゃさんが「ゆとりずむ」の「りずむ」に「-ism」を選ぶ話に象徴されるように、ドメイン名にはブログのコンセプトを補完して強化する働きがあります。ブラウザのアドレスバーやSNSのリンクシェアなど多くの場所で目にされるドメイン名だからこそ、ブログのコンセプトがすぐに伝わる名前であることが大切です。

ここで、ブログのコンセプトに合った独自ドメインを付けるメリットについてもう少し細かく見ていきましょう。

・シンプルで分かりやすい
ブログサービスによって提供されるドメイン名よりもシンプルになり、SNSにシェアされたときにも他のブログと区別が付きやすく、ブログの集客に寄与することも期待できます。
・ブログ名とブロガーをセットで覚えてもらえる
ブログが区別しやすくなることから、記事単体ではなくブログと書き手がセットで認識されるようになり、ブランディングに大きく役立ちます。
自分の場所としての意識を強く持つことができる
ドメイン名を決めることで、かあいがもんさんは「自分が求めていた場所だと確信が持てた」と語っています。らくからちゃさんもそれが「続けていく原動力になる」と語っているように、ブロガー自身の気持ちの面でもプラスになることが分かります。

ブログで書きたいこととブログ名(およびドメイン名)が一致していることは、まさに「名は体を表す」という言葉があるように、ブログにとって一つの理想形といえるのではないでしょうか。

ブロガーの皆さんも、ぜひはてなブログで独自ドメインの取得を検討してみてください。

※ ドメイン取得時に「-(ハイフン)」以外の記号は使用できません。
※ 「-(ハイフン)」は、最初の文字と最後の文字、3文字目4文字目には使えません。

多くのはてなブロガーが選択しているドメインの種類や、詳細な設定方法はこちらの記事でお読みいただけます。

【参考】はてなブログProと独自ドメイン はてなブログでは、独自ドメインを利用するにあたってはてなブログProという有料プランに加入する必要があります。 はてなブログPro(有料プラン) - はてなブログ ヘルプ かあいがもんさんのようにサービスには対価を払うというポリシーがあったり、らくからちゃさんのようにアフィリエイト報酬の見込みが立つならば、初めから有料プランの選択も検討できます。実際に、初めてブログを始める際にも独自ドメインのメリットを意識して、最初から有料プランに加入する方もいます。 一方で、まずは無料で開設し、時機を見て有料にしたり独自ドメインにしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。 そこで、どの程度の月間PVがあれば、どの程度のブログが有料プランに加入したり独自ドメインを設定しているか。つまり、自分のブログにそれだけ投資してもいいのではないかと思えるのはいつかを、実際のはてなブログで調べてみました。 次の表は、PVレンジごとに算出したはてなブログPro加入率と独自ドメイン設定率です(2018年2月度のGoogleアナリティクスによる調査。はてなブログMediaを除く)
月間PVレンジ Pro加入率 独自ドメイン率
5,000〜1万PV 40% 24%
1〜2万PV 50% 38%
2〜5万PV 66% 36%
5〜10万PV 78% 52%
10万PV以上 86% 55%
月間で10万PV以上あっても有料プランに加入してないブログが1割以上いる一方で、月間で1万PVあれば4割近いブログが独自ドメインを設定していることがうかがえます。 ブログごとにさまざまな目的があり、こういった数字で一概に決められるものではありませんが、ブログの成長を考えるひとつの目安として参考にしてください。

【修正履歴】※記事公開時、「【参考】はてなブログProと独自ドメイン」中の表の月間PVレンジに表記ミスがありました。修正いたしました(2018年3月30日 15:00)。

[PR] 企画・制作:はてな
取材・写真:山田井ユウキ
構成:はてな編集部

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*1:はてなブログの前身となるWeb日記サービス。2003年3月に正式サービス開始。2017年7月に新規開設を停止したが、運営はhttp://d.hatena.ne.jp/で継続している。

*2:はてなによる広告のアフィリエイト収入をユーザーとレベニューシェアするプログラム。現在は終了。

*3:素顔を公開されていないため、写真はブログやTwitterで利用しているアイコンを重ねたもの。

*4:はてなブログには、お気に入りのブログが更新されたらすぐに分かるよう「読者になる」機能がある。数千人の読者を獲得している個人ブログはそれほどない。

*5:現在はブログ名にも「かあいがもん」と入れているが、当時は単なる「お父さんの日記」だったため、ただ「面白い記事」としてシェアされることもよく見られた。

*6:なお、その後「お父さんの日記」とは別に、河相我聞オフィシャルブログ「聞いてくれ、もうガモンできない。」Powered by Ameba(https://ameblo.jp/kaaigamon/)も2017年8月に開設している。