頼れる“相棒”? 競う“ライバル”?
こちらは9月第1週のはてなブログランキングにも掲載された、id:hirokiky さんのエントリー。AIが生成したイラストと著作権について、AIエンジニアの目線から書かれた記事です。
「Stable Diffusion」「Midjourney」「DALL·E 2」などの画像生成AIに、文章の続きを自動で生成する「AIのべりすと」など、2020年以降、AI技術の進歩とそれを活用したサービスが立て続けに発表されてきています。
「AIと創作」あるいは「AIと人間」の関係性が特に注目を浴びている近年。科学の進歩にワクワクさせられる一方で、同時に生じるさまざまな問題もまた議論を生んでいます。これから先、どんな未来がわれわれを待っているのでしょう?
はてなブログにも、AIによる自動生成サービスを使ってみたエントリーや、人間とAIの関わりについて考えるエントリーが多く寄せられています。その中から、いくつかの記事をピックアップしてご紹介します。
- 試してみると面白い
- AIが書く感想文
- Midjourney でTシャツを作る
- 時代の変わり目、期待と不安
- AIに「負けない」ように
- AIと「向き合う」ために
- はてなブログで話題になっているモノ・ヒト・コトを募集しています
- 今回紹介したブログ
試してみると面白い
いやー、文章書いたらその通り絵が出てくるって、実際試したらかなり中毒性ありますね。
MidjourneyでAIクリエイター入門 - karaage. [からあげ]
「ふん、AIに絵を描かせて一体何が楽しいんだか!」と斜に構えていながらも、一度使ってみたところすっかり「Midjourney」にハマってしまったという からあげ(id:karaage)さん。その使い方を、実用例を中心に紹介しています。ブログのアイキャッチにも活用しているそうです。
AIが書く感想文
AIから誘い水がくるので、それに応じて書いていくから、敷居が高くない感じがします。
「AIのべりすとα2.0」を試す。 - 久恒啓一のブログ「今日も生涯の一日なり」
k-hisatune.hatenablog.com
参加した展示会「描く人 谷口ジロー展」のメモを「AIのべりすと」に書いてもらったという、久恒啓一(id:k-hisatune)さんのエントリー。数行ごとにAIと交代で書いていく形式だそう。ぱっと見では自然な文章のように感じるから驚きです。AIがブログを書く、そんな時代が到来しているのかも?
Midjourney でTシャツを作る
うどんのほうは椀から爆発しているようなイメージを持っていたが随分違ったし、ネコのほうもリアル路線のような気がしていたが、かなり味のあるやつが返ってきた。
midjourneyでSuzuriにTシャツを作っていく雑感 - ミネムラ珈琲ブログ
「変なプリントTシャツの収集癖」があるという ミネムラコーヒー(id:minemuracoffee)さん。「Midjourney」を活用して理想のTシャツを追い求め続けたところ、「詠唱」のコツを掴んできたそうです。なお、画像生成のために単語を指定する工程は、ユーザーの間でしばしば「呪文を詠唱する」と表現されます。AIと魔法、言い得て妙……なのかもしれません。
www.minemura-coffee.com
時代の変わり目、期待と不安
単語それぞれの威力を知るのが楽しいというのもある。例えば luxuary japanese style とやると屏風・金の背景の壁・赤い絨毯がでてきてTHEお座敷スタイルが爆誕して笑ってしまう。
なぜMidjourneyなどのAI画像生成を楽しんでいるのか - かやのみ日記帳
「Midjourney」の有料プランに加入し、画像生成に熱中しているという かやのみちゃ(id:kayanomi)さん。その楽しさは3Dプリンターに通ずるものがあるといいます。また、単に楽しむだけでなく、VRなどの「新技術」と対比しながら、AIが社会に与える影響についての考察もしています。この先AIと人間はどうなっていくのか? そんな期待と不安をつづるエントリーです。
kayanomi.hatenablog.com
AIに「負けない」ように
「ちげーよ。物語の冒頭はキャッチーな絵で読者の心を掴んでいくんだよ」と、AIが手本を示してくれているような気がして
イラスト自動生成AIが描く漫画の未来について - 箱庭的ノスタルジー
「Midjourney」が描いた絵だけで漫画を作ったツイートをきっかけに、クリエイターの立場からAIと人間の将来について考える あべかける(id:pochi-kohchou)さんのエントリー。AIが人間の創作を助けてくれるであろうこと、同時に人間もAIに負けないようにイメージを鍛える必要があることを述べています。
pochitto.hatenablog.com
AIと「向き合う」ために
でもやっぱり、悲しいことも多い。誰もがかわいい絵を簡単に作れるようになったらぼくは嬉しいけれど(このブログのアイコンも自動生成だし)、努力した人の特権のようなものが無くなるようで寂しい。
創作の世界におけるAIの台頭に我々はどう向き合うべきか? - をれをずブログ
「AIが進出しやすい分野で、AIは何ができるのか、我々はどう付き合っていくべきか」を考える をれを(id:worewo)さん。技術の進歩がもたらす社会への利益と、それに伴う個人の素直な気持ちをつづりながら、このエントリーを「人間讃歌」と位置付けています。
worewo.hatenablog.com
棋界の多くの記録を塗り替え注目を浴びている藤井聡太さんをはじめ、今や多くの棋士が将棋AIソフトを練習に活用していると言われています。かつては棋士と競う立場だったAIも、今では棋士と共に歩む存在になりました。同じように、AIと人間の関係はこれから先もどんどん変わっていくのかもしれませんね。
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北白かわ
暇さえあればインターネットをしています。散歩に繰り出しては道に迷って帰れなくなる習性あり。人柄のにじみ出るような文章が好きです。