(第25話)わんだふるぷりきゅあ!「夏だ! 海だ! 宿題だ!」感想 - 穴にハマったアリスたち

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(第25話)わんだふるぷりきゅあ!「夏だ! 海だ! 宿題だ!」感想

2024年07月27日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第25話)わんだふるぷりきゅあ!「夏だ! 海だ! 宿題だ!」感想

夏休みです。宿題です。賢明なるわんぷりさんは、夏休み突入早々にお勉強会を行い、自由課題にまで着手なされました。
犬や猫を抱えてるから、早めにやらないと終わらない。

自由課題のテーマはウミガメ。よし、悟くんを呼ぼう!そして水着に着替えよう!

…端的にいって、こんなムーブされたら勘違いするなという方が酷では。

犬飼さんも動物に詳しい方です。いや「詳しい」とは明言されてなかった気もしますが、動物好きの方です。
調べようと思えば本でもネットでも幾らでも調べられる。そもそもそれが自由課題の狙いですし。

しかしながら犬飼さん、即座に兎山くんを呼びだした。そして目の前で脱衣し、水着を見せつけた。何を…考えてるんだ…。

これはもう私の好みに基づく勝手な願望なのですが、「犬飼さんは兎山くんのことが好き」説を言い張りたい。
というか、そうとでも考えないと言動や描写の説明がつかない。

・「同じクラスになれたらいいね」や、山登り・海水浴に誘う等々、アニメ的鈍感&天然設定を横に置くなら、意中の男子にアタックしているようにしか見えない

・彼女自身も動物が好きで詳しいと思われるのに、しきりに兎山くんに頼っている。

・内心が不自然なまでに描写されていない。

・今回の目的はウミガメの観察なのに、クライマックスの産卵では雑談にかまけている。本命は別なのでは?

・こむぎの悩みだった「犬だから置いて行かれる」の先、「人化しても置いて行かれる(デートならお留守番)」はテーマ的に意味がありそう?

・「あなたの声を聞かせて」は告白待ちともとれる。ガルガルとの戦闘がそうであるように、積極的に自分から距離を詰めて「聞かせて?」をぶち込むのが犬飼さんの恋愛戦術なのかもしれない。

上記は「根拠」というより「そのままだと不自然だから何かあるのでは」といった感じなのですが、とにもかくにも何かは期待したい。

歴代のプリキュア娘は割とアグレッシブです。
速攻で告白にまで暴走した花咲さんを筆頭に、仲間内で作戦立てて臨んだ宇佐美さんとか。どちらも身内に裏切られてますけど。

下手に口をはさむと超絶地雷が炸裂する美墨さんとか。オトナプリキュアのせいでセンシティブになった日向さんとか。
回答保留の桃園さんとか。観劇者騒然の夢原さんの接吻とか。
イノセントな愛乃さんとか、玉砕を知りつつも覚悟を決めた輝木さんとか。はるはるは…軽々しく恋愛に紐づけるのは躊躇われるな。

振り返ってみると錚々たる経歴なので、犬飼さんも気合の一撃を決めて欲しい。

【蛇足】
ふと思ったことを書いてみる。

フレンディさんは現状、戦闘で役割がない。
動物の特性を指摘して作戦立案指揮をする知性担当で良さそうなのに、その役は兎山くんが担ってる。
兎山くんに役割を持たせるために、割を食っている…とも見えるのですが、逆に「フレンディに知性担当をさせられないので、兎山くんがいる」なのかもしれない。

プリキュアの原点は「女の子だって暴れたい」です。「女の子は大人しい。男の子は手がかかる」の偏見へのカウンターで、女の子だって『いい子』ばかりではなく、外で跳ね回って遊ぶのが好き。
このキャッチコピーの制約で、「大人しい」知性担当の女子プリキュアを作れないのかもしれない。

もちろん今までも、大人しい性格の知性派や防御担当の後衛プリキュアはいますが、わんぷりさんは戦闘を抑制している。
派手な戦闘+知性担当ならまだしも、戦闘が控えめ+知性担当のコンボだとマズいのかもしれない。いかにも「大人しくて優しい女の子が、動物さんを助けている」みたいに見えかねない。

フレンディは一応は主役ではなく脇役プリキュアですが、設定上そうなってるだけで、従来なら主人公のポジションです。
さすがにこのまま役割なしで終わるとは思いたくないので、何か仕掛けを仕込まれてると期待したいです。
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