ムジナ - のすたる爺や

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文明の果てなる地からのメッセージ

ムジナ

2023年11月14日 | 日記・エッセイ・コラム

 晴れ空で火が差しているときはぽかぽかしてましたが、山影に日が陰ったとたん急激に寒さを感じる一日でした。

 ラオウとパチスロ北斗の拳を通じて一進一退の攻防を続けているタダシちゃんは指の関節に痛みを感じるようです。スロットルのボタン押すのでダメージがたまってきたんでしょう。

 パチンコ屋に行ったことはないけれど、私の右肩に痛みが走って持ち上がらない。寒さでなおさらきつくなりました。四十肩で若返ったのはいいけれど、三十代にまで若返ると大変なことになる。年齢相応の肩でよい気もするけど、四十肩と言われるとなんかうれしい。

 巷ではあちこちにクマが出没して問題になっていますが、こちらではムジナがひき逃げされていました。ハクビシンですね。え?ちょっと天然ボケの色っぽいおねえちゃん?それはハクチ美人でしょ!

 ハクビシンは懸賞金付きのお尋ね者なので役場にもっていくと報奨金が出ます。おとっつあんは「これで久々にマグロの刺身を買います。」と、報奨金に期待しているみたい。

 こちらではアナグマもタヌキもキツネの果てまで肉食の小型獣をムジナと呼んでいますが、畑で悪さするろくでなしです。

 おとっつぁんが福島にいたとき、丑の刻参りの現場を見てしまったそうです。中学生の時で、友人の家に遊びに行っていて夜遅くに帰路の途中で、神社の前を通ったらなんか音がする。不思議に思って境内に入ったら頭に長い蝋燭二本しばりつけた中年のおじさんが藁人形を打ち付けていた。そして、おとっつあんに気が付くと、「見たなぁ~」と追いかけてきて、人生最速のスピードで走って逃げたそうです。

 あれって、作業中を見られると霊験がなくなってしまうと言われていますが、呪いのおじさんの希望をつぶしちゃったんですね。地元の人たちは昔から「ムジナ森」と呼んでいる不気味な森だそうで、おとっつあん的には「ムジナ」という呼び方は物の怪に感じるのだそうです。

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