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紅葉まではもう少し…栂尾「高山寺」で開催された「茶話会」へ。

2023-10-28 | 体験

「久しぶりに来ちゃった~」と、ミモロがいるのは、京都の北、栂尾の「高山寺」です。


京都の町中から、約30分、車で周山街道を進む、山間にあるお寺です。
「高山寺」は、桓武天皇のお父様の光仁天皇の勅願で宝亀5年(774)に創建。平安末期から鎌倉初期には、「神護寺」の別院に。9歳から「神護寺」の稚児僧をして修行していた明恵上人が、後鳥羽上皇から、この寺を「高山寺」の名と共に賜って再興。華厳宗の根本道場となりました。

天文16年(1547)に兵火っで焼失。寛永11年(1634)に「仁和寺」の御堂を移築し、金堂を再建。昭和41年(1966)まで真言宗御室派の別格本山となっていました。現在は、単立寺院に。

国宝である「石水院」は、寺院の中心的建物。明恵上人時代の唯一の遺構です。
その中を奥へと進みます。


「お庭も風情があるね~」と時々立ち止まり、景色を眺めるミモロです。


この日、ミモロが「高山寺」を訪れたのは、以前も参加したことがある「京都百人一首・かるた研究会」が主催する「懇話と茶菓会」に参加するため。

第36回となる今回のテーマは、「後鳥羽院と栂尾山高山寺」で、中興の祖である明恵上人は、和歌などを好み、当時の多くの文化人との交流も深く、さらに多くの人々の崇敬も厚かったのです。

多くの短歌を残した明恵上人。藤原定家が選んだ「新勅撰和歌集」には、5首を選んでいるそうです。
さて、「高山寺」とゆかりの深い後鳥羽院。
「小倉百人一首の99番目の歌が、後鳥羽院のもの。人も惜し 人も恨めし味気なく 世を思ふ故に 物思ふ身は と詠んでいます。「承久の乱」で隠岐に流された後鳥羽院。その思いが伝わります」と。
研究会の代表の河田久章先生。


続いて、「高山寺」の田村執事長のお話に参加者は、聞き入ります。

国宝である建物の見事さ、有名な「鳥獣戯画絵巻」、仏師湛慶作と言われる「仔犬」などなど、このお寺に伝わる貴重な寺宝に関してお話しくださいました。

興味深いお話の後、ミモロのお楽しみのお茶とお菓子の時間に…

この日のお菓子は、特製の「栂の月」。

また日本における「茶」の発祥の地と言われる「高山寺」。そこで味わうお茶「なんか特別な感じがするね~」とミモロ。

「高山寺」のある栂尾は、秋は紅葉の名所。


秋が深まると、山は、錦の紅葉に染まります。「でも…今年はまだ…もう少しかな?」


お茶とお菓子を頂いたミモロ…「境内の中、お散歩しようよ~」と。

では、そう致しましょう…。

*「高山寺」の詳しい情報はホームページで

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