翼がある物ならバットウィングから手羽先まで。脚がある物ならロボットからチャンネーまで。ストライクゾーンは無限大。
趣味人(シュミット)のプラジェクトX
完成!MH-60L 空飛ぶ戦車
ようこそ !
趣味人(シュミット)の
プラジェクトX(ばってん)へ!
完成間近になると、作業台周りにデザインナイフが!ピンセットが!マステが!塗料が!
筆が!マテリアルが!タンブラーが?酒が?、折り重なってわやくちゃになってしまう。
今回はいつにも増して凄まじかった。←やった本人が感心するな
ツール類を個別のホームベースに戻して、メインの作業スペースは何とか見られるくらいには片付いた。と言うことは塗装ブースは………出しっ放しの塗料瓶が山積み(°▽°)
組み立て説明書を1ページ目からおさらい。
とにかく再現度重視で細分化されパーツが多く、付け忘れのチェック。あちゃーなコクピット内に1個あるバッテン!(言わんと分からん)←言うてもうたがな
速度重視の航空機は空気抵抗にかかわる引き算のデザインで成り立つが、この特殊作戦機に改造された回転翼機は強襲/武装重視の足し算のデザイン。これはAFV:戦闘車両に通づるものがある。
AFVスタンダードの1/35スケールモデルとして開発されたこのキットを、まさしくAFVモデル並みのウェザリングで仕上げた。
機械と人間の融合した“人馬一体感”を演出するにも、機体がピカピカでは興ざめである。
VERLINDEN PUBLICATIONS
LOCK ON N°13 AH-64A APACHEより引用
屋外で洗浄液をぶっかけてクリンナップする
上半身裸のおっさん。パンツは履いているだろな。
この洗い流したあとに残る液垂れと、オイル染み。コーナーや溝に残る砂塵そのものを、GSIクレオスのMr.ウェザリングカラー[サンディウォッシュ]の濃淡、拭き残し、重力を意識した拭き取りで表現してみた。
従来の航空機のウェザリングとしてはキツめに施しているが、AFV感覚で捉えるならこの程度に仕上げても大人しいものだろう。
賛否両論あるだろうが、生死を賭した過酷な任務に就く兵士、機材の緊張感を大胆に表現した。
昔観たスクープ映像。中東で墜落したアメリカの攻撃ヘリコプターに現地人が群をなして押し寄せ、無抵抗の兵士を引き摺り出して裸にした上、猿ぐつわを噛ませ後手に縛り上げ、足首に太い針金を何重も巻き付けてロープを掛け、街中を車で引き回して晒し者にする。関節の骨は飛び出し腸を引きずり、復讐心に満ちた群衆は血だるまの米兵を罵倒し、興奮の奇声を上げる。何百時間、何万ドルを費やして磨き上げられた有能な兵士であっても、ジュネーブ条約を批准していないエリアでは捕虜となる権利は失われ、仲間を殺した悪魔としか見なされない。敵対する国家に属するというだけで、あらゆる憎悪の念をぶつける戦争がもたらす狂気。これほどまでに人間は惨忍になれるものか…
プラジェクトX(ばって〜ん♡)
以前も書いたが、この“H-60”シリーズを1/35で3部作揃える予定。
① フィギュアを乗せたスタンドモデル
② 機体全面を凸リベットで再現するもの
③ アクセスパネルを開けて、エンジン他内部構造を再現するもの
KPMS2023に①の拙作が間に合った。
後の2つは、毎年のクラブテーマ製作や箸休め的なキットの合間をみて作っていくというアバウトな「そのうちに」ってところですか。
パーツ切り出しが終わっている[タルヘ]が待っている。
残る2つはメーカーが違うので、細部仕上げの参考に完成画像をたっぷり撮った。作品展への搬入/搬出で梱包をがっちりするので、細部確認のためだけに開梱はなるべくやらない。作業スペースも限られているので、事故防止にも実物を横に作業するリスクは避けたい。
プラジェクトX(ばって〜ん♡)
お待たせしました。
個人的に次回作品に欲しい部分のアップや、同じようなアングルの画像もありますが、お付き合いください。
ではどうぞ!!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
ウクライナ
に勝利を!
今日もご覧頂き
ありがとうございました。m(_ _)m
今回は この辺で
ごきげんよう (^o^)/
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コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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お見事、展示会に間に合いましたね。
超絶の完成度、リアルさで、どの写真も映画のスチール写真と言われても判らないです。
モノクロ写真なんかまるで記録映像です。
機体の汚しはちゃんと気流の流れを表現されていますし、場所によって汚れの色合いや度合いも違いがあって、本当に凄いです。
何よりも驚きなのはフィギュアです。
1/35ですからそれ程大きくはないのに、顔の皺、ヒゲ、ゴーグルの反射まで表現されていますし、一人一人の個性も表現されていて驚きです。
ポージングも機体や小物と完璧に整合しているのも驚異的です。
展示台の銘板もいつもながらカッコイイです。
3部作の完成も楽しみにしています。
展示会の目玉になる事間違いなしです。
こんにちは。勿体無いほどのコメント、ありがとうございます。
単色の機体の魅力を引き出すウェザリングは私にとっては欠かせないものです。
四半世紀近い過去作品にもウェザリング、エイジングを施した拙作が、やり過ぎと評価されたことがあり、思うツボにハマってくれた!と喜びました。今ではどうでしょう。汚し専用の塗料、教本が花盛りです。機体によって、またコンセプトの立て方によってはウェザリングが邪魔になる物もありますが、ライブ感を演出する、その技法を探究することにやぶさかではありません。
今回は素晴らしい彫刻のフィギュアを合わせる事で機体の魅力を引き出せたと思います。
やっと昨夜完成させることができ、週末から始まる作品展には、スケビの作例に取り上げられた渡辺氏の大作と並べられる事が叶えられました。
ありがとうございました。