便名 : 便名なし
日付 : 2022/10/xx
区間 : 横浜駅東口(18:20)→袖ヶ浦バスターミナル(18:59)
所要時間 : 00:39
乗車クラス : 普通席(座席定員制)
運賃 : 1,450円(交通系ICカード決済)
運行 : 京浜急行バス
神奈川方面で用事を済ませて次の目的地へ移動する。目的地は木更津で、JRで向かえば2時間近くを要するが、東京湾アクアラインでショートカットすれば横浜から東京へ向かうのとほぼ同じくらいの所要時間で到達できる。
(運行事業者公式サイトはこちら)
バスは「横浜駅東口」から出発するのだが、このバス停は駅前にはなく場所が少しわかりづらい。横浜駅からバス停に向かう場合、まずは地下街「PORTA」へ向かう。
駅コンコースから「PORTA」へはエスカレーターで一段降りるのだが、この壁面には横浜シティエアターミナル(YCAT)から羽田空港へ向かうバスの所要時間が表示されている。京急の急行(旧エアポート急行)と所要時間はほぼ互角だが、バスは直接出発階にアクセスできる点に強みがある。
個人的にあまり横浜駅から高速バスに乗車したことがなく正しく理解していなかったのだが、どうやらYCATと横浜駅東口バスターミナルは別の施設で入口は別の場所にある。ただ、同じロータリーに位置していて、どこのビルの下にあるかの違いといった感じ。
PORTAの柱には各々への道案内が表示されているが、「東口バスターミナル」への矢印は右斜め前方向で少し分かりづらく、私自身はどこが正しい経路かを一度では見つけられなかった。
その結果、誤って進んでしまったのがこちらのエスカレーター。「YCAT」へはこちらが最短経路だが、横浜駅東口バスターミナルへは到達はできるものの遠回りになる。出発時間が迫ってきてしまったから正しいルートを辿ることができず、残念なことに今になってなお正規のルートは把握できていない。
参考までに、間違って辿り着いたYCATがこちら。YCATと東口バスターミナルは乗り場のフロアで連絡していない上、他方の乗り場から出発するバスの情報は特に表示されていない。両施設間の移動には数分を要するため、横浜駅東口バスターミナルから出発するバスをYCATで待つようなことがないように注意が必要。
(YCATについての詳細はこちら)
YCATのバス乗り場はこんな雰囲気。それにしても、YCATと横浜駅東口バスターミナルは別々の施設で、双方から高速バスが発着しているというのがややこしい。ちなみに先日別の機会で乗車した「三島羽田シャトル」はYCATの方に立ち寄っていた。
(「三島羽田シャトル」についてはこちら)
前述の通り間違ってYCAT方面へ向かうエスカレーターを上ってしまったから、左へ左へ進んでいくと、およそバスターミナルがあるとは思えない雰囲気の一角に辿り着くが、ここが東口バスターミナルのバス乗り場の入口。
今回乗車する路線は記載がないから全てがまとまっている訳でもなさそうだが、ざっくり行き先•会社別の乗り場を記載した看板が掲出されている。ただ、同じバス会社でも路線によっては別のターミナルになっていて、これが難解さを倍増させている。
ちなみにこの看板、どういう訳かYCATの方は東扇島や八景島といった近距離路線まで記載されている一方、横浜駅東口の方は全路線載っていない。それに気づかず、出発時刻が迫ってきたにも関わらず乗り場が見つけられずに少し混乱した。
前述の乗り場案内には記載がなかったが、その奥に設置されている「時刻表」には路線の記載があった。この看板によると、バスは18番バス乗り場からの出発。
さらに奥の方へ進み、バス乗り場Cの階段を上がる。東京ディズニーリゾート行きの高速バスなんかはYCATから出発していそうなものだが、こちらも横浜駅東口バスターミナルからの出発。
少なからず迷ったこともあり、ようやくバス停に辿り着いた時にはバスは既に停車していて、乗客もあらかた乗り込んだ後。正座席はほとんど満席で、補助席を引き出して着席した。ここしばらくはどの路線も空いていたから、補助席に座るのは久しぶり。
路線は京浜急行バス•日東交通•小湊鐵道の3社共同運行で、この便は京浜急行バスの運行便。運賃の支払には交通系ICカードが利用可能。
バスは出発すると、ターミナル出口にある最初の交差点が首都高速神奈川1号横羽線の横浜駅東口出入口に直結していて、そのまま首都高速に入った。その後石川町ジャンクション、本牧ジャンクションと経由して湾岸線を都心方向へ。
羽田空港の手前、川崎浮島ジャンクションからは東京湾アクアラインに移り、対岸まで走った末に木更津金田インターチェンジで一般道に下りた。ちなみに今回降車する袖ヶ浦バスターミナルの前に木更津金田バスターミナルに立ち寄る便もあるらしい。
この日のアクアラインは渋滞もなく、袖ヶ浦バスターミナルには定刻通り18:59に到着。この日は渋谷線の乗車バス停兼降車場の0番バス停に到着した。同バス停からは東京、品川、渋谷、川崎、横浜と羽田空港までの路線が開設されていて、一般的な郊外の駅、何なら県庁所在地の千葉駅と比べても勝るとも劣らない利便性を有している。
この日は待ち合わせのために10分ほどバス停で立っていたが、その間にも10台近いバスが発着していて、アクアライン系統のバスの需要の旺盛さに改めて驚かされる。
天候が荒れてアクアラインが寸断されると迂回が大変という天候リスクはあるものの、少なくともバスは何かしらの座席には座って通勤できる訳で、平常時は下手な郊外に住むよりは圧倒的に快適。高速バスの台頭はJRの特急を壊滅させたのみならず、この道路ができる前後で通勤圏の在り方が全く変わったんだろうということを想像させる。ともあれ、袖ヶ浦バスターミナルでお迎えにピックアップしてもらい、目的地へ向かった。
というお話。