便名 : JAL/JL0127
日付 : 2022/11/xx
機材 : A350-900(359/X11)
区間 : 東京羽田(HND)16:20→大阪伊丹(ITM)17:30
所要時間 : 01:10
区間マイル : 280
搭乗クラス : 国内線ファーストクラス
運航 : JAL(日本航空)
夕方の便で大阪に入って前泊という旅程。
予定よりも少し早めに羽田空港へ到着したため、第1ターミナル中央5階にある「THE HANEDA HOUSE」に立ち寄り。比較的入口がわかりづらいところにある穴場的スポットであるにも関わらず、同施設内にあるスターバックスは連日混雑していて、この日もぎりぎり座席を確保できた。
(「THE HANEDA HOUSE」についてはこちら)
この日はずいぶんな大雨で、窓の外を見ればガラスがいく筋もの雨に濡れている。これで雷が続くようになるとグランドスタッフの安全確保のために飛行機の発着が中断されてしまうところだったが、幸い落雷はなかった。
保安検査場を通過して搭乗口へ向かうと、待っていたのは5号機。2019年の登場から続々と増加し、国内線用のA350型機は全16機が出揃った。2023年の年末には国際線用のA350-1000 型機も登場するなど、ずいぶんとJAL本体にエアバス機が増えた印象を受ける。
さて、今回利用するのは国内線ファーストクラス。この便は元々B767型機での運行便だったが、直前にA350型機へ機材変更が生じたため、一時的にAIによる価格設定が歪みが生じていた。こういったケースに遭遇する機会はそう多くないが、仮にこのタイミングで手配ができると通常よりも安価な水準で航空券の手配ができることがある。
この日は進行方向左手最前列の1A席。通路側と窓側とを選べるのであれば、圧倒的に窓側座席の方が快適。そういえば、デビュー当初は何故か窓側•通路側で前方の網ポケットを共有する作りになっていたが、さすがに不具合に気づいたのか今では各座席ごとの設置に変わっている。
搭乗したのは11月とはいえ、夕方16時の明るさとは思えないなか出発。座席備え付けの液晶画面で見える機体下方は水溜まりができていて、ところによっては池のようになっていた。
この日は南風運用で、滑走路22からの離陸。5分ほどで滑走路端までは到達したが、窓の外を見ればB滑走路中央付近辺りをA滑走路の着陸機が横断していて中々難易度の高そうな滑走路運用。
A滑走路の着陸機ののち、先行機が離陸していくと滑走路に進入。2020年3月から開始され、気づけばすでに3年強が過ぎている羽田空港の新運用だが、なかなか夕方に羽田から出発する便に搭乗する機会がなく、B滑走路からの離陸というのは未だに新鮮。
離陸すると滑走路を抜けたか抜け切らないかのタイミングで左旋回を開始。この角度から羽田空港を眺めるというのは貴重な体験。以前は早朝の数便のみ滑走路34L(A滑走路)から離陸する運用(所謂「ハミングバード」)があり、その時も同じような風景を眺められたんだったか。
離陸からしばらく機体は厚い雲の中を飛行し、近頃の中では強い揺れが続いた。そんな状況でシートベルトサインを消灯できるはずもなく、しばらく点灯したまま飛んでいた。
しばらく揺れを伴って飛んでいると突然雲の上に出たが、未だ雲は翼面すれすれの高さ。この状態では着陸までベルトサインを消せないということもあるやに思えたが、突然消灯され食事の用意が始まった。
この日のメニューは中華料理中心。搭乗したタイミングで飲み物に日本酒を頼んでいたが、注いでもらったのはコップ半量くらいだったのに揺れで溢れるぎりぎりだった。もしかすると、多少の揺れでは溢れないようなデザインになっているんだろうか。
5分ほどで急ぎ食事を終えた訳だが、終盤になると再び揺れが大きくなってきた。窓の外の様子はSF映画でも見ているのかというくらいおどろおどろしい空模様。
いつも通り奈良県上空から大阪市街地を飛び越えて伊丹空港へ着陸進入する訳だが、この日は市街地もかなり雲が低く、建物にかなり近いところに雲が広がっている。その割に夜景は綺麗に見えるのだから不思議な天候。
大阪城の東側を抜け、一際明るいものの雲に包まれている大阪駅周辺を通過すると淀川を渡り新大阪駅を航過。このとき時間は17:30頃だったのだが、そうは思えないくらいの暗さ。
新大阪駅から伊丹空港までは2分ほどで、辺りを見回しているとすぐに着陸。滑走路中央辺りの高速離脱誘導路に入ると、3分とたたずに駐機場に到着した。離陸のために滑走路に入ったのが16:48だったから、約50分でここまで来たことになる。
空港からはリムジンバスで新大阪駅へ。であればそもそも東京から新幹線で移動しろよというご意見もあると思うが、それはそれということで。
というお話。