越前城と藩屋敷に行きました

江差を後にして松前へ。江差は江差追分、松前は松前漬けでその地名を知ってはいましたが、初めて訪れました。そしてお城があったなんて知りませんでした。


天守は3重3階建てで比較的こじんまりとしていますが、北海道内で唯一つの日本式城郭です。北海道の城といえば五稜郭のような西洋式ですが、あったんですね日本式お城が。江戸時代末期に海上防衛のため幕府の命令で松前藩が建て、箱館戦争では、土方歳三が率いる旧幕府軍に攻め落とされたそうです。
明治になり城の大半が取り壊されましたが、天守は国宝に指定され残されました。が、1949年（昭和24年）6月5日に類焼により焼失し、今あるのは1960年にコンクリート造りで再建されたものです。
周囲には沢山の種類の桜が植えられていたのでシーズン中に来ると綺麗でしょうね。その時は観光客も多いのでしょうがこの日はあまり見かけませんでした。

お城の前に神社がありました。


祭神は武田信広という室町時代の武将だそうです。一瞬、武田信玄と思ってしまいましたが全くの別人ですね(^^♪

神社をお参りして松前を去ろうとしたのですが近くに「藩屋敷」があると看板があったので行ってみました。


江戸時代ニシン漁で繁栄した松前藩は「松前（江差）の五月は江戸にもない」と言われるほど栄華を誇っていたそうです。その反映した当時の町並みを再現したテーマパークが「松前藩屋敷」です。
日本最北の城下町の様子を武家屋敷や奉行所、廻船問屋、商家、旅館など、全部で14棟が再現されています。


良く再現された建物が並び、ひょっこり髷を結った人が出てきそうな雰囲気です。
でも入場者が・・・大陸からの観光客も皆無というか、入場者はBB一人。あまりにもさみしい(>_<)誰も来ないのかなぁ？桜の季節は沢山来る？
誰もいないのでリアルな等身大の人形がちょっと怖かったです(笑)


入場してから退場するまで他の入場者はありませんでした。そのうちなくなってしまうんじゃないのかなぁ、と心配になるテーマパークでした。
何となく消化不良の松前でしたが、高級海苔の「松前海苔重」が記憶に残る町でした。
ここを後にして函館に戻りました。
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