（蘇生）

そんな修羅場にあっても、イギリスでの日常が穏やかで平常運転なのはありがたく、これも、気持ちの切り替えが上手くできるからだと、ちょっぴり自画自賛なんてことをやっていたら、ほっこり系の友からランチのお誘いを受けて二つ返事で参加！生きてりゃ色んなことあるよねと、それぞれの戦いの中でも心を許せて、励まし合える関係の友人達と共に、この先も、元気に歳月を過ごして行きたいと、健康系サイドの盛り合わせを持参したら、皆、確実に胃袋が小さくなっていて、ホスト友の素晴らしいコース料理でほぼ満腹となり、余分は、それぞれのお土産に。

（はったり）

疲労困憊で料理をする気力がなく、あり合わせになってしまった中で、ひと際「騙し」が効いていた自家製漬物は、ワサビの葉の上に載せただけで、日本の老舗の物と思われてプレゼン大成功ながら、心苦しくなって原価まで白状し爆笑。何だか、消費者と生産者の視点みたいで、見る角度が違えば品変わる?!なんてことを思いました。

（NEWS）

イギリスに来てからの交友関係も、人種国籍問わず、どうしても感覚が近い人達との付き合いになるので、会話をかみ砕く必要もなければ、全く理解できないという事がなく快適な中、疫病流行以降は、健康に関する話題や情報交換が大きな比率を占めていて、私も、毎度、身体を張った人体実験の話を披露。この日も、出来たてホヤホヤの「昨日の夜にざっくり（下から削いだ系）切った指の治癒過程」を話し、安物サランラップについているプラスチック製のカッターを甘く見て、絶対ダメなアングルでやらかし、鮮血が溢れて来たので止血処置をして数分後、秘薬の透明液を傷口に塗り、また同じ作業を繰り返し絆創膏で固定して寝たら、翌日には表皮はペラペラながら止血が完了していた顛末を紹介。

（ブツ）

この透明液は、狭い範囲のちょっとした切り傷や火傷、口内炎や口唇ヘルペスが直ぐに治ってしまうから、閃きで作った私もビックリ！で、傷口の表面に膜を作って深部との境界を作るんじゃないかという解釈の中、4歳位の頃の記憶で、「紫の婆」と呼ばれていた、出どころが薬局じゃない伝承系の口内炎の薬の味と一致している点でも、そういう仕組みの物かと。今のところ、健康被害もないので大丈夫そうだけど、引き続き記録を取り続けながら用心を。歯科は、ほぼ自費診療になりつつある国民医療サービスなので、この先、医科も続く可能性があると考えると、健康促進や回復可能な域での早期発見や治療が快適な暮らしの鍵となり、伝承医学や化学の応用は色物ではない所にまで来ているのかもと感じています。

（オマケ：難問）

ほぼほぼ、日本で老後を過ごすつもりはないので、もしかしたら、国籍を変えた方が良いのかもと考えている最近で、その理由の一つが、数ヶ月前にオンライン申請したパスポートを受取にロンドンに行くのが億劫で、10年後には、より酷くなっているかもと想定すると、あと5年後(60歳になった時）に大きな決断をしようかと。今回は、バーミンガムでの一日領事館のタイミングを狙っていたけど、残念ながら9月以降の開催となり、受け取り猶予期限が切れてしまうので、直近のリバプールでの開催へ申し込んだら、仕事が早い在英国日本国大使館！なんと、申し込みのメールから13分後には、予約完了のお知らせメールが届いてあっぱれ！そして、忘れかけていた日本のサービスを思い出し、やっぱり日本国籍でいようかと大揺れに　国際結婚や海外移住者の終の棲家と国籍については、よく調べた上での考慮となるんだろうなと、これは、時が来るまでの課題になりそうです。