モンクレール攻略|型番で年代を読み取る方法とタグの種類

モンクレール攻略|型番で年代を読み取る方法とタグの種類

モンクレール攻略|型番で年代を読み取る方法とタグの種類

モンクレール基本情報

1952年にフランスで創業したモンクレール。ダウンウェアといえばモンクレールと語られるように、イタリア・フランス・米国の登頂隊や遠征隊に採用されるなど高機能ダウンジャケットのブランドとして知られています。

モンクレールタグでの年代の読み方

型番先頭英字で年代が判別できる

モンクレール型番の先頭英字で製造年がわかります

モンクレールの型番は英字アルファベットと数字を組み合わせたものとなっており、製品についている品質表示タグの記載されています。

2015年以降の製品から、この型番先頭の英字で製造年がわかるようになりました。一部ズレが生じるモデルも存在しますが大まかに年代を知ることが出来ます。

A2015年
B2016年
C2017年
D2018年
E2019年
F2020年
G2021年
H2022年
I2023年

代理店表記で判別できる

モンクレール国内正規代理店で製造年を判別する

国内正規品は代理店を通して販売しているため、必ず代理店の名前がタグに記載されています。販売期間によって代理店が変わっているため、この代理店名である程度販売年代を知ることが出来ます。

モンクレール国内代理店タグ
ペッパージャパンコーポレーション
【 2001年-2005年】
モンクレール国内代理店タグ
スープリームス インコーポレーテッド
【 2006年-2008年】
モンクレール国内代理店タグ
スプレンダーズ&カンパニー
【 2008年-2009年】
モンクレール国内代理店タグ
モンクレールジャパン
【 2009年~現在】
ペッパージャパンコーポレーション
2001年-2005年 
スープリームス インコーポレーテッド
2006年-2008年
スプレンダーズ&カンパニー
2008年-2009年
モンクレールジャパン
2009年~現在

2006年から2008年に国内代理店だった『スープリームス インコーポレーテッド』時代では、タグ裏のバーコード12桁の前半6桁で特定可能です。
例:192007〇〇〇〇〇〇 =【平成19年2007年】

型番と代理店の違和感で真贋判定ができる!

型番の英字表記から読み取った年代では2016年だったのに、代理店表記から読み取った年代が2001年のものであるなど、年代にズレがあるものが時々流通しておりますがこれらは偽物です。
ただし精巧な偽物も多く出回っているため「一致しているから本物」というわけではないのでご注意を。

真贋判定について詳しく知りたい方はコチラの記事で詳しく解説しています。

モンクレール偽物の見分け方。知って損はない本物確認方法

タグの種類

洋服には基本的にお洗濯方法やサイズが記載された品質表示タグが付いていますが、モンクレールはたくさんのタグがついています。それぞれどんな内容のタグがあるのか解説します。

キャトルフロコンタグ/DISTタグ

「キャトルフロコンタグ」または「DISTタグ」は、モンクレールダウンの品質を証明するタグです。5年以上古い製品には「 キャトルフロコンタグ 」がついており、2017年以降の比較的新しい製品には「DISTタグ」が付いています。
この2つは同じ製品に同時に付けられることはありません。

キャトルフロコンタグ

モンクレールタグについて

フランスにあるダウンフェザー協会にて最高品質と認められた製品に付けることが出来るキャトルフロコンタグ。
画像の左下に記載されている4つの綿毛のようなアイコンが目印です。
モンクレール以外にもデュベティカといったダウンブランドにも同様のタグがあります。

DISTタグ

モンクレールタグについて

2017年以降はキャトルフロコンタグに代わり、DISTタグが付きます。
キャトルフロコンタグ同様、ダウンの品質が認められたものに付けられるタグです。

型番タグ

モンクレールタグについて

型番はいつくか記載されていますが、モデル名と一緒に記載されているのが一般的に型番タグと呼ばれています。
先述したとおり、型番の先頭についている英字アルファベットでおおよその製造年がわかるようになっています。

また、買取店にて見積もりに出す際このモデル名と型番を伝えるとスムーズに価格を算出してくれますので覚えておくと便利です。

代理店記載タグ

モンクレールタグについて

モンクレールの国内正規店で販売されているものは、必ず代理店の記載があります。先述した通り、2001年から順番にペッパージャパンコーポレーション、スープリームス インコーポレーテッド、スプレンダーズ&カンパニーと変わり、2009年以降はモンクレールジャパンが販売しています。

こうした国内代理店の記載がないものは並行輸入品となり、代理店タグはありません。並行輸入品とは簡単に言うと、海外向けに販売されているものを日本に持ち込んだ製品の事ですので、当たり前ですがタグのほとんどが日本語ではなく英語表記です。

ペッパージャパンコーポレーション
2001年-2005年 
スープリームス インコーポレーテッド
2006年-2008年
スプレンダーズ&カンパニー
2008年-2009年
モンクレールジャパン
2009年~現在

コードチェックタグ

モンクレールコードチェックタグ
チェックナウタグ(CHECK NOW)
【2009年-2012年】
モンクレールコードチェックタグ
横長QRコードタグ
【2013年-2014年】
モンクレールコードチェックタグ
縦長ロゴシール付QRコードタグ
【2015年-現在】
※画像のシリアルナンバーとQRコードは隠しております。
※年代は多少のズレがあるため参考程度にお考えください。

モンクレール製品にはシリアルナンバーが振られており、モンクレール公式サイト(http://code.moncler.com/)にてオーナー登録を行うことが可能です。QRコードを読み込むことで登録をすることができるため、正規店で購入したモンクレール製品は登録しておくことをお勧めします。(登録には名前等のアカウント情報入力が必要)

中古品等で前オーナーが登録完了している製品や並行輸入品の場合、エラーが出る可能性があります。
またコピー商品(偽物)の場合、シリアルナンバーが複製されているためにオーナー登録時に表示されるモデル名が違う・登録できないといったエラーが出るため、怪しいなと思う製品をチェックする場合に利用することもできるでしょう。

コミックタグ

モンクレールのダウンジャケットには、コミックタグ(別名コミックラベル/アニメラベル/アニメタグ)と呼ばれるイラストが描かれたタグが縫い付けられているものがあります。
これはアヒル(ガチョウ?)が洗濯方法を漫画で教えてくれる、モンクレール独自のタグとなります。
黒文字はフランス語、青文字は英語で表記されていますが、要約するとコミックタグには「モンクレールのダウンジャケットは優しく手洗い、またはドライクリーニングに持ち込んで綺麗にしてね!」と書かれています。
日本語訳を掲載しておきますので参考にしてください。

モンクレールコミックタグ/コミックラベルに書いてある内容

ただし、すべてのモンクレール製品が手洗い/ドライクリーニングに対応しているわけではなく、コミックラベルはすべての製品に付いているわけではありませんのでご注意ください。(古いモデルにはついていないこともあります)

また、コミックラベルの枠外にはこのような表記があります。

モンクレールコミックタグ/コミックラベルに書いてある内容

つまり、「コミックタグが付いていても洗濯表示タグをみて正しいお手入れをしてね」ということです。

三角タグ

モンクレール三角タグについて

ファスナープルなどに付けられている三角タグは正規品であることを証明するタグといわれています。紐で括り付けられているだけですので、三角タグが付いているから本物というわけではありませんので、中古品を購入するときには参考程度に考えておくとよいです。
また、正規品であってもシャツなどの製品にはついていないこともあります。

着用時には邪魔になる場所に取り付けられていることもありますので、購入後にこの三角タグは取り外すのが一般的です。

よくあるモンクレールの疑問

モンクレールのタグが切り取られていることがあるのはなぜ?

モンクレールのタグが切られているのはなぜ?

並行輸入品を取り扱う第三者の販売サイトでは「サプライヤ保護のためタグを切っております」といった文言を見かけることがあります。こうしたタグを切る行為は、生産ロット等を特定されないためとされており、「正規品だけどモンクレールが認めた流通経路じゃないよ」等の意味合いが込められた処理とされています。

タグが切られているから偽物というわけではありませんが、国内代理店を通していない場合は国内での修理やメンテナンスなどのアフターサービスが受けられない点や、流通時に第三者が介入していることで模造品/偽物を購入してしまうリスクが増していること念頭に置いておくべきです。

三角タグは切るべき?つけたまま?

プラスティックのような材質でできている三角タグは、ファスナープルや襟元に付けられています。着用時に邪魔になることから取り外すことが一般的といわれています。
もちろん人それぞれ好みがありますので「せっかくのモンクレールだから証を付けたままにしたい!」と考える方はそのままでも良いでしょう。しかしながらぶら下がったままだと、遠目ではまるで「値札が付きっぱなし」のように他人には見えますので、指摘されるリスクがあることをお忘れなく。

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