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コトの起りは90年代後半に写植版下業が壊滅したあたりで気づくべきだったお話しなのですが。。
今更なんですが数日前に、某大型商品の照明や貸スタで有名な"F"さんが、1年前に経営的にズッコケてらっしゃったことを知りました。現在は名前をいじった継続会社で業務を続けてらっしゃるんで気づきませんでした(汗)。無くなられては困る会社さんなんで継続できて良かったなと思ってます。 コダックの倒産(どうせ致命傷はオバマの軍事費大幅削減政策でしょ?)よりコッチの方が余程ショッキングです。数年前に貸しスタを閉鎖した時も大ショックだったもんですが。 Fさんの場合、誰がどう考えても撮影のデジタル化が原因ですね。3DCGの影響なんてまだそれほどでもないし(CG絡みの部品撮りは結構あったわけですし)、そもそもデジカメ化が本格スタートし始めた03年くらいには「将来への危機感」をかなり強く持っておられて、画処理だけでなく3DCGやWEBの内製化までトライしてらっしゃいました。 しかしデジカメ化が本格化し始めた時、そのメリットの一つとして「本番OKで即セットをバラせるのでスタジオ使用時間(日数)が減らせる分だけコストダウンができる」という部分がクローズアップされていました(クライアント側の業務改善運動から狙われていた)。 おそらくデジカメ化によって、過去には1〜2ヶ月を要した撮影でも半分程度には期間圧縮が達成できたかと思いますが、そうなるとクライアントさんの自社スタで相当な件数をこなせるようになるわけだから、外スタのニーズが激減→閉鎖となっても不思議はありません。そしてその分、人員に余剰が生じて。。。 そして現在は、かなりスリム化した体制で存続なさっているようですから、そうしたらさらに余剰が。。。実際に「元」が付く独立された方と名刺交換する機会がこの数年で増えました。 明らかに「写真家がデジカメを持ったせい」で生じたとばっちりですよね。 さてさて、これはまだほんの一例で、例えば現在のモノ作り現場ですとか音楽流通市場(音楽に限らず実店舗販売業全般に言えることですが)ですとか、とにかくデジタル化したとたんに人員が必要なくなる=失業の増加=消費者が消失する現象(費用低減=給料の大幅カットというのもあります)が、アチラコチラで生じている訳です。メディア屋さんもそうですね。 そしてその結果、企業業績が伸びているにもかかわらず平均給与は下降線を辿る、いわゆる2極分化=格差拡大に繋がったのが00年代でした。そしてリーマンショックで息の根を止められた(それを僕は「日本の壊死」と表現しましたが)わけですね。 こういった流れは、不景気のどん底でイノベーションの突端が始まり、その後の景気回復トレンドに乗って広く普及して行くことが00年代を振り返れば理解できます。そして「無駄がなくなる分見かけの売上は下がるが利益は同じだけ確保できる」(GDP下がりますが?は無視される)という悪魔の呪文の化けの皮がリーマンショックのような経済危機によって必ずもたらされるわけですね。そして結局は「デジタルで効率化したんだからその分負けてくれ」と言われ大幅に買いたたかれると。そしてそれが世の中のトレンドとなり世の中的な購買力が下がり、ますますデフレがスパイラル状に悪化してしまう、と。 さて今年は10年ぶりの景気の底になるでしょうから、次のイノベーションが始まっているかも知れませんね。今のところ企業機密もあるんで内緒ですが(笑)
by ubon2k
| 2012-03-21 13:33
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