画処理istの密談室 by 画像屋

さてさて、選挙も近いと言うことで、少しお勉強してみましょう。

我々戦後教育を受けた者は、「我が国は自由・平等を標榜する民主国家である」と習いますよね。しかしながら、これらの思想・制度自体が輸入品のために、意味がイマイチ不明瞭で、そこに日本人的叙情感が上乗せし、拡大解釈を繰り返したがために意味不明になっているんではないでしょうか？

だからダメなんです。

では民主主義って？北朝鮮だって民主主義を国名にうたっているわけです。しかしながら、北朝鮮が我が国に相当するような国家体制かと言えば全然違います。あれはもう、近代封建制と言う他無いワケです。共和制を名乗る資格すらないのです。

民主主義というのはフランス革命に代表されるように、民衆が、国家運営の主導権を王様や司祭や絶対君主から取り上げ、自前で国を運営しますよという制度です。わかりやすく意訳すれば"民衆"主義が正しいのです。"民主（民があるじ）"とは"君主（君があるじ）"に対する"日本語的"な対義語なのです。

ですんで、今の日本人のように、"あるじ"たる民衆が自分自身の主導権を"エラい人たち"に丸投げして無関心を決め込んでいたら、国家が倒壊するのは当り前。主が無くなってしまいますから当然です。

もう既に我が国は、"人口減少による経済縮小過程"が始まりましたので（現在の不況の本源的な理由です）、人間の一生に例えれば成熟から老衰に向かい出したワケです。ですので、国の主（あるじ）たる民衆が考え方を改めて現実と向き合って行かなければ、"自分の生活環境としての国家"というものに未来が無くなってしまいます。

というわけですので、特に投票率の低い若人の諸君！、国政選挙くらいは投票に行こう！

棄権票を投げるだけでもいいんです。若年層の意見は投票率が低い＝票田として美味しく無いから、世代間格差（本当に存在するのかは意見が別れるところですが？）が放置されたままになるんです。だから、俺は見てるんだっぞ！という意思表示のためだけでも、投票に行って若年層の投票率を上げておこう！

と、いうお話しでした。