BoAを応援するブログ

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元Beat of Angeleを応援する会。kpopについてゆるく発信

1からBoA!11: 「Shine We Are!/Earthsong」

「Shine We Are!/Earthsong」

2003年5月14日発売

作詞:渡辺なつみ/作曲・編曲:原一博

オリコン2位(ステイ)

シングルでは1位をとるのはずっと後の話である。

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https://www.google.com/url?q=https://www.youtube.com/watch%3Fv%3DVn85INXEdD8&sa=U&ved=2ahUKEwixpuKItoGJAxWv8DQHHasYARsQo7QBegQIExAE&usg=AOvVaw0adBsVtRYnVOesnTJ3cxaF

韓国3集との類似性

日本での初のライブを終えて、韓国3集の発売直前に発売した

2集のヒットで良い曲を提供してもらえると思いきや、会社がゴタゴタしていたため外国人やヒットメーカーであるユ・ヨンジンから曲をもらえなかったという不遇のアルバムである。制約の中で頑張っており良い曲は多い。特筆すべき点はありのままの幼いイメージの曲を発表したことだろう。別に全てが「リスマイ」「バレンチ」「no1」の様に大人びていたわけではない。しかし日韓のヒット曲の流れを無視して可愛らしい曲を発表した。タイトル曲「アトランティスの少女」は大ヒットした。ゴーグルとポニーテールで腹出しなのでインパクト抜群である。

 

その流れは日本も同じである。2002年とは一転可愛らしいキラキラ系のBoAが誕生する。私も散々「年相応」と言ってはきたもののそれは歌詞の中だからでやっぱりどこか大人びてはいた。

 

歌詞

海辺でキラキラな恋をするアイドルチックな歌詞である。

「2人近づく気持ち 海より眩しく揺らそう」

!!??2002年とはテイストが違いかなり絵に描いたような恋愛を楽しむ姿がある。

 

「うまく行くことも そうじゃなくすぎることだって でも信じてるいつの日かshine we are wow〜」

こう言うフレーズは前からあった。しかし文脈が異なり、「嫌なこともあるけど楽しい恋をして忘れよう」とキラキラを補完している

 

「太陽抱きしめたら残さずwith you 叶えるhappiness

白い波が注ぎ込む未来なら裸足のままで走っていける」

太陽の元意中の彼とめちゃくちゃ楽しむBoA。こんなに楽しい未来だったら良いよねと思う、もちろん足は裸足だ。青春過ぎる!

 

サビ後には「yes I gonna feel alllight」と英語で繰り返す。もうちょい歌詞が欲しいところなのに歯痒い

 

「はしゃぎすぎた後 なんとなく寂しくなったり」

はしゃぎ過ぎて謎のクールタイムに入るBoA。はしゃぎ過ぎたことなんてもう何年もないよ…。キラキラの中にも親しみやすさを忘れていない。

 

「誰でも良いわけじゃない 繋いだ手の熱さは1つ」

ちょっとドキッとするフレーズ、そこ触れる?楽しければ誰でも良いわけじゃないよね

 

R&Bなど洋楽系JPOPから一転親しみやすい懐メロになった。新しいヒットをまだ本気で狙っていただけに大きく舵を切ったようだ。

洋楽っぽさは残っているもののBoAらしさはだいぶ刷新された。

 

MV

踊りがメインだがアップが多いなどアイドルっぽい演出が増えた。ダンスの激しさも以前ほどではない。

アップでは可愛いBoAちゃんが堪能できる。ロングの唸る艶のある茶髪の美しさは必見!

ダンスはキャッチーになり見ていて気持ちが良い。

またうまさは安定である。

ダンスとビジュアルがバランスよくまとまっている良いMVである。

セットで撮影してるしスクランブル柄と椅子だけの低予算MVでもある。これはavex的には次作の「Double」が本命だったことが関係しているようだ。

 

両A面「EARTH SONG」

イラク戦争は始まったし、日韓関係も良くないしで作られた曲だと思われる。内容は特に難しいことを言っている訳でもないのだが、テーマの重さゆえにアルバムにすら収録されなかった。

 

人気

ファンの人気は大ヒットした曲ほどではないが高い。ライブでもよく歌われる。当時はアイドルっぽい姿に賛否があったようだが見直さたのではないかと思う。

当のBoAから日本デビュー21周年ライブにて「キラキラしていて昔は嫌いだった」と暴露された。前述の同じようなテイストの「アトランティスの少女」も嫌だったらしい。こういう可愛かったりキラキラしている曲は人気とは裏腹に本人は好きではないようだ(T ^ T)

私はこの曲は大好きである。ダンスのうまさも可愛らしさも楽しめ、キラキラした歌詞やノリのいいメロディがうまく調和していると思う。親しみやすさがよく出ていて好き。ポジティブな気分になれる名曲だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

1からBoA!10:「VALENTI(album)」

「VALENTI」

2nd album 2003年1月29日発売

週間・月間1位

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収録シングル

「VALENTI」

「奇蹟」

「JEWEL SONG」

コラボやシングルカットを含めて7つのシングルが収録された前作に比べて大幅に減少した。人気が出た証である。

 

B面と裏A面

「flower」

「NO.1 」

「BESIDE YOU -僕を呼ぶ声- 」

裏Aの存在でA面以外にもシングルからの収録数が増えた

 

アルバム曲

「B.I.O」

アップテンポのアルバム曲がなさすぎてなぜかベスアルバムのライブで歌われた曲。思春期のどうにもならない憂鬱さを歌う。「超えるのはいつも自分と投げかける けれど答えはわからない」は何を達成してもそれは自分の目標であり他への影響力はないという理想と現実の差からくる気持ちの揺れを歌っている。精神が不安定だった高校生時代に感じていたことと近く共感できた。好きだという声を聞いたことがないが、独特の鬱な雰囲気が好きで良く聞いた曲。


世界の片隅で

どことなくbeside youっぽい曲


WINDING ROAD featuring DABO

ラッパーのDABOとコラボした曲。なぜヒップホップ系の人とコラボするかというと韓国のBoAはもともとはヒップホップ色が強かったからである。

「お嬢ちゃん!」が好き。なんか雰囲気が違くて好きじゃなかったが歌詞は結構良い


Searching for truth

truthとはおそらく「運命の人」だと思われる。小難しく共感できない


Moon & Sunrise

看板曲。激戦であるバラードの名曲の一つ。また私が思うガチで泣きそうになる曲の一つである。

まだ漢字やカタカナがあまり書けなかったBoAが「涙」意外はひらがなで書いた。以前に発表されたBoA作詞曲「nothing's gonna chnge」はそんなことはなかったのでなかったことにされた可能性がある。ていうかこっちの方が内容的にもBoAが書いたっぽい

歌詞は「涙すら流せない状況で時間の流れに哀愁を感じる」…おそらく日本で友達がおらず壁に話しかけていた当時のBoAのことである。

 

1番のフレーズは「嘘でもね 微笑むことは素敵なことね」である。辛くても笑わなくてはいけない。嫌でも頑張らなきゃいけない。楽しくなくても楽しいって言わなきゃいけない。この世のそんなことばかりである。高校時代の私はいっちょ前によく自分を重ね合わせていた。 

 

上記のフレーズ以外も傑作だ。

「あの頃見てた映画さえもリバイバルに変わり、幼かった少年達も今はもうわからない」

映画を例に過ぎた時間の流れをうまく表している。

BoAが気になっていたかもしれない少年はもう覚えてすらいないかもしれない。14歳でもう昔を懐かしむBoAに哀愁を感じた。

(この曲をいつ書いたかは不明である。内容からすると売れていなかった2001年なので14歳のはず)

 

「人はいくつの思い出を作るのだろう でも言える君と会えてよかった、ほんと」

「月が照らす 夜が明ける 太陽が輝く そんな風に私忘れていく」

今も思い出となり、徐々に思い出にはならないようなことは忘れていき、思い出も薄くなっていくのである。懐古から感じる時間の流れさえ惜しいとう感覚がよく表される。こういうことを感じるのは現在がうまくいっていないときが多いと思う。もう14歳にしてもう過去にすがるしかなかったBoAに涙が禁じ得ない。

 

ピアノ優しいメロディと最高

ちなみに全てひらがななので実際は「つきがてらすよるがあけるたいようがかがやく」である。カラオケで歌う時は歌詞の「りばいばる」で吹かないようにw

 

少女時代ティファニーもカバーするなど韓国語版もそれなりに有名である。ちなみに日本語版は本来意図した歌詞にできなかったとBoAが言ったという話があるがソースは不明。恋愛要素が強化されており2人の関係がわかりやすくなっている反面、フィクション感が増してBoAがモデルである感じが薄くなった。

 

「Discovery 」

アーティストっぽさを追求しすぎて面白い曲

改札や夜景、街の騒がしさなど何げない風景をテーマにしている


「Feel the same 」

私がmoon&sunriseの次に好きな曲!

爽やかな別れの曲だ。

「1秒だけ時を止められるとしたらこの瞬間だけ永遠にしたいよ」がとっても好き。別れの時に込み上げる想いがよく表れている。

想いを表現しながら「微笑みで始めよう」でふわっと去るのは完璧すぎる!この言葉に辿り着くまでにどれだけの葛藤があったのだろうか。

「特別でいよう世界中で一つ大切なもの」も好き。

ハープっぽいアレンジだ温かい雰囲気だけど歌詞は熱い曲。

 

人気

BoA市場最も売れたアルバムである。累計出荷数は140万枚である。

BoA初となるツアーも開催された。ちなみにZARDは訳があって人気に反してツアーは生前一度だけだった。

 

個人的な感想

尖っており「吉と出るか凶と出るか」だった前作に比べて安定した仕上がり。1番アーティストしてたアルバムでもある。しかし1番完成度が高いアルバムは次作か予告した解説範囲外の次次作だと思う。要するBoAはまだまだ成長・成熟するのでお見逃しなく!

 

韓国2.5集「MIRACLE」

バレンチと奇蹟とリスマイ(アルバム)収録曲とリスマイに収録されなかったB面を韓国語カバーして構成される(倖田來未とのコラボは除く)。韓国語の曲と日本の曲の知名度の差はこういったところからきている。韓国語曲のカバーは初期と2010年代の一時期を除きあまりない。なぜ未収録B面の「snow white」「next step」が収録されているかというとアルバムの4曲は韓国語のカバーなのでカバーすることは意味がないからである。バレンチは1位を取るなど日本と同様に人気が出た。アレンジがされており「バレンチ」のイントロのやや地味なとこ、「気持ちは伝わる」の英語パートの退屈さなど欠点を克服しようと頑張ってはいるもののやりきれていない。意外と違いがあって面白い。「JEWEL SONG」からBoAは韓国3集の活動を始めた。(日本ではシングルの活動はあるが、アルバムは普通活動しない)

 

 

 

 

1からBoA!9:「JEWEL SONG」

9th single「JEWEL SONG/BESIDE YOU -僕を呼ぶ声-」

作詞:渡辺なつみ 作曲:原一博 編曲:原一博村山達哉

2002年12月11日

最高順位3位(ステイ)

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https://www.google.com/url?q=https://www.youtube.com/watch%3Fv%3DeEub-CvLGlI&sa=U&ved=2ahUKEwi67dT6udGIAxWIklYBHXk0ONkQo7QBegQIDRAG&usg=AOvVaw3piAg_ZTKePdmbLSK2A-uR

ヒット曲を連発した2002年最後の曲である

 

「JEWEL SONG」

歌詞

今までを振り返りながら永遠を誓う曲である。

 

長い間培ってきた愛が溢れ出るような温かさが特徴

 

「どんな風に伝えたなら伝えられるだろう。その笑顔をいくつも知りたくて」

この曲を名曲にしているのはここだろうと思う

ただ笑顔を見れるだけで良い、一緒に笑え合えば良いと思うけれど、シンプルさゆえに上手く伝えられない。どんなに相手のことが好きかわかるフレーズである。

「その笑顔をいくつも知りたくて」本当に好きなフレーズである。もっと君を幸せにしたいと言うことをさりげなく告げている。とても温かい告白だ

 

「優しい春 眩しい夏 寂しい秋 …冬も 約束する 君のそばで眠ろう」

流れる四季のフレーズは見事である。冬の説明は省略されてしまったw

 

いつも通り洋楽チックだが弦楽器で優しくしている

単体ではそうでもないが時系列的には聞き飽きた感がある

 

MV

フィルムを上映するBoAと映し出される映像のBoAで構成される

フィルムは貴重なので白い手袋をするが下の部分がないオシャレ仕様であるw

 

全然上手くはないが日本だと初めて?の泣く演技もある

韓国では2集「いつも…」が初だと思う。

毛皮ジャケットと白い肩出しニットはどちらも可愛らしい

ちなみに一瞬だけ映ったコサック帽は後の「ever lasting」でも見れる

 

出来は悪くないが、ダンスを封じられてどうすれば良いかわからなくなった感がある

 

人気

バレンチやリスマイほどヒットしなかった。

また人気はあるがバラードは激戦区のため1番にはなれなかった曲(三代バラード曲、every heartの記事参照)

ただ人気の高かった2002年の曲として広く認知されているイメージ

 

タイアップ

日本でも放送されたが流行らなかった「イブのすべて」の日本でのエンディングを担当。「早すぎた韓流」の異名を持つ。韓国版のエンディングはなんとアイドルのfinkle!

 

両A面「BESIDE YOU -僕を呼ぶ声-」

エイベックスのアニメ「アソボット戦記五九」のOP。珍しいアニメとのタイアップだが、有名なクソアニメで打ち切りになったらしい。

ちなみになぜかアルバムにメロディが似た曲がいくつかある。

昔のアニソンの様によく言えば素直で悪く言えばひねりがない歌詞である。

サビはとてもキャッチーで良い

1からBoA!!8:「奇蹟/NO.1」

最近はヒット曲で気合いが入っていたこともあり、文量がインフレして読んでくれる方も私も労力が必要になったので原点回帰してコンパクトにしようと思います。

 

「奇蹟/NO.1」

2002年9月14日発売(12年前の今日です)

オリコン3位 前回−1位

奇跡

作詞:渡辺なつみ 作曲:森元康介 編曲:松原憲

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https://www.google.com/url?q=https://www.youtube.com/watch%3Fv%3DWuPyP_uS9eQ&sa=U&ved=2ahUKEwjShb3Qwb2IAxVvUPUHHdX_BssQo7QBegQIERAG&usg=AOvVaw0YiDGdJpg7wD-Eflv9El9L

初の両A面。ただしBoAのA面裏はアルバム確約(例外あり)のB面に過ぎない。例えばベストアルバムに収録されない。(韓国産だが渋谷でMVが撮影された「NO.1」と1曲を除く)なので解説はB面ぐらいざっくりにする。

 

あまりメジャーない方のキセキの字

 

歌詞

「会うたびに惹かれる君に会えたことが奇蹟」というのが大筋である。

雰囲気は年相応に悩むという点でリスマイに似ている。特に「夢は走る君の側で」はデジャブ

ただリスマイよりもフレーズの美しさが際立っていると思う。

 

「どんな私でも強く優しく癒されていく」

「奇蹟があるのならそれは君に会えたこと」

と大きな愛を感じる主人公を見事に表現している。私はフレーズの甘美だが自分視点にあくまでも留まる感じがとても好きだ。どんどんその人が好きになる不思議な気持ちを表している様に感じる。

 

プラトンもピアスもメロディもクリスマスも愛しさに出会えば意味を持ち始める」

おそらく知っているだけじゃなくて自分の現実世界で使われることで意味をなすということだと思われる。あなたは私の世界の一部と暗に言っている。わかる気がするなあ

 

特別好きな曲じゃないけど歌詞は光るものがあると思う

 

メロディ

洋楽チックないつものBoAだがソフトでかなり聞きやすい。しょうがないとは言えヒットしたリスマイやバレンチに似ている。

各サビ後のアドリブはもはや歌詞の一部と言えるぐらい馴染んでいる

 

MV

ダンスのパートが減ったアーティストに寄った世界観。

真っ暗なひまわり畑で踊りつつ、線香花火をする曲。夏らしさはあるが歌詞とは関係ない

風に吹かれるBoAの横顔が神秘的

 

人気

全盛期の曲なので知名度はあるが、人気はそこそこだ。2019年のライブのメドレーには使われていた。あれは良い基準になると思う。前作「バレンチ」のロングヒットで隠れて大ヒットはなかった

 

 

両A面

「NO.1」

 

韓国2集のタイトル曲。韓国では初めて大ヒットした曲。かなりリスマイの影響を受けており、もともとのタイトル曲は可愛らしい「my sweetie」という曲で、この曲のアレンジも初期版は暗いアレンジだった。

ちなみに最も偉大なKpop1位になった。マジな論争を避けて語呂合わせで選ばれた?

https://www.google.com/url?q=https://m.youtube.com/watch%3Fv%3DiwPExPksS0A&sa=U&sqi=2&ved=2ahUKEwjug4fmwb2IAxVoUfUHHecQKeIQo7QBegQIBxAF&usg=AOvVaw1b4cbUxTc17Jgyen2WNa_J

 

MV

韓国版のMVの流用。なぜか次のさらに次のアルバムに収録されている

「日本進出に成功!!」という歓喜に満ち溢れており、始まってすぐに東京タワーが映るなど日本をプッシュしたMVとなっている。

ライトアップされた東京タワーをバックに踊り、渋谷?のパネルに映る内容だ。所詮外国ということでかアコムや青山の広告や写真パネルは普通に写っている。パネルの下に流れる「地方自治体が誘致方針を修正」が地味に気になる

 

歌詞

恋愛というよりかはアスリートを讃える様な曲。またファンの気持ちを代弁しているとも言える。

もとの歌詞は別れた彼に涙が見えない様月に曇に隠れるように頼むというクソ悲しい曲だ。満月以外初期のdavichi並みの無関係MV

初めて韓国語版の歌詞を見たが絶句した。まさかこんなに違うとは

 

メロディ

韓国でももともと洋楽っぽい曲を出していたがリスマイの様な方向性に寄せていると思う。

 

 

B面

「flower」

やっと自信を持っておすすめできるB面!デビュー曲のB面「ドリカム」以来久しぶりのアルバム収録曲

優しくスタイリッシュな曲と園田凌士さんの繊細だが芯のある歌詞が特徴。

サビの「大地に花を 翼に風を 恋する想いに勇気をください」が好き。ここまでまっすぐな言葉新鮮だ。

Cメロの「臆病だよ 強がりだよ それじゃ壊せないことだって知ってるよ 解っているよ」は打って変わってそれまで暗示されていた心の葛藤をはっきり表現して構成的に引き締まる。美しい風景と繊細な気持ちをうまく絡めた名曲

ちなみにこの曲あたりから「僕」の一人称がよく見られる様になる。

 

三曲あったのに「VALENTI」より早く終わりました!わーい🙌

1からBoA!7:「VALENTI」

「VALENTI」

作詞:康珍化 作曲:原一博 

2002年8月13日発発

オリコン2位(前回のシングル+8位)

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https://www.google.com/url?q=https://www.youtube.com/watch%3Fv%3DnoD-0NTVQO0&sa=U&ved=2ahUKEwjhzJPhlbuIAxVmka8BHcKnNxUQo7QBegQIChAG&usg=AOvVaw0igIkTmj1yiLT21qOhWJg0

韓国で2集をヒットさせて5ヶ月ぶりに帰ってきた。

 

バレンチはイタリア語で「勇敢な」「潔い」と言った意味らしい

ラテンのメロに乗って(物理的に)炎を纏う情熱的なBoAが見れる。

気持ちは伝わるの康さんの作詞

 

歌詞

「情熱的な恋のアプローチ」を描いたと言える。

 

1番では

「確実に私の未来を巻き込んで恋は走り出した」

そしてすぐに「君の手を掴んだ」

 

「タイトなジーンズにねじこむ私と言う戦うばぁでぃ」

BoAの代名詞とすらされるサビのフレーズだ

ジーンズは動きやすいから情熱的ってこと?

全体の意味からすると意外とボーイッシュと言う意味かもしれない。全然MVはそんな感じじゃないけど

「戦う」という言葉がキーワードになっている

 

2番では思いを伝える。相手をどうも思っているかと自分のこと

「大事なものくらい自分で守れるよそこを乗り越えてよ」とあんたも私も守る宣言。これは頼もしい

 

「破れたジーンズと繊細すぎる眼を守ってあげたくて」と相手をどう思っているか伝える。告白は相手が聞きたいことを言うのがベターだ。

告白としては△

 

相手が傷つきやすいバンドマンのような格好の男だとわかった。

 

「無意味な強がりも勝手な唇も(中略)全部受け取って」

強がりを曝け出しさらに勝手なKISSをプレゼントする

 

またサビでは「君と私の間に愛がないなら世界中にそんなものはない」と決めつけてくるBoA。めっちゃ強めの告白。

「俺か、俺以外か」というよりは「2人の間の感情は間違いなく愛!」と言っていると思う。

 

3番では「離れちゃ意味ないじゃん」「毅然としてたいじゃん」と迷う相手を一喝している。

相手は繊細すぎる目を持つからしょうがない。最後には「ここで戦って」と「戦うbday」への仲間入りを松岡修造並みに熱く呼びかける。

どこまでも自信満々で怖いくらいである

 

最後には「疾(はし)る鼓動を選んだ2人という生きてるbady」と2人は熱く結ばれ、そして疾(はし)る。

 

ストーリーがしっかりしててわかりやすかった。また私は普段は全然歌詞を気にしてないことがわかったw

 

自分からガンガン行き、告白も迷っていた説得もする積極的な女の子の話になる。こういう曲多くはない気がする。

 

歌詞はリスマイに引き続きかっこいい系で、弱さをあまり見せなくなった。

 

メロディ

「ダダンダン」で始まるラテンなノリ

力強く印象に残るメロディだ

テイストは似ているが完全にリスマイとは差別化されている

間奏のフラメンコっぽいアレンジが素晴らしい

イントロとアウトロのアレンジは最高!BoAといえばアレンジになりつつある。(「気持ちは伝わる」から4連続)

 

MV

ほぼ踊っているだけの前作がバラードだった鬱憤を晴らす様なMV

海が見える家(の中)が舞台だが午後の日差しが差してなんとも言えない良い雰囲気である。

ここがどこなのか知りたいが情報は見たことないなぁ

 

間奏でのソロダンスでついに情熱的過ぎて火がついてしまうBoAは名物

階段の壁に映る踊る影は不思議とどこかセクシーだ

家族には言えないの「🤫」が可愛すぎる

ほんの一瞬だが最後映る通り雨?に濡れた「風」のBoAも印象的

 

BoAは2003年の韓国3集活動中にマネジャーが交通事故で死んでからストレスで太ったと思われがちだが、この辺りからふっくらとし始めている。

アメキスやIDのガリガリBoAと比べてみて欲しい

しかしマネージャーの悲劇の死がきっかけということにしておこう

 

ちなみに韓国語版MVもある。まだ紹介していない後の時代の曲「Shine We Are!」では韓国語版は細部に違いがあったので検証してないが多分違いがある。

 

B面

「realize (stay with me)」

アルバム未収録。というかヒット曲のB面は例外なく未収録なのは知名度の高さからか。

原曲は韓国2集のBoA作詞・作曲曲。

日本語版は渡辺なつみさんによるアレンジだと思われる。

曲はバレンチと大差なくかっこいい。アンニョイな雰囲気が良い。

歌詞はバレンチとは異なり相手に好きだとrealizeして欲しい気持ちを描く。

韓国版ではサビの繰り返しとアウトロの声のアドリブが過剰でBoAが作りました感がかなり出ていたw

 

人気

BoA最大のヒット曲。

2002年の紅白もこの曲出た。ちなみに韓国人初の出場ではなく前例がいくつかある

BoAの人気が下火になった後に発売されたwillの「ジャストダンス」にも唯一収録される。ちなみに「ジャストダンス」は現在まで毎年発売されるほど海外だと人気らしい

 

もちろん三代ヒット曲の1つ。前に説明した三代名曲とほぼ同じ(とリスマイとメリクリ)

ZARD「負けないで」1つ挟んで「揺れる思い」の流れの如く1発屋では終わらない様、地盤を固めた。

 

当然ライブでもほぼ毎回歌われる。

「boy!」「just!」の掛け声の一体感が熱い

一般の人気と同じくファンの人気も高い曲となっている。 

 

韓国でも日本ほど人気ではないが代表曲の1つとして知られるほど知名度がある

似た歌声の人を集めて本人を当てる番組「hidden singer」でこの曲がチョイスされた。

 

BoAの地位を不動のものにした曲

1からBoA!6「LISTEN TO MY HEART(album)」

1st album「 LISTEN TO MY HEART」

オリコン1位 出荷数129万枚(BoA史上2位)

2002年3月13日

初のオリコン1位、おめでとう!

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収録曲

1st single「ID;Peace B」

2nd「Amazing Kiss」

3rd「気持ちは伝わる」

4th「LISTEN TO MY HEART」

5th「Every Herat −ミンナノキモチ−」

(6th「Don't start now」後に限定版でシングルカット)

「the meaning of peace」(原曲は倖田來未とのデュオ、ソロバージョン)

ベストアルバムっぽい「WHO'S BACK」程ではないがかなりアルバムの中では収録シングルが多い。

当初はアルバムを作るつもりはなかったと推定できる

 

B面

1st 「Dreams come true

1曲のみ収録。

B面も多く採用されるBoAの中では異例だが、多くの曲が「あどけない」路線で、成功したイメージとは違う「プランB」だったのが原因か

 

アルバム曲

全て紹介するつもりはなかったが全て言いたいことがあるのでさらっと解説

 

「POWER」

韓国1.5集収録の日本人が作曲した曲のカバー

日本語版はロックテイスト


「Don't start now」 ※アルバム曲として紹介

韓国第2集のタイトル曲のカバー。

原曲の内容は14歳のBoAが車を持つほどのお兄さんが自分のことが好きだと妄想する話だ。オッパ、私は幼いからDon't start nowという内容だ。

カバーでは痛々しさはなくなり、付き合っているけど私たち幼いからDon't start nowになった。

なんとも言えないまどろっこしさが魅力

このアルバムの後に限定でシングルカットされた。


「Share your heart(with me)」(推し)

個人的な隠れた名曲だが人を選ぶ。

明るさや根本的なポジティブさが魅力のBoAだが、センチメンタルでネガティブな曲。BoAらしさ0

「僕らは傷つきやすくて曖昧な距離を作る」「言葉は心じゃないから簡単に嘘が言える。僕らは大事なことには臆病で無口だから」など辛い思春期を過ごした人ならわかるがそうじゃない人は誇張された表現に思えるだろう。

思春期の不安定さ・歪んだ精神を見事に表現した曲

後で独立した記事を書くので解説はここまで

 

「happiness」 (推し)

マイナー曲だがなぜか公式のコロナ禍の「リラックスしたい時聴きたい曲シリーズ」の一つに選ばれていてラーメンが鼻から出てしまったw

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https://avex.jp/boa/news/index.php?page=9

公式からは地味に評価されているが、実際に良い曲である。

「どんな痛みも分け合えばいいってもんじゃない

そんなことより瞳をそっと覗き込んだのならわかることじゃない」など強くて大人びたBoAが味わい深い曲。

クールで強い理想の少女像を表していると思う。

 

「Nobody but you 」

ワンダーガールズを思い出す曲名。手をパクパクさせる振り付け好き

サビの語彙が強すぎる。特に2番の「光る星は無数でも私を照らす星座は一つ」私もそれくらい大胆に人を愛したい。

あと世界観が無駄に現実的で異色の曲。「友達のまま無理と感じていたよ」とか

あと感想で韓国語を言うパートががある。誰しも内容が気になると思うが噂によると挨拶程度で大したことは言ってないらしい。韓国語カバーにもそのまま収録


「Nothing's gonna change 」

日韓合わせて初のBoA作詞・作曲した曲(合同)

しかし後の韓国2集の気合いが張りすぎてアレンジがうるさすぎる「realize( stay with me)」やとある単語以外ひらがなで書かれている後のアルバムの「moon&sunrise」のせいで全然初めて感がない。ほぼ合同作詞した渡辺なつみさんの曲だろう。

穏やかで癒される曲調は好きだが歌詞はありきたりに思う

 

まとめ

収録されたシングルの人気はヒット曲リスマイを始めとして高い

 

一方BoAは良い曲はシングルのA面、またB面に使いきってしまうためアルバム曲はあまり良くない

特にこのアルバムはアルバム曲は急いで作ったのかラインナップが渋い。

 

韓国語曲のカバーが4曲と韓国語曲のカバーがよくされた2010年代を別として多めである。

 

方向が定まりきっていなかったのか、なんかリスマイや気持ちは伝わるのメロディや歌詞の要素を含んでいるがぼんやりした曲が多い。

しかし上述の通り良い曲も決してなくはないアルバムである。

 

お手本をトレースしたような音程がとても正確だが味気ない、良くも悪くも表現豊かな今とは異なる歌い方を楽しめる。

 

オリコン1位の栄光とそれまでの軌跡が詰まった道標的作品!

1からBoA!5:「Every Heart-ミンナノキモチ-」

リスマイの快進撃の後に発売されたシングル

 

5th single「Every Heart-ミンナノキモチ-」

作詞渡辺なつみ 作曲BOUNCEBACK 編曲h-wonder

オリコン10位 前回-5位

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https://www.google.com/url?q=https://www.youtube.com/watch%3Fv%3DJsXtMRuV3vE&sa=U&ved=2ahUKEwikp7aL2bWIAxVsulYBHclWO3UQo7QBegQIExAG&usg=AOvVaw1d8j7zh-zCBeoh0xIBVMha

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(犬夜叉のED)

この曲が収録されたアルバムと同時発売と言うだいぶ攻めた販売をされていた。

BoAは前作のヒットの波に乗れないパターンは多い

ちなみにコピープロテクトのついたCCCDの国内第一号である。

 

歌詞

テーマとしては「歩き続ける私たち」と「愛で全ての魂を癒す」がある。

過去1抽象的でピンと来ずにかなり難しかった。

またそんなに歌詞を聞いていないことが良くわかった

 

今日も時間の流れと共になんだかんだ悲喜交々ありつつ歩いている私たち。そんな当たり前のことに気づかせてくれる

 

またタイトルにもなっている「愛ですべての魂を癒す」は他人を思いやることですべての魂を癒すことさえできるということを言っている。

根幹となるテーマで愛を探して時間と共に歩き続けた結果である。

 

恋愛の枠すら超えておりめちゃくちゃ深くてびっくりした。みんなこの曲の歌詞自分なりにを理解してたってこと?

 

メロディ

リスマイ路線

 

今でこそ「バラードのBoA」(と呼んでいるのは私だけだが名曲は多い)だがこの時期はダンスのイメージが強かった

後年のような表現力ではなくまっすぐな発声が魅力

バラードが一目置かれるようになったのはメリクリから?この機会に調べたい

 

アウトロのアレンジは流石

 

MV

めぐるめぐる時の中で長い長い観覧車に乗る話である。

夕暮れに乗り込んで朝に乗り終わるようになっている

BoAのアップが多くアイドルっぽく言えばうまい

 

移り変わる空や街並みが綺麗

観覧車の外観や一部の街並みなどCGがかなり凝っている。

 

最後に黒っぽいBoAが観覧車に乗り込むが次回作への伏線とかではないものの、2003年になって似たような人物が出るMVがある。

 

人気

犬夜叉のEDになったため知名度がある

歌詞の良さを初めてして愛され、「バラードのBoA」の中でも初期にも関わらず特に人気のある曲

「メリクリ・エブリハート・ラブレター」(メリクリでは無くコノヨノシルシの場合もあり)(体感)の一つ

私はもっと大人になった後のバラードの方が雰囲気的に好き