「Shine We Are!/Earthsong」
2003年5月14日発売
オリコン2位(ステイ)
シングルでは1位をとるのはずっと後の話である。
韓国3集との類似性
日本での初のライブを終えて、韓国3集の発売直前に発売した
2集のヒットで良い曲を提供してもらえると思いきや、会社がゴタゴタしていたため外国人やヒットメーカーであるユ・ヨンジンから曲をもらえなかったという不遇のアルバムである。制約の中で頑張っており良い曲は多い。特筆すべき点はありのままの幼いイメージの曲を発表したことだろう。別に全てが「リスマイ」「バレンチ」「no1」の様に大人びていたわけではない。しかし日韓のヒット曲の流れを無視して可愛らしい曲を発表した。タイトル曲「アトランティスの少女」は大ヒットした。ゴーグルとポニーテールで腹出しなのでインパクト抜群である。
その流れは日本も同じである。2002年とは一転可愛らしいキラキラ系のBoAが誕生する。私も散々「年相応」と言ってはきたもののそれは歌詞の中だからでやっぱりどこか大人びてはいた。
歌詞
海辺でキラキラな恋をするアイドルチックな歌詞である。
「2人近づく気持ち 海より眩しく揺らそう」
!!??2002年とはテイストが違いかなり絵に描いたような恋愛を楽しむ姿がある。
「うまく行くことも そうじゃなくすぎることだって でも信じてるいつの日かshine we are wow〜」
こう言うフレーズは前からあった。しかし文脈が異なり、「嫌なこともあるけど楽しい恋をして忘れよう」とキラキラを補完している
「太陽抱きしめたら残さずwith you 叶えるhappiness
白い波が注ぎ込む未来なら裸足のままで走っていける」
太陽の元意中の彼とめちゃくちゃ楽しむBoA。こんなに楽しい未来だったら良いよねと思う、もちろん足は裸足だ。青春過ぎる!
サビ後には「yes I gonna feel alllight」と英語で繰り返す。もうちょい歌詞が欲しいところなのに歯痒い
「はしゃぎすぎた後 なんとなく寂しくなったり」
はしゃぎ過ぎて謎のクールタイムに入るBoA。はしゃぎ過ぎたことなんてもう何年もないよ…。キラキラの中にも親しみやすさを忘れていない。
「誰でも良いわけじゃない 繋いだ手の熱さは1つ」
ちょっとドキッとするフレーズ、そこ触れる?楽しければ誰でも良いわけじゃないよね
曲
R&Bなど洋楽系JPOPから一転親しみやすい懐メロになった。新しいヒットをまだ本気で狙っていただけに大きく舵を切ったようだ。
洋楽っぽさは残っているもののBoAらしさはだいぶ刷新された。
MV
踊りがメインだがアップが多いなどアイドルっぽい演出が増えた。ダンスの激しさも以前ほどではない。
アップでは可愛いBoAちゃんが堪能できる。ロングの唸る艶のある茶髪の美しさは必見!
ダンスはキャッチーになり見ていて気持ちが良い。
またうまさは安定である。
ダンスとビジュアルがバランスよくまとまっている良いMVである。
セットで撮影してるしスクランブル柄と椅子だけの低予算MVでもある。これはavex的には次作の「Double」が本命だったことが関係しているようだ。
両A面「EARTH SONG」
イラク戦争は始まったし、日韓関係も良くないしで作られた曲だと思われる。内容は特に難しいことを言っている訳でもないのだが、テーマの重さゆえにアルバムにすら収録されなかった。
人気
ファンの人気は大ヒットした曲ほどではないが高い。ライブでもよく歌われる。当時はアイドルっぽい姿に賛否があったようだが見直さたのではないかと思う。
当のBoAから日本デビュー21周年ライブにて「キラキラしていて昔は嫌いだった」と暴露された。前述の同じようなテイストの「アトランティスの少女」も嫌だったらしい。こういう可愛かったりキラキラしている曲は人気とは裏腹に本人は好きではないようだ(T ^ T)
私はこの曲は大好きである。ダンスのうまさも可愛らしさも楽しめ、キラキラした歌詞やノリのいいメロディがうまく調和していると思う。親しみやすさがよく出ていて好き。ポジティブな気分になれる名曲だと思う。