【チームを立ち上げることは難しくない】
——2年半やってみて連盟に所属してないことによる、弊害とかマイナスってとかありますか?
グランドが借りづらいということだけですね。他には特にないです。今日のグラウンドは都立なので完全に自由競争で抽選に当たるかどうかだけなのですが、1月は抽選に外れまくって1日しかグラウンドが取れていないんです。そういうときはコストが高くて遠いところに行かざるを得ない状況です。小学校のグラウンドは全然どこも貸してくれないですから。
——連盟に入っていないと学校のグラウンドは貸してもらえない?
連盟云々というよりも、各学校に一つずつくらい既にチームがあるので、新規参入の余地なしという感じで借りられないですね、練馬区の場合は。
——その他に、チームを0から立ち上げることで大変だったことは?
特にありませんでした。ホームページを立ち上げればチームができたことになりますし、自分の子どもが2人いましたから、創部と同時に部員2人は確保できていましたから。
あとはグーグルの広告枠も買ったのですが「練馬区 少年野球」というワードで入札している人が誰もいなかったので、最低価格で入札することができました。ですので、特に募集をしたわけでもなく、ありがたいことに子ども達が自然に集まってきた感じです。
——紅白戦ができる人数くらい子どもが集まったのはいつくらい?
結成半年後くらいのときにダルビッシュ(有)さんがウチの取材記事をTwitter(現X)でリツイートしてくれたんです。それまでにも17、8人はいたんですけど、そこからもう新規の申し込みは全部お断りしないといけないくらい、一気に30人くらい集まりました。
——所属するチームにモヤモヤしたものを感じながらも、そこを変えよう思うと大変なので、我慢してやり過ごす保護者も多いと思います。そういう方はチームを新しく作った方が早いですか?
チームを立ち上げること自体は全然大変ではないですよ。今いるチームを自分が考える理想のチームに変えていこうとするよりも、0からチームを立ち上げた方が楽だなと、今は思います。チームを立ち上げること自体は全然大変ではないですよ。(取材・写真:永松欣也)