花子の最後の記録 

花子へのたくさんのお悔やみのお言葉どうもありがとうございます。 お花を送って下さったお友達もいらっしゃって、花子もお空で喜んでいると思います。 花子は我が家にやってくる前から、ブログに登場していたので、生まれた時から15年間ずっと見守って下さった方もいらっしゃいます。

このブログを17年間ずっと続けてこられたのも、2匹のおかげで、素敵な方とお知り合いになれたからです。 こんなに長く続けていたのに、ちょっといじわるなコメントを受け取ったのは、後にも先にも1回だけ。(すぐに消去しちゃいました)

花子とお別れしてから、私も昔のブログを読み返したりして、笑ったり泣いたり忙しかったです。

花子の最後の記録を簡単ですが、残しておきます。

DMの疑いが高いと診断を受けたのは2021年の夏でした。その年の冬はハワイで過ごしていたのですが、花子の歩き方がちょっと違うな~と思ったのです。 花子は12歳でした。 そこから、少しでも病気の進行を遅らせようと、大嫌いな水泳やら、リハビリやら、針治療、PRP治療など、先生から勧められたことはすべて試してみました。 

下半身はゆっくりゆっくりと麻痺が進んでいきましたが、最初の大きな異変は去年の夏、おしっこが出なくなってしまった時で、すぐにいろいろと調べてもらいましたが、どこも異常なし。 結果、下半身の筋肉が弱ってきていていることが原因で膀胱が伸縮しずらいとかという結論になり、その日から、一日2~3回の圧迫排尿が始まりました。

花子はとても協力的で、自分でちゃんとおしっこポーズをとって、「押して~」 って言ってくれてたので、数か月は、特に負担にもならずに、日常業務の一つになっていきました。寝てる間の尿漏れも日常的になってきましたが、薬で調整することが出来ました。 

隔週のマッサージセラピーとレーザー治療も続けていて、先生にはその時にお会いしていたので、何かあっても安心でした。 

今年に入ってから、前足が急に弱ってきて、一人で動くことはほぼ不可能になりました。

2月13日(だったかな?) に圧迫排尿でもおしっこが出なくなり、また緊急で病院です。 その際の検査でもまたどこも異常なし。 先生は関係ないはずだとおっしゃってましたが、念のために、おもらし防止のための薬を止めました。 幸い、その後、圧迫排尿でまたおしっこも出始めましたが、常に、ちょろちょろとお漏らししちゃう状態に。

それでも、毎朝、花子を蒸しタオルで拭き拭きして、ベッドカバーなどをお洗濯すれば良いだけなので、それほど気にはしなかったけど、先生からは、DMがかなり進行しているので、そろそろ花子のQOLを考える時期に来ているよ。。。と、やんわりと言われました。 

先生も花子はとても特殊なケースだとおっしゃっていました。DMは、痛みもないし、内臓などには全く影響しないので、花子の血液検査はこの先もきっとずっと正常値だと思うけど、QOL は確実に低下していきますとのこと。

でも、まだまだ私はそれを信じられずにいましたが、アルファさんが、先生に安楽死を決める基準のようなものはないのかと質問していて、先生がチャートをくれました。

いろんな質問事項があって、そこに当てはまる項目がいくつあるのか、、、というテストのようなもので、私は、怖くて、しばらく出来なかったけど、アルファが、テストをしてみた所、花子はボーダーラインだったそうです。

ボーダーラインなら、まだまだ大丈夫! って思い、そのあとも普通の生活に戻りました。 もう、すべてが花子のための時間で、昼間花子がいるリビングルームで仕事や家事をして、夜は、花子の調子が良ければ、一緒に寝室まで動かしますが、リビングルームで寝てしまってるときは、私が花子の隣で寝るという生活でした。

外に連れ出すときは、二人でハーネスを持ち上げて、掛け声をかけあいながら、30キロの花子をヨイショヨイショと動かしていました。花子もわずかに残っている前足を一生懸命動かしてくれて、私たちの負担を少なくしようとしてくれてたようです。 

なんとなーくお別れの時期が近付いていることは私も意識していたのでしょう、花子を動かすのが一苦労でも、すぐ近くのスーパーマーケットに買い物に行く際でも、花子を車に乗せて一緒に行動していました。

こちらのお友達も手伝ってくれたりして、一緒にお散歩カートを押して、トレイル散歩にも行くことも出来たんですよ。

3月の中旬に入って、前足もほとんど動かなくなってしまい、花子を動かすことがさらに困難に。それまでは、どうにか私が怪力を発揮すれば一人でも移動が可能でしたが、ある日、私が花子を支えきれずに、二人そろって床に転んでしまいました。 花子も悲しい目をしていて、その時にもう限界かも。。。と思ったのです。どれだけ花子が小型犬だったらと思ったことか。

さらに、アルファの仕事で、4月の初めから、彼はハワイに行かなければいけなくなっていて、私はまた花子と二人で留守番をする予定でいましたが、数メートルも花子を一人で動かすことが難しくなった今、それが花子のためになるのかどうか。。。

その日、先生のマッサージの予約も入っていたのですが、メールでどうしたらよいのか、初めて、弱気なメールを送ってしまいました。

先生からは、花子はこの先、さらに、麻痺が進んで、頭をあげることもできず、呼吸することも大変になってくる、、これは現実で、それが1週間先か3か月先かはわからない。もし、このまま、花子とどこにも行けず、食べて寝るだけの生活を続けて、花子の大好きなドライブにも連れて行けなくなったら花子のQOLはさらに低下していくよ。 シェパードは、特に我慢する犬種だから、苦しいと訴えたときは、想像を絶する苦しみの中にいるということを忘れないで欲しいと。

あと、アルファがハワイに行った後、花子を一人で見送ることになったら、花子はパパときちんとお別れができないし、パパもお別れが言えないって、ものすごく後悔が残ると思うよ。

結論を出すのはあなたたちだけど、もし、花子を見送る勇気が出たときは、私たちは全力でサポートするから、何も心配しないで。。。と、本当に素敵な先生。 

一生お付き合いしたいと思う先生でした。

本当に辛い辛い決断でしたが、まだまだ食欲もあってお顔も可愛らしい花子と10日後の4月1日にお別れすることに決めたのです。 

安楽死を覚悟した後のことはあまり覚えていないのですが、毎日、毎食、花子の大好物を好きなだけ食べさせてあげました。 いっぱいお話もしたし、バンちゃんとおばあちゃんがいるから何も心配いらないよと何度も伝えました。 あとは、ママもそのうち行くから、絶対に待っててね、そのあとは、永遠に一緒にいられるんだよって。

そのあとの火葬のことなど、病院ですべて取り仕切ってくれて、私は何もせずにお任せしました。それだけ100%以上信頼している病院でした。 当日もゆっくりと気の済むまでお別れできるように、個室を用意してくれていました。

先生も泣いちゃったと前記事で書きましたが、みんな大泣きです。

ただ、息を引き取ったあとに、花子のおひげが、しばらくピクピクと動いているのを先生が教えてくれて、ワンコによって、心臓が止まったあとに、大きく息を吐く子と、おひげを少し動かす子がいるそうです。 それが、バイバイって言ってるサインだそうですよ。 そんなこと聞いたら、また泣いちゃいますが、花子も悔いなくお別れしてくれたんだなと思いました。

長々と書いてしまいました。 誤字脱字お許しください。

安楽死を選んだことに悔いはないですが、そのタイミングが正しかったのかどうかは、ずっと答えが出なさそうです。 きっと私は一生考え続けるかも知れないです。私も今、ハワイに来ています。あさってからは、父の様子を伺いにしばらく日本に滞在します。

また気が向いたら更新するかも知れないですが、犬ブログはこれからは思い出話になってしまいますね。 

今まで本当にありがとうございました。

今頃、二匹で楽しく走り回っていると思います。 二匹とも最高のシェパードでした。

花子が永眠しました

突然ですが、4月1日午後4時過ぎに、花子はお空に旅立ちました。あと3日で15歳3か月でした。

最期まで可愛くて愛しくて、こんなに辛い決断をしたことはありません。 DMさえなければ、まだまだ長生きしてくれていたと思いますが、最終的な呼吸困難が起こる前に安らかに逝かせてあげることが、私たちに出来る最後のことでした。 

主治医の先生と、ここ一か月ほど、ずっと話し合っていたのですが、息を引き取った後、先生まで大泣きしちゃって、本当にみんなから愛されていました。

今頃は、大好きなお兄ちゃんと会えて大喜びしてお空を走り回っていると思います。

落ち着いたらまたご報告します。 今まで花子のことを可愛がってくれて本当にありがとうございました。

写真は今朝の花子です。 最後のお散歩。 

頑張ってるよ

ここ数週間で、脊髄の麻痺が一気に進んで、顔をあげることも補助が必要になってしまいました。

なので、完全に寝たきり状態の花子です。

それでも、性格は全く変わらず、文句を言うこともなく、近くにいる人には愛想を振りまいて、すべてを受け入れているようです。 ピーピー言うのは、私の姿が見えなくなる時だけ。 

えらいな~ すごいな~ と、もう何の治療もしてあげられない無力さを感じながら、花子のことを褒めちぎっています。 DMの症状なのですが、こんなに長生きしてくれたので、老衰の症状ときっと変わらないのかな~? でもDMの場合は、この後の麻痺が呼吸器に出てくるということです。 花子の場合は、発症から3年経過しています。 

残された時間は、あまりないかも知れないですが、毎日、美味しいゴハンだけは欠かさずに作ってあげて、毎朝体もピカピカにきれいにしてあげて、一日中、真横で一緒に過ごしています。 涙が止まらない時もありますが、バスルームで思い切り泣いて、花子の前では通常運転で過ごしております。 

同じ寝たきりでも、まだ最初の方は花子も前足に力を入れてくれて、持ち上げることもそれほど大変ではなかったけど、 現在、全く力の入らなくなった花子を持ち上げるのは、30キロの石を持ち上げるのと変わらないのです。一年前から、真剣に筋トレに励んでいてよかったです。 (食欲は変わらず、動かないので、体重が増えております。) 

以前の私だったら、とっくの昔にまず肩を痛め、ぎっくり腰も再発して、もっと早く音を上げていたと思います。そうなってたら、花子もどうなっていたことやら。。。

寝ている写真しかないけど、可愛さは以前の100倍です。 

ではまた!

マッサージセラピーの日

昨日は隔週の指圧マッサージとレーザー治療の日でした。

私も感じてはいましたが、2週間前に比べて、かなり筋力がなくなってると言われました。

花子を持ち上げて歩かせるときに、こちらの負担がかなり増えたかな~という感覚です。

あと、今までは寝ている姿勢からお水を飲むときは自分で頭を持ち上げることが出来ていましたが、それも介助がないと難しくなってきてしまいました。

でも、花子の態度はいつもと変わらず、怒ることもイライラすることもなく、100%こちらを信頼してくれて、成すがままという感じです。 それが、余計に辛いというか何というか。。。もっと辛そうにしてくれてもいいんだよとナデナデしてあげてるのですが。

唯一の我儘は、私の姿が見えなくなるとピーピー言うことなので、四六時中ずっと一緒です。

食欲も落ちずに好きなお肉をいっぱいあげていますが、ちょっとお肉に偏り過ぎたようで、便秘になってしまいました。 やはり、野菜や炭水化物はあげないとダメですね。

昨日のレーザーの写真です。 昨日はずっとマッサージ中も寝ていました。 痛みなどはどこにもなさそうです。 それが唯一の救いですね。 

15年目のうちの子記念日

15年前のひな祭りの日に我が家にやってきた花子ちゃん

今日はめでたい「うちの子記念日です」

15年前の今日、お兄ちゃんと初顔合わせ。 周囲は花子が大けがするのでは、、、とドキドキハラハラでしたが、一瞬でバンちゃんがママになりました。 以来、花子の女王様生活が始まりました。

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15年たっても女王様生活は続いています。

寝たきりだけど、腹筋を使って寝返りは打てるようです。 昔と寝相もあまり変わらず。

暖炉は使ってないので、安全です。

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昨日はお友達の還暦のお祝いとかねて、初めてショートケーキもどきを作ってみました。 見た目はイマイチですが、味は美味しかったですよ~

花子も喜んで食べていました。 我儘放題は長生きの秘訣かも知れないですね~

 

花子のスイートルーム

毎日、試行錯誤しながら、私たちも花子も快適な生活を送れるように無い知恵を絞っております。

3つのベッドをつなげて、スイートルームの完成~笑

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これで、ベッドカバーを順番にお洗濯しながら、3つのうち2つは常に清潔な状態を保てます。ベッドカバーは、防水加工の毛布で、種類を変えて10枚くらい買ってしまいました。 ただ、、、それほど防水でないものもありました。 

こんな状態の花子ですが、食欲は全く落ちることがないので、体重も減らない! 少しでも減ってくれたら、ちょっとは楽なんだけどな~

でも、後ろ姿が丸太っぽくって、可愛いんです。 最近は、丸太ちゃんって呼んでいます。

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先日、先生から、大型犬で寝たきりになると、あっという間に床ずれが出来ちゃうらしいのですが、花子は、まだ出来ていないので、褒められました~ 1日に何度か向きを変えているだけですが、それが、とても大切なようです。 下半身の筋肉が全くないので、腰骨のあたりは、骨と皮だけ。。毎日、恐る恐る傷が出来ていないかチェックしています。 ベッドも、もちろん低反発にしています。

今日も明日も暖かいようなので、カート散歩に行ってきまーす

のんびり介護生活

先日のちっち問題以来、一年ほど前から、お漏らし防止で飲ませていたホルモン剤(Proin)を止めました。そうしたら、割と苦労なくおちっこも出るようにはなりました。。。まあ、お漏らしも復活しちゃいましたが。。。毎日洗濯機が大活躍です。 花子を毎朝、暖かいタオルで拭いてあげて、ドライシャンプーできれいにしてあげて、一日のスタートです。

本来ならばオムツとかの出番だと思いますが、それだけは、抵抗があり、付けることが出来ません。お掃除で済むならそうしてあげようかな。 

昼間の花子は、以前はずっとお昼寝してたのですが、最近は、ずっと起きてて、ボーっとしています。でも、私の姿が見えなくなると、永遠にピーピー言っています。 

なるべく、花子の視界の範囲にいるのですが、そうもいかない時は、ピーピー鳴き続けています。そのうち疲れて寝ています。

やはり動けないと不安だし、イライラもあるのでしょうね。可哀そうだけど、どうしようもありません。

夜は、1~2度起こされますが、たいていは、ペットシートが濡れていたり、喉が渇いていたりで、ちゃちゃっとお世話したら、また眠りについてくれます。気持ち良さそうな寝顔を見ると、こちらも頑張れちゃいます。

これが介護生活と呼ばれるものなのでしょうね~ いきなり今日から介護!という訳ではなく、気が付いたら、お世話することが増えてたという感じです。 今やってることを、一年前の自分にいきなりやりなさい! って言われても、無理だと思います。

この冬は本当に暖冬で、先生によると、すべてのシニア犬さんたちに大きな助けになってるようですよ。 花子も雪と氷に閉ざされる生活ではなく、たまに外でカート散歩も出来るので、良い気分転換になってるのかな?

お散歩中もお昼寝しちゃいます。

検査結果はすべて正常ですが。。。

ご心配をおかけしています。 月曜日に半日入院で、あれこれと検査を受けた花子様。

レントゲンに超音波、血液検査、尿検査、すべての結果が出てから先生から連絡があり、一時間くらい電話でお話しました。

検査結果は、すべて正常だそうです。(またしても驚くべき数値です) 腎臓も肝臓、膀胱、尿道などすべて異常なし。 

なので、最近のちっち問題は、DM(変性性脊髄症)からくる神経の麻痺によって起こっているようです。 DMの治療法はないので、先生に出来ることは何もないそうです。 憎きDM! こんなに元気で、DMさえなければ、まだまだ一緒にいられるのに。 

先生には、私たちの質問に丁寧に言葉を選んで対応して頂きました。この先生に出会えて、バンも花子も長生き出来たね~

残された時間はもしかしたら、あまりないかも知れないのですが、一日中、ピーピー言ってる花子のわがままをすべて聞き入れて、アイスクリームでもチーズケーキでも一緒に食べて、残りの日々を楽しみたいと思っております。 

と言いながら、まだ1年くらいがんばってるかも知れませんね。

半日入院中~ 

花子は普段と変わりませんが。。。

ご心配させてしまうと思いますが、3日前の木曜日にいつものマッサージとレーザーを受けて、そのまま気持ち良さそうにしたいたのですが、夜のおトイレタイムでおしっこが全く出ませんでした。 夏頃から毎日数回圧迫排尿で出しているのですが、あまり何度もトライするのも可愛そうなので、その夜はそのまま就寝

翌朝は、少し出たけど、ちょっと少なすぎ。 お昼も出なかったので、さすがに心配になり、行きつけの病院に連絡したら、ERに連れて行った方が良いとのことなので、車に乗せる準備をしていたら、その場で結構な量のおしっこが出てきました。

とりあえず、ERは行かずに済み、翌朝、主治医の先生が他の予約の合間に見て下さるとのことで、行きつけの病院に連れて行き、簡単な尿検査をしてもらい、カテーテルでたまってるおしっこを全部出してもらいました。土曜日なので、その他の検査は出来ないとのこと。

明日(月曜日)、週明けに詳しい検査をしてもらいます。DMの進行により脊髄の神経が麻痺してきて、腎臓に影響が出ているのかも。。。

花子は普段と変わらないのですが、15歳という年齢、そろそろ、体内の機能が悲鳴を上げ始めているのかも知れません。。。

ということで、一応、心の準備もして(無理だけど)、明日の検査に行ってきます。 

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