音楽の歯車の音から始まったのは椎名林檎 - 音楽好きの今の話と昔の話

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音楽の歯車の音から始まったのは椎名林檎

何かが始まる。そんなときの例えで「運命の歯車が動き出す」という言葉がある。実際にカチカチみたいな歯車の音が聞こえるわけでもなく、なんとも言えない不思議な感覚に陥る。このブログを書き始めたときもそんな不思議な感覚になった。書く前は知らなかった世界を知り、自分が長い間閉じ込めていた話や体験が少しずつ思い出されていった2年あまり。私がブログを書いているのは好きな音楽の話を誰かに伝えたく、またきっかけを生み出したいから。そんな押し付けがましい音楽ブログで一番書きたいのはこの人の音楽だろう。

そんな椎名林檎さんの誕生日11月25日(2024年)の前日に今回の記事はアップした。いつもとは違う書き出しから始まった今回は、そんな「歯車」や「車」と「椎名林檎」を結び付けた記事。

「運命の歯車」というきっかけはどこにあるかわからない。たまたま見かけた「たまやまさとる」さんという方のポスト。上にあるように椎名林檎さんのファンの方が掃除したいから欲しい人にこれまで集めた林檎グッズの余ってる分配るという企画。そして、いち早くお願い出来た私は下のモノをいただけた。

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これは2008年に行われた「 (生)林檎博'08〜10周年記念祭〜」、椎名林檎さんのデビュー10周年記念の時のグッズだ。そんな貴重なものを見ず知らずのものに譲ってくれたのは謎だがありがたかった。さて、今回の主題である「車」と「椎名林檎」を結びつける話。最初に結びつけるのは、そのライブ「 (生)林檎博'08〜10周年記念祭〜」でも演奏された「罪と罰」。車をぶった斬ったMVはなかなか斬新だった。

罪と罰」での奇抜なメイクに尋常ならない状況の車は当時話題になった。そして悲壮的とも狂気的とも取れる歌声は、コアなファンを数多く生み出したしたと勝手に思っている。次は車のCMに使われた東京事変の「閃光少女」。疾走感あふれるメロディは2007年にスバルの軽自動車のCMソングだった。

そんな東京事変では美空ひばりさんの「車屋さん」をカバーしていた。

美空ひばりさんといえば「港町十三番地」もライブでカバーしていたこともあり、なんか不思議な感じだった。

さて、「歯車」というワードが使われている楽曲でピンと来たのは東京事変「御祭騒ぎ」。

 

東京事変の1stアルバム「教育」に収録されている、「東京事変ならでは」っぽい楽曲。ラテン調のリフやリズムが少し異質な感じをもたらしてくれる。もしかしたら「歯車」というワードは此処でしか使われていないかもしれないので他にあれば是非ご紹介いただきたい。

 

教育

教育

  • アーティスト:東京事変
  • ユニバーサル ミュージック (e)
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最後は最初の話。まさに私の中で歯車が動き始めたのはこの曲だった。

「歌舞伎町の女王」は2ndシングルで、先に「幸福論」がリリースされていた。「幸福論」も耳にしていたがそれほど意識していなかった。当時衝撃的な「声」を聞いた私は、この歳まで自分の中でNo.1のアーティストであり続けるとは想像もしていなかった。いまだに回り続ける私の中の音楽の歯車はこの時動き始めた。その結果CD屋で働いたり、ブログを書いたり、不思議な縁で旗をいただき感動したり、たくさんの出来事が重なりあった歯車のように次々起こり始める。それにしても何度聞いてもこの曲の歌詞は面白い程に景色、時間の流れ、感情、そして温度を感じることが出来る。そんな名曲を10代で作り上げた奇跡を「お誕生日おめでとう」という言葉とともにご一聴。