火戸尻山〜鳴虫山 - こゑきく時ぞ 秋は悲しき♪

こゑきく時ぞ 秋は悲しき♪

火戸尻山〜鳴虫山

今年
も,
それなりに楽しめたので,とりあえず満足 
 
で,本格的な雪山をやらないσ(^^)は,ここから低山読図トレが主体となる
 
そこで,お次は何処にしようと何気なく『山』本を眺めていたら
火戸尻山(ホトジリサン)のページに目が止まった
 
鳴虫山からの縦走が面白そうだけど,マイカー族には不向きなんだよなぁ〜この山
 
何かいい方法はないかなぁと,検索してみると・・・
有りました
火戸尻山鳴虫山滝ヶ原峠と歩き,
で駐車場に戻る記事が!
 
滝ヶ原峠へ降り立つには,擁壁が邪魔になるので
終了点は考えねばなりませんが参考になります
 
行き先も決まって,準備を進めていると,9日夜から10日は
今年一番の寒気がなだれ込み,北関東は平地でも,所々で初雪が舞ったのでした
 
あら!こりゃ雪山
が楽しめそうやないの 
 
でも,そうなると地下足袋じゃ無理だなぁ。。。 
 
そもそも峠までノーマルで上がれるんだべか・・・ 
 
などと,少々不安になりましたが
取り敢えず行ってみっぺと
10日(土)出かけることにしたのでした
 
いつものように,日光宇都宮道路を使って清滝ICへと向います
 
日光に近づくにつれ,日光連山以外の1500mクラスの山々も

をまとい,木々の枝には霧氷が見られます
 
うん,良い感じ 
 
小来川へと向かう道路はやしおの湯
の前を
通り過ぎると登り坂となり
峠に近づくと雪とアイスバーンへと変わりました 
 
北面からのアプローチだったので,もう少し雪が多かったら
σ(^^)の車ではやばかったですが 
なんとか終着点滝ヶ原峠に着いて,
をデポ
 
でも・・・もしかして・・・Σ( ̄ロ ̄lll) ・・・やっちまった
 
此処に来て,初めて着替え
忘れてきた
ことに気付きました
 
慣れない雪山と
の防寒対策が気になって
肝心なところがおろそかになっていたようです 
 
せっかく綺麗な霧氷が撮れたのに~ 
 
はぁぁ・・・
 
もう帰ろうかなぁ・・・
 
とも思いましたが
久々の遠出だし,ほとんど植林の山だから大した写真も撮れないし 
・・・と気を取り直し,歩くことにしたのでした
 
という訳で,今回の画像は無しです ( TДT)ゴメンヨー
 
なので,2009年3月鶏鳴山からの画像と今回のルートを載せるんで
NOを確認しながら読んでおくんなまし  m(_ _ )m
 

 

 
NO6火戸尻山NO9991ピークNO10996ピーク
NO12鳴虫山です
 
ちなみに,火戸尻山鳴虫山間は,『山』本にも紹介されていますが
あまり歩かれていないらしく,鳴虫山にはロープが張られ
『この先に登山道はありません』の看板が設置されています
 
また,鳴虫山滝ヶ原峠への下りは
かつて,三峯五禅頂冬峯の一部として,修験者によって歩かれていた道ですが
今では,バリエーションルートとなっています
 
さて,NO1滝ヶ原峠の三叉路に
をデポして,
駐車場へと向かいます
 
天気は快晴で,道脇の木々は,霧氷が付いて煌めいていました
 
本日は,山家(やまが)さんの駐車場NO.2)をお借りします
 
美味しい蕎麦屋さんと評判のお店なので
帰りに寄りたかったのですが,残念ながら間に合いませんでした 
 
モチロン,お客さんが使う駐車場なので
なるべく邪魔にならないように停めて,8時15分に出発 
 
はじめは舗装された林道ですが
休憩舎を過ぎ,カーブを曲がると未舗装の道へと変わります
 
そのまま進むと,「右篭滝,左展望地」の標識があり
試しに,篭滝に寄ってみましたが・・・まぁ,いいでしょう 
 
左の展望地の方向に進み,林道を離れるとNO3登山口
すぐにシカ避けネットが現れて,網を潜って進みます
 
九十九折の階段を登ると南側の展望が徐々に開け
笹目倉山やその奥にお天気山鳴蟲山などが見えるようになります
 
もう一箇所のシカ避けネットを潜ると,尾根の形がハッキリして
南に派生している尾根へと合流します
 
其処から右に折れ,少し進むと標高660m付近に猫岩(NO4)が現れました
 
でも,どこが“猫”なのか,さっぱり判りません 
 
猫岩の手前には二基の石祠が安置されていました
 
そのまま気持ちの良い尾根を登って行くと
標高720m付近に山神様(NO5)の石碑が奉られています
 
今日みたいな日は,何があるか判ったモンじゃないので
シッカリと山行の無事をお願いしました 
 
この山神様を過ぎた辺りから,少しづつ
が現れ始めました
 
進んでいる尾根が南東へ向かう主稜線にぶつかった所は
三叉路になっていて,の表示板があり
此処から左手に向きを変え,急な斜面を息を切らしながら登ると
間もなく,火戸尻山山頂(NO6 851.6m)へと到着しました
 
此処まで,駐車場から休憩込み1時間半強
 
山頂は,杉や檜に囲まれて,展望は得られませんが
平坦で,中々,気持ちの良い場所です
 
此れまで,案内らしい案内が無かったにもかかわらず
山頂には,7枚もの山名表示板が付けられていて
意外な人気に驚かされます 
 
名前も,“ホト”に“シリ”とは,随分,色っぽい
名前だ
と思っていましたが
地元では「ヒドッジリ」と呼ばれているようで,妙な勘違いをしていました 
 
さて,山頂からは,北に進路をとって
左手に大きな六郎地山を眺めながら進んで行きます
 
道もこの辺から雪道(とは言っても,5cm程度しか積もっていませんが)となって
誰にも歩かれていない雪の上に,足跡
を残しながら楽しく進みます 
 
鞍部(NO7)へと到着すると,南東側が伐採地になっていて
姿の良い鶏鳴山笹目倉山その二つをつなぐ稜線の間に筑波山が見えます
 
2年前に彼処を歩いたんだなぁ~などと懐かしく思いながら

を忘れたことをつくづく後悔 
 
鞍部から,150mほどの急登で
大平(NO8)と呼ばれる場所に到着しますが,ガスっていると迷いそう 
 
一応,目印はついていますが,平坦な地形と藪で
NO9991ピークは,通り過ぎてから,それと気が付きました
 
一度下って登り返すと
標高900m付近に,  に“コンセーレハイキング”
と書かれた表示板があり
そこから,10分ほどで,996ピーク(NO10)へと到着します
 
996ピークは,目印も展望もないので,注意していないと気付かないかもしれません
 
時間的にもちょうど良いので,此処で

にしました
 
普通の登山靴ならアイゼンなど必要ない雪の量なのですが
如何せん,σ(^^)のすり減った靴底では,滑って,無駄に力を使います
 
そこで,此処から,軽アイゼンを装着することにしました
 
996ピークから,わずかに進むと,正面に端麗な姿の鳴虫山が見えてきます
 
更に下った鞍部が第二の展望地(NO11),遠方に高原山が良く見えます
 
此処は東側斜面が伐採され,地形図に無い林道が上がって来ていますが
シカ避けネットが張り巡らされていて,林道には出られないようになっていました
 
最後の急登に取りかかり,標高930mくらいに(多分,別の)林道が見られると
標高940mくらいに,突然,先行者
が現れました
 
アレ


・・・この
は,一体,何処から来たんだ 
 
もうひと頑張りで,例のロープと看板が現れて
2010年5月以来鳴虫山山頂NO12 1103.5m)へと到着しました 
 
今日は,前の3月に来た時より雪は少ないですが
北面の展望はバッチリで,雪を被った日光連山が綺麗に見渡せます
 
此処まで,駐車場から休憩込み4時間15分
 
山頂では,男ばかりの団体1組みと男女ペアー1組みが休んでいました
 
女性の方が,σ(^^)が全く別方向から登って来たことに驚いておられましたが
コースのことはご存知だったようで,二・三言葉を交わしました
 
そのうち団体が消え,男女ペアーを見送ると
いつものように,一人だけの静かな山頂となって
しばし
タイムとしました
 
さて,のんびり出来たし,遅くなると
が辛いので出発するとしましょう
 
相変わらず,現在地の判別しづらい尾根を下降して行きます
 
下山場所となるNO13は,合峰の手前から派生する尾根で
本来,目印が無ければ特定が難しいところですが
こちらにもロープと例の看板があるので一目瞭然 
 
NO13から西に向かって降りれば
徐々に傾斜が増してゆき,霜とその上の雪が西日で溶けて
軽アイゼンを付けていてもズルリときます 
 
流石に修験者の道で,辿る人も多いのか,そのうち目印まで出てきます
 
標高950m付近で,一旦傾斜が緩むと屋根欠けの山神の祠が安置され
そのまま,鞍部へ至ると,背丈ほどの笹が少々うるさくなってきました
 
この先,尾根はほぼ平坦となり,左手には
今日,歩いてきた991ピークから鳴虫山への稜線が眺められます
 
標高900m付近は,御セン菜と呼ばれるかつての宿だそうで
虚空蔵菩薩が祀られているが安置されています 
 
この手前くらいから,尾根は南西方向に向かい
969ピーク(NO14)へ急登します
 
969ピークから先は,西の尾根へと進み,尾根が北西と南西のふた方向に分かれると
正面の沢状の植林地の先に,今朝方,峠に向かった道路が見えてきました 
 
この別れた尾根は,どちらに進んでも擁壁に阻まれそうです 
 
と言うことで,此処は正面の急な植林地を慎重に下りて
滝ヶ原峠より6〜70m北寄りの道路(NO15)へと不時着しました 
 
此処まで,鳴虫山山頂から1時間15分
 
トータルで,休憩込み5時間50分でしたが,中々,充実した歩きを楽しめました 
 
さて,後は
を回収して駐車場へと戻りましょう
 
この時期の
極寒
地獄

は,去年の
細尾峠のダウンヒルで経験済み(笑)
 
ということで,前回より一枚多くダウンを重ねる念の入れようで
着ダルマになって颯爽と出発 

 
途中,何箇所か漕ぐ場面もありましたが
軽快に飛ばして,20数分で駐車場まで帰って来ました 
 
それにしても,毎度のことですが
6時間弱かかった道のりが,20数分っていうのも・・・なんだかネェ 
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Comments







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No title
歩旅さん♪
はい,最近の自転車は折り畳み式で良いのがありますから,無理にピストンや周回しなくても,チョットした縦走ならバッチリですヨ。
ただ,どうしても,戻るときは「下り」にルートを設定しなくちゃいけないのが難ですネ。途中に「上り」があっただけで,自転車を投げ出したくなりますから(笑)。
2011-12-23-00:25 瀑泉
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No title
おはようございます。。。
6時間のコースを20分で降る。
自転車デポの効果、絶大ですね。。。
☆!★!☆!
折りたたみ式のが有りますから、
いつか、実践してみよう・・・
と、考えながらルート設定するのも、楽しいでしょうね。
2011-12-22-06:40 歩旅 potabi.com
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No title
まさ吉さん♪
いや〜,本来ならボツネタでもおかしくないんですがネェ。
でも,もともと歩きたかったコースで,記録しておきたいっていうのもあるし,今年は,例年より山行回数が少ないんで,貴重な山行ってのもあるしぃ・・・。
σ(^^)の場合,読図山行をすると,地形と一緒にその場のことを覚えちゃうんで,写真は,そこに行った証拠の意味合いが強いです。
小まさにチャリは乗らんですか?
今は,ホントに小さく折り畳める,性能の良いチャリもありますケド。
一見,ピストンしかないコースでも,チャリがあると,縦走できて便利ですヨ。
2011-12-20-23:58 瀑泉
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No title
私なら完全ボツネタに・・・(;o;)/~
写真を見ながらじゃないとその場の事を思い出せませんしぃ~
チャリデポして行ってみたいコースがあるんですが車がジムニーになった為 不可能×
2011-12-20-07:47 ☆まさ吉
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No title
はっさくさん♪
やはり,雪道には長靴が一番ですか?σ(^^)も冬靴だけは欲しいと思うんですが,高価で手が出ません(涙)。
長靴,検討してみようかなぁ・・・。
鳴虫~滝ヶ原はバリエーションですが,火戸尻~鳴虫はバリの一歩手前くらいのルートですヨ。なので,人に会うこともあるらしいのですが,この日は鳴虫山頂まで誰にも会わなかったし,鳴虫手前までは足跡さえ見かけませんでした。
にもかかわらず,940m付近で雪に突如現れた足跡には驚きましたネ。果たして何処から来たのか?手前の林道にも無かったし,謎は深まるばかりです。
2011-12-19-12:48 瀑泉
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No title
のぶさん♪
写真がない分,少し状況を詳しく書いたんですが判っていただけたでしょうか^^;
HPだと,文章だけの紀行文をUPされている方がいますが尊敬しますネ。
さすがに,文書だけでは辛いんで,今回はルート図も載せてみましたが,此はこれで良いかもとも思っています。
写真が無いのは痛恨の極みですが,今後,此処を歩かれる方達の参考になれば良いかなぁ~。
2011-12-19-12:25 瀑泉
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No title
エルさん♪
携帯を持っていないんでカメラを忘れたら,何も撮せないんですヨ(涙)。
なので,流石に歩くのをやめようか迷ったんですが,今は歩いて良かった〜って思っていますヨ(笑)。
はい,今回,その点だけはバッチリでした。なんせ,○二クロのウルトラライトダウンを持参したんで,帰りはヌクヌクでした^^v
懐かしいですか(笑)。そもそも「っぺ」は浜の言葉みたいですヨ。
2011-12-19-01:00 瀑泉
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No title
でんさん♪
申し訳ない!
写真があればもう少し文章を簡略化出来るんですがネェ(汗)。
まぁ,σ(^^)も雪山装備が不十分+ボロ靴なので,これからは,雪の無い山が中心になると思います。
それだけに,雪や霧氷の写真が撮れた今回は貴重だったかも・・・残念(涙)。
2011-12-19-00:48 瀑泉
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No title
カブさん♪
今回は,鳴虫山では無く,火戸尻山が目的の山歩きでしたからネ。
ただ,火戸尻単独では,時間的にも距離的にも短いし,そもそも縦走ルートを歩きたかったんで,チャレンジしてみました。
滝ヶ原への下りは,道路への下降点さえ気を使えば難しくありませんヨ。むしろ,今回と逆コースで,火戸尻に向かった場合,991ピーク周辺が難しいような気がします。
是非,チャレンジして下さいネ。
2011-12-19-00:40 瀑泉
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No title
ポレポレさん♪
流石,このアプローチが不便なルートでもシッカリ歩いておられましたネ!
ホント,まさかのカメラ忘れに茫然自失。
それに霧氷や鶏鳴山,雪を被った日光連山など予想以上に被写体が多くってガッカリでした。
ルート上に,蕨の群生地があるんですか!でも,判別する自信がありませんヨ(笑)。
今回は,写真を撮れなかったんで,いずれ再訪しようと考えています。
2011-12-19-00:29 瀑泉
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No title
私ゃこの頃長靴になりましたが、雪の無い低山ではもう少し地下足袋で行けそうです。
ヤブルートでも人に出会うのですか?
山の本に紹介されてるからかな。
2011-12-18-18:04 はっさく
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No title
写真が無いぶん状況描写が細かくて楽しめましたよ。
ボクなんて写真が無ければブログ書けませんわ。
2011-12-18-13:41 のぶさん
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No title
充実した山歩き、お疲れさまでした~♪
またもや自転車の極寒地獄か!と、変な期待をしていたのですが、
着ダルマ作戦でしたか!^^
「・・・っぺ」懐かしい響きです、千葉の外房辺りの友人もよく使ってました^^
写真が無くて残念でしたが、楽しく読ませてもらいましたよ~☆
2011-12-18-06:55 エル
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No title
『写真は無いけど』(^^;)
興味深く読ませていただきましたヨ!
やしおの湯は何度も浸かってますが
滝ヶ原峠、車でも通ったことがないです。
週を追う毎に寒くなっていくので
私は大小山通いになってしまいそうです(笑)
2011-12-18-03:15 でん
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No title
こんばんは~
五万分の一の地図ですが火戸尻山から鳴虫山までのルートはなんとか、わかりそうですが鳴虫山から滝ヶ原峠まではとてもわかりにくいですね
さすが、瀑泉さん~(^o^)v
私は電車で鳴虫山をぐるっとって思っていましたよ~火戸尻山ルートがあるのですねぇ~
2011-12-18-00:14 カブ
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No title
お疲れ様~♪
雪道、霧氷、カメラが無いのが残念ですね(T_T)
仲間と鳴虫山からこのルートを歩いたのはもう10年以上に成ります。
一箇所蕨の群生地があるのですよ~☆
歩いてみたくなりますね(^^♪
2011-12-17-23:11 porepore
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