病み上がりの山行に赤城山(駒ヶ岳~黒檜山)を選んだが、天候はイマイチでもそれなりに満足のいく2022年の〆だった。 - こゑきく時ぞ 秋は悲しき♪

こゑきく時ぞ 秋は悲しき♪

病み上がりの山行に赤城山(駒ヶ岳~黒檜山)を選んだが、天候はイマイチでもそれなりに満足のいく2022年の〆だった。

クリスマスまでコロナで身動きが取れなかったことは、前記事に書かせてもらったのダガ。。。

療養明けは少し咳は出るモノのそれ以外の症状は無くて、年内にリハビリと〆を兼ねて山に行きたいという気持ちが高まって来た。
まぁ、どのみち年明け4日筑波詣でに出かけるつもりダシ、せめて同程度の歩きをしておきたい。
そんな風に考えて、ブロ友さんたちの記事を眺めたら、12月18日みー猫さんが、12月21日にはたそがれオヤジさんが、それぞれ黒檜山~駒ヶ岳へ登っておられて、赤城山が良いカモという気持ちが芽生えて来た。ただ、思い返せば昨年の〆でも赤城山五輪尾根と黒檜山)を歩いている。

まぁ、赤城山については、今シーズンは別の処を2ヶ所ほど歩くつもりでいたし、それは次にでも歩くことにして、病み上がりのリハビリならオーソドックスに黒檜山~駒ヶ岳を歩ければ良いだろう。

そんなワケで、暮れも押し迫った12月30日(金)は、9月25日以来となる赤城山へ。

果たして病み上がりで、まして雪山を登ることが出来るのか不安になりながら、出かけることにしたのでした。
(ちなみに、直近の赤城山は、9月25日花見ヶ原森林公園~黒檜山をカミさんと登っているが、紅葉も先駆けだったことに加えて、山頂はガスで何も見えなかったこともあって、記事にしていない。)



いつものように伊勢崎ICで高速を降りたモノの、いつもより高速代が高いなぁ~と思ったら、休日割の適用の無い金曜日だったことに気付いてガッカリ。
ただ考えてみれば平日はもとより、正月休日割の適用は無いから仕方あるまい。

いつものように、R4をひた走り大沼へ向かって行くと標高600mを越えた頃から道路が白くなって、今シーズン初めての雪道走行に少しばかり緊張する。過去に2回滑っている見晴山付近の下りカーブは相変わらず気を使うが、今回も無事に切り抜けて駒ヶ岳登山口駐車場に到着。

黒檜山が晴れているようなら、黒檜山→駒ヶ岳周回を考えていたが、霧氷を纏った駒ヶ岳は見えていても、黒檜山は厚い雲に覆われていて、黒檜山に展望が無いのは誰が見ても明らか。
まぁ、なんとなくそうなるんじゃないかと思っていたが、天気予報も午後の方が良くなるらしいからと、駒ヶ岳から周回することに決めて、出発することにした(8時34分)。

駐車場から道路を挟んだ向かいにある、駒ヶ岳登山口を眺めると、登り出した登山者が二人
どうやら、このお二人、20代と思しき息子君その母親と思しきペアで、この後、黒檜山の山頂まで抜きつ抜かれつしながら、ほぼ同じペースで進むこととなる。
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コロナ明けゆえ、登り出しから息切れして大変かと思ったが、それほどでも無くて、ダブルストックにしてゆっくりと登って行く。
途中、件の親子に追い付いて中腹くらいまで登ると、段々と霧氷が綺麗になって来た。
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樹幹越しに小地蔵岳
南側の上空には青空が見えていて、この日、たそがれオヤジさんは青空の荒山鍋割山を歩かれていたようだ。
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体が温まったこともありフリースを脱いでいると件の親子が追い着いて来たが、また直ぐに抜き返して、急な階段を登って行く。
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もうこの時間で黒檜山から周回して来たらしい登山者が下って行くのを横に見ながら、急な階段を登りきると駒ヶ岳の主稜線に到着。
主稜線から鳴神尾根を眺めるが、辛うじて見えるくらいで、ガスが視界を塞いでいた。
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上空は風が強いからか雲の流れが速くて、時折、覗く青空をバックに白い霧氷が綺麗。
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とはいえ駒ヶ岳方面も、直ぐにガスに覆われてしまうのダガ。0007_202301091524462d7.jpg
駒ヶ岳に向かう途中に出来ていた雪庇もどき。
この時季、ここまで雪が積もっているとは。やはり今年は雪が多いようだ。0008_20230109152448676.jpg

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雪庇もどきと満開の雪の華に満足しながら、ゆるゆると進んで行く。
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やがて、駒ヶ岳の山頂の階段と人影が見えて、
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駒ヶ岳山頂に到着(9時46分)。
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駒ヶ岳から南側を眺めると、雲は多いながらも先の方まで見えて。
いつも相性の悪い山頂でガスっていないダケでも珍しいのに、果たして此れほど見えたのは、いつ以来のことだろう。
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山頂から東の尾根にもトレースが付いているが、この辺りをうろついたダケだろう。0015_202301091525201e8.jpg
時折見える青空に期待しながら、大タルミへ向けて下って行く。
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ホントウは、こうした青空を期待したいところダガ。。。
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晴れて日差しが強くなると、気温が上がって霧氷が融けてしまうから難しい。
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大タルミへと向かって下って行く途中、風を完全に避けられる斜面を見つけて、時間的には少し早いが腹ごしらえ。此処まで飲むゼリー1つ出来たが、腹が減ったので荷物を降ろしておやつ代わりにカップラーメンを作って食す。ラーメンを食べている間に、件の親子が再び追い抜いて行った。
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腹が満たされた処で大タルミへと降りて、振り向いて駒ヶ岳
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2020年1月も、鳥居峠から黒檜に向かって歩いているが、この時は、駒ヶ岳にかかった雲が取れなかった。
今回は、駒ヶ岳の雲は取れていたが、↓左肩に見えるハズの黒檜山は、今だ厚い雲に覆われていた。
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大タルミから黒檜山に向けて登って行く。
前回は、鳥居峠分プラスだったので此処の登りがキツかったが、今回は病み上がりにも関わらず意外と足が軽い。
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振り返って、駒ヶ岳の先は地平まで望める。
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霧氷を楽しみながら小沼が見える処まで登って来ると、立ち止まって写真を撮っているハイカーが居て、富士山が見えたという話が聞えて来た。
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で、σ(^^)もしばらく立ち止まって、雲が晴れるのを待つと、小沼の奥に見えた富士山。
画像では微妙にしか見えないが、肉眼では割とはっきり見えた。
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富士山を鑑賞した後、再び登り始めると先行していた件の親子に追い付いて、再び抜き返す。
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9月に登った花見ヶ原キャンプ場の分岐に着いて、60歩先にある絶景スポットに寄ってみる。
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9月に来た時には、其れこそ何見えなかったが、今回は小沼が見えるダケでもマシ。
とはいえ、この絶景スポットで、絶景を味わった試しは一度として無いのダガ。。。
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花見ヶ原キャンプ場へ向かうトレースも続いているように見受けられるが、果たして人が入っているかどうか。一本北側の黒檜山から派生する1588m経由の尾根は冬に登っているが、花見ヶ原キャンプ場からのルートもいずれ冬に歩いてみたい。
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黒檜山大神の祠をお参りした後、南に富士山が見えないか眺めるが、
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此処からは雲がいつまでも残ってしまって、無理。
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赤城山山頂に到着(11時33分)して、早速、絶景スポットへ向かってみると、件の親子が先を歩いていた。
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60歩先の絶景を見ている間に抜かれたか、はたまた黒檜山大神をお参りしているうちに抜かれたか定かでないが、いつの間にか前に居た二人。
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途中、トレースを外して雪に足を踏み入れると膝高の深さがあって、やはり昨年末(2021.12)と比べても雪が多い。
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件の親子とほぼ同時に絶景スポットに着いて、西側の写真を撮る。
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黒檜山を後にした甲斐あって西は青空の範囲が広がったが、武尊山や国境稜線は見えなくて、少しばかり残念。それでも何も見えなかった昨年末や9月に比べたら遥かにマシ。
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この絶景スポットで、これだけ育った海老のシッポを見た記憶はない。
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それと、白樺の細い枝にも、氷が張り付いていた。
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東側も青空が広がっては来たが、まだまだ雲が多い。
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絶景スポットから戻りがてら奥日光を望むが、厚い雲に覆われていて何も見えなかった。
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駒ヶ岳からは見えていた鳴神尾根ですら此処からは真っ白で、見えているのは足下の支尾ダケ。0049_20230115145542051.jpg
件の親子に続いて山頂へと戻ると、此処で昼食にしようという息子の声が聞えて来たが、σ(^^)は、先ほど風の弱かった黒檜山大神まで一度戻って握り飯を食すことにする。
食事を取っている間に再び山頂は雲に覆われて、絶景スポットから西側が見えたダケでも良かったと思いながら、下山を開始する。
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ところが、下山を開始して10分もすると、段々と青空の範囲が広がって。。。
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やがて「アンテナ山の左どなりに富士山」の標識まで降りて来る頃には、スッカリ青空に変わってしまった。
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それにしても、今頃になって青空が広がるとは!
あと30分、山頂に着くのが遅ければ、もっと綺麗な青空と霧氷のコントラストが拝めたのに。
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とはいえ、此ればかりは運もあるし、今更登り返す気力も無いから仕方がない。
肉眼ではアンテナ山ならぬ地蔵岳の左に富士山も見えたが、写真では少し厳しいか。
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猫岩まで降りて来て駒ヶ岳を望むが、中腹から上の霧氷は、まだ融けずに残っていた。
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猫岩から地蔵岳と明るい日差しに照らされた大沼
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大沼越しに鍬柄山鈴ヶ岳出張峠
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猫岩から前を行く若いハイカーを一気に抜いて、黒檜山登山口へと降り立つ(13時11分)。
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駐車場へ戻る途中、赤城神社越しに昨年末歩いた薬師岳五輪尾根
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そして、最後まで軽アイゼンを付けたまま、道路に雪が残っている処を伝って、駒ヶ岳登山口駐車場まで戻り、2022年の山を〆たのでした(13時34分)。
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