左俣大滝でゆっくりとお昼をとった後は,二俣まで引き返し,次は右俣を遡行します。
右俣での目標は,第2ゴルジュ内の大滝を見ること。
ちなみにこの大滝,遡行図では,上から10mナメ+10mトイ状+10m2段S字の3連瀑帯と表記されています。
大滝派のσ(^^)には,これが単なる「連瀑」なのか,それとも「段瀑」として一体の滝と見えるかは,少し気になるところ。
右俣に入って直ぐに,画像の小滝が現れますが,此処で今来たばかりだという釣屋さんが22cmのイワナを釣り上げていました。
どうやら,左俣にいた釣屋さん達は,右俣には入らなかったようです。
釣屋さんに,滝が目的であることを告げて先行させてもらいます。
小滝を越えて間もなく,第1ゴルジュにかかる関門の5m滝が見えて来ました。
沢屋さんなら,滝壺に入って右から越えることも可能なようですが,σ(^^)の技術ではとても無理。
おとなしく右岸の巻き道を利用して越えることにします。
巻き道は,5m滝の上にある,3m滝×2もまとめて巻いてしまいます。
上の画像,奥の大滝の一部(10mS字滝)が寝ているように見えますが,実際は結構立ってます。
とりあえず,前衛の5m滝を左から越えて,・・・
大滝の最下段,10mS字滝の前まで来ました。
10mS字は途中で二条に別れ,左は滑の岩盤の上を,右は溝に沿って流れ下ってきます。
とりあえず,荷物を置いて,空身になって右の溝を登ることにしました。
こういう流れの強い箇所なら,水苔も付かないので,安心して登って行けます。
でも,S字の上段から落ちるシャワーを浴びなければ先には進めません。
右からの水流に「冷てぇ~」を連呼しながら突破して,どうにか中段の10mトイ状滝の下まで来ました。
今,越えてきたS字滝は,上から見るとこんな感じ。
右奥に5m滝の頭が見えますが,結構,立っているのが判るかな???
ちなみに,中央やや右の溝を突破して来ました。
で,振り返ると,・・・
10mトイ状滝とそれに続く10mナメ滝がわずかに確認できました。
S字とトイ状の間は無いに等しいし,これはもう一体の大滝(落差30m)でしょう。
ということで,10mトイ状滝の動画をどうぞ。。。
さて,10mトイ状も確認したし,この滝を登ると,第2ゴルジュを突破しなければ帰れなくなるので,止めておきます。
帰りも,安全を期して溝を下りますが,今度は左から沢山の水を被りました(笑)。
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