2008年 04月 09日
ハウスコンサート
なぜ日曜の夕方からかって??
・・・・お仕事引退したご老人方(義父母とその友人)って、とーっても忙しいんですよね。
お出かけ、お茶会、コンサート、家族の集まりなど遊びの予定がぎっしり。
そういうわけで、一番みんなが集まれるのが日曜夕方からだったんですって。
4月に入ってここのところ再び雪が降ったりと寒い日が続いているのですが、
ハウスコンサートの日はとても春らしい日差しの気持ちの良い一日でした。
演奏者は5人。
カールスルーエの音大の学生さんたちです。
前にも書きましたが、お義父さんは超クラシックオタクです。
でも、聴くだけじゃなくて本人もピアノはめちゃうま(お義母さんも弾きます)で
教会のオルガンも弾けるって人で、たまーに音大に聴講しに行ったりしてて、
そこでコンサートの奏者をスカウトしてくるみたいです。
お義父さんからの希望が、「20世紀の作曲家の曲を」だったらしく、
一番ピアノ側に立っている彼の曲も演奏されました。
前のブログに書いた、YouTubeでみつけて聴いたジョルジェ・エネスクの曲が結局は
わたしには一番素敵で(生で聴くとぜんぜん悪くなかった)、
音大の彼の曲はパソコンを使って電子音が入ってたりで、
まだまだクラシック初心者のわたしにはあまり良いとは思わなかったけど、
お義父さんやその仲間たちは相当なオタクなので、総合的にすごく良かったと褒めてました。
ケータリングのチームにも来てもらっていて、
コンサートの途中で一度休憩が入り、シャンパンとクロスティーニなどが振舞われました。
出来たお料理を全て運んでくるのではなくて、キッチンを使ってお料理をするようなのですが、
お義父さん設計のこの家は吹き抜けで、コンサートをやっている居間とその上の階にあるキッチンとの間に壁がないので、
お料理の音が邪魔になるため、コンサートの最中にはあまり準備ができなかったようで、コンサート後のお料理の出てくる順番はちょっと遅めでした。
でも、とーっても美味しかったです。揚げ物系は家ににおいがついてしまうとよくないので、
暗い中、シェフが台所横のテラスで黙々と挙げてました、お疲れ様です。
でも、海老ワンタンとか出てきて感激でした。
日記のタイトルが「ハウスコンサート」なだけに、音楽について書くべきなのに、
わたしってやっぱり、いくら抑えてもコンサートの感想よりお料理のことの方がすらすら書けます。
ちなみに、働く世代の我が家、翌日月曜日はもちろんお仕事です。
ぎゃぼん。(←のだめ20巻までいっきに完読デス)
じゃんけんに負けたのでわたしはワインを飲まず、22時半出発でスイスの自宅へ向けて運転でした・・・。
1時半に無事に到着しましたが、運転で集中していた頭がなかなか緩まなくて、なかなか眠れず睡眠不足・・・疲れました~。
それにしても文化度が高いですねぇ。
私は基本的に「花より団子」なんで、コンサートの詳細よりも
お料理の数々の紹介に目が釘付け。
もう少し文明人に近づけるように私も努力しなくては・・・はぁ。
本当に本格的ですね。
ステキな(すごい)道楽っていっていいのかわかりませんが、
(言葉が悪くてすみません)
自分の家で、自分好みの演奏者と、曲目
観客も自分で選べるとは・・・・・それも結構な規模で
音楽でなくても夢のようなイベントですね。
自分にはそういう未来はなさそうですが、
そういうことができる人っているんだなぁ。
と感心しました。
本当にステキですよね・・・
>それにしても文化度が高いですねぇ。
そうなんです、お義父さんのまたの名を「クルトゥーア(文化)」と言うんデス。
・・・って、私がそう呼んでる(こころの中で)だけなんですけど!
お料理、もっと書きましょうか。巨大マッシュルームのフリッター・タルタルソースかけとか、熱々でめちゃめちゃ美味しかったです!デザートは、ジャポネのミニトルテ、ミニ・トップフェン(クヴァーク)パラチンケン、ミニ・クレープ(フルーツとクリームフィリング)でした。私は2種類しか食べませんでしたが、となりのおば様は、食事はすごく遠慮していたのに、デザートは全種類制覇してました・・・。
これまで「音楽の途中で寝ないように・・・ドキドキ」
というのが私でしたが、今回から真面目に聞きましたよー。
午後、彼らが居間で練習している間、
お義母さんの部屋でこっそり音をちいさーくして、電子ピアノで
私も久しぶりに練習してみました。難しかったデス!
超簡単なシュベルトの練習曲ですけど・・・本当に簡単な。
ピアノは弾けないけど、フルートは吹くダンナと話してて、
「ドレミファソラシド」じゃなくてドイツでは「ツェーデーエフ・・・(CDF。。。)」」とか言うことを今頃知りました。お義母さんにも「日本はイタリア語なのね~」と今頃言わせてしまいました。
(もう10年ぐらい知り合いなのに!)
料理の大匙とかドイツ語のレシピはいくらか頭に入ってきたんですが
音楽はまったくの未知の世界で・・・・でもなんか面白そうな予感が。
ピアノもまったくできませんが・・・これからドイツ音楽関係にアンテナ張ってみます。またお義父さん情報楽しみにしています!!!
(鹿男のアリキリ石井さん、すっかり忘れていました。みちえさんに言われてやっと思い出しました。でてましたネ。。)
私も今まで何やってたんでしょう?というぐらい無知ですよ。
それと、日本のドイツ語講座とか今どういうのやってるのか、興味あります。
夏に日本で見ます!
CDEFGAHC ←これが、ドイツのドレミ(←なぜか日本はイタリア語ですよね!)ですね。
もちろん、音大出身の私(でも、詳しくないw)は、どちらか、というとCDEFのほうが
なじみがあるのでありますっ(笑)。でも、どうして専門になるとドイツ語なんだろ?今頃疑問に思ったり。
きっとそういう音楽の歴史も教えてもらったはずなのに、すっかり忘却の彼方です(汗)。
ちなみに業界で、ギャラを数えるときも12345をCDEFで言ったりしていました。
一万円を「C(ツェー?)」なんて聞いていました。今でも言うのかなぁ・・・・?
専門になるとCDEF・・・・なるほど~、だからのだめでもよくDとかなんとか
千秋先輩が言ってるんですね。勉強になりマス~。
それにしても、そのギャラの使い方、面白い!!
ダンナに報告せねば、そして真似しよっと。