ゆっくりと歩む道

　　　　終活、続いています。


　　　　おっとっと、私も、ラブレター？ には目頭が熱くなって

　　　　読む事が出来ないまま、キャンプの焚き火で

　　　　燃やすことにしましたが、台風のお陰で

　　　　延期になりました。

　　　　夏休みも終わり孫達とは連休しか予定を合わせられませんが
　　　　
　　　　今月中にもふたりで、もとい大輔と三人で一緒に戸隠へ

　　　　出かけるつもりです。



　　　　私の趣味の写真は手元に殆ど無く、数枚ですが

　　　　お気に入りが見つかりました。





　　　　



　　　　




　　　　多分、中学３年生か高校１年生の頃のものです。


　　　　自作のツイード地のタイトスカートがお気に入りでした。

　　　　この地は、明治神宮です。


　　　　東京港区にある、私立の女学校へ通っていました。

　　　　父は銀座に本社がある大手建設会社に勤務していて

　　　　銀座に遊びに行くことは許してくれましたが

　　　　渋谷へ出かける事は、許してはくれませんでした。

　　　　何故か不良の街と感じていたようです。


　　　　お隣の駅の神宮の森が気に入って、友達と何度も行きました。

　　　　思い思いのポーズを撮って、楽しかったことを

　　　　思い出します。

　　　　その頃原宿は、閑散としていて寂しく感じられる街でした。

　　　　お食事をしたくてもお店を探さなければならず

　　　　原宿の町並みを歩き回りました。

　　　　写真１枚でたくさんの昔が蘇ります。

　　　　写真がどれ程大切か身に染みています。

　　　　写真娘の私にとって、沢山の想い出が溜まっていました。


　　　　私が小学校５年生の時に実母が亡くなり

　　　　中学１年生の時に歳の離れた兄と姉が結婚をして

　　　　父と私が残されることになり、それを機に父が再婚をして

　　　　義母が出来ました。


　　　　私の生みの母、家族との思い出、私の作品が

　　　　全て破棄されてしまった過去が改めて悲しく

　　　　思い起こされています。


　　　　義母は、母の兄姉、従妹達まで全て切り捨て追い出し

　　　　母との思い出の写真も全て家から無くなりました。

　　　　庭に作ったお花畑で、母の笑顔と私の笑顔が幸せな

　　　　想い出の写真も消えてしまいました。


　　　　母はとても綺麗な人でした。

　　　　笑顔が優しくて、大好きでした。

　　　　そんな想い出も遠くに霞む想い出です。

　　　　只今の「レモン」さん




　　　　





　　　　「グレープフルーツ」さん




　　　　






　　　　「オリーブ」さん





　　　　




　　　　そして、その狭間で





　　　　




　　　　ご飯を食べる、しまちゃんです。





　　　　そして、夜のお庭は……




　　　　
　　　　




　　　　ちいさいちゃんのために





　　　　　





　　　　





　　　　





　　　　星空の夜、風の夜、寒い夜、雨の夜

　　　　その夜のお天気に合わせてキャンドルの数や

　　　　器を替えて、ちいさいちゃんをお迎えしています。





　　　　



　　　　母の気持ちは変わりません。

　　　　今でも週2〜4回ほど大好きな牛乳を飲みにやって来ます。
　
　

　　　　いつまで続くのかは分かりませんが

　　　　我が家にとっては、嬉しい夜です。

　　　　
　　　　時にはキャンドルを灯す時間ではない

　　　　明るい夕方のこともありますが

　　　　それでも、暗くなるとキャンドルを灯してしまいます。

　　　　　




　　　　先日、小学校では「運動発表会」が開かれました。　

　　　　晴天ではありませんでしたが、心地よい気候で　

　　　　じぃじと二人で見に行きました。　





　　　　





　　　　




　　　　すっかりおでぶちゃんが板に付いたK君は

　　　　35mm、ビデオ、iPhoneを構える父母と祖父母の

　　　　目の前でダンスを披露する羽目になって

　　　　笑ってしまった後には、不機嫌になり

　　　　気の毒な発表の場となってしまいました。




　　　　6年生のおねえちゃまは、フラッグを使ったダンスで

　　　　3クラスの生徒全員がフラッグを操ると

　　　　風を切る音が何とも素晴らしくその迫力に

　　　　圧倒されました。




　　　　





　　　　

　　　　

　
　　　　小学校最後の演技となってしまうことに

　　　　胸が熱く涙がこぼれそうになりました。


　　　　孫の成長はとても嬉しいのですが

　　　　遠くへ行ってしまうようで

　　　　いつまで見届けられるのか

　　　　寂しさが込み上げました。

　　　　




　　　　金曜日の３時頃からわが家へやって来たK君は

　　　　勿論お泊まりです。

　　　　その夜は１１時前に眠りました。




　　　　翌土曜日はK君のお誕生日会をそのままわが家で開催し


　　　

　　　　



　　　　お昼はかあちゃまが手抜き？のケンタで一応ロウソクを

　　　　


　　　　夜はデッキで焼き肉パーティーを催しましたが

　　　　お昼のケンタが胃に重たく、大量のお肉が余るという

　　　　元気のないパーティーになってしまいました。





　　　　




　　　　ケーキ代わりにばぁばが作った直径２０センチの

　　　　じゃんポプリンはお姉ちゃまがホイップクリームを

　　　　たっぷり乗せて２切れ食べてくれました。



　　　　右手骨折以来、K君はぽっちゃりと太ってきましたが

　　　　更にぽっちゃり度が増して、心配の域に達しました。



　

　　　　




　　　　そして、土曜日の夜も泊まりまして

　　　　朝食には欠かせない、じぃじ特性のフレンチトーストに

　　　　メープルシロップをたっぷりかけて２日間とも

　　　　食べました。

　　　　パンも生クリームを入れて焼いたふわふわのパンでした。




　　　　




　　　　孫は２人とも好き嫌いが多く、給食を食べるようになっても

　　　　K君は特にお野菜を残すようで、ケーキも食べません。

　　　　「ジャンボプリンを作ったのよ｣と言うととっても嬉しそうに

　　　　「わぁーありがとう！」とお愛想は言いますが

　　　　ほぼ食べません。


　　　　K君のお誕生日会は、何となく盛り上がりに欠ける

　　　　少々寂しいお祝いの宴になってしまいます。

　　　　　




　　　　　せっかちな私はお部屋の中の観葉植物を

　　　　　春の風や暖かいお陽様に、そして雨にもあてたくて

　　　　　所狭しとデッキに出して並べています。


　　　　　携帯の天気予報で1日の気温の変化や

　　　　　太陽の照り具合や、雨の状況に目配り気配りに

　　　　　忙しい1日を過ごしています。


　　　　　おっとっとは早すぎると小言を言いますが

　　　　　みんなで一緒に春の訪れを感じたくて……

　　　　　少し焦っているのかも知れません。


　　　　　通年は5月の連休にお庭の定位置へお引っ越しなのです。
　　　　　
　　　　　勿論デッキはまだ冬囲いや雨対策もそのままで

　　　　　気温の下がる夜には護ってあげられる状態なので

　　　　　日中は気持ちよく過ごして頂いています。




　　　　　



　　　　　先日の "トラ猫さんのメダカ襲撃" を阻止する囲いが

　　　　　功を奏して姿を見せなくなりました。

　　　　　
　　　　　阻止の囲いが、こちらです！




　　　　　



　　　　　大きな火鉢のメダカ鉢にすっぽりかぶせて使います。

　　　　　1作目に、いくつかの細かな細工を施して

　　　　　何処からも手が入らない作りに成功しました。

　　　　　深夜には覗きに来ているとは思いますが

　　　　　今の所はひとまず安心しております。


　　　　　メダカはおっとっとの趣味なので

　　　　　昨日から火鉢のお掃除を始めて、新しい水草の手配に

　　　　　今年も赤ちゃんメダカの飼育鉢の準備などにも

　　　　　心配りして動き出している様子に

　　　　　春が来たのだと感じています。

　　　　　

　　　　27年前の3月12日、大輔は家族になりました。


　　　　3月10日に、おっとっとが大輔と初めって会って

　　　　
　　　　次の日、おっとっとに連れられて私が大輔と会いました。


　　　　そして、その晩におっとっとと話し合って


　　　　次の朝、家族に迎えるために逢いに生きました。


　　　　その日は3月12日、日曜日でした。




　　　　



　　　　生後５ヶ月にしては体が小さく、とても痩せていました。
　　　　




　　　　　　　　
　　　　



　　　　ご飯を食べると吐き戻し、トイレもしない

　　　　獣医師の診断は先天性の食道肥大症でした。

　　　　家族の愛情しか為す術は無いと……





　　　　




　　　　手術に頼れないのであれば、愛情を注ごうと決めました。


　　　　家族になって７ヶ月、家族のたくさんの愛情で

　　　　食道が機能を始め自力で食事が出来るようになり

　　　　元気に走り回り、悪戯小僧に成長しました。



　　　　１歳まで生きることは叶わなと言われていた大輔が

　　　　１０歳２ヶ月２５日生きることが出来ました。

　　　　おっとっとと私は大輔の父さんと母さんになって

　　　　娘はお姉ちゃん、息子はお兄ちゃん、そして大輔は

　　　　我が家の次男坊になりました。



　　　　

　　　　




　　　　お兄ちゃんのお手伝いで、雑誌の表紙を飾ったり

　　　　楽しくて幸せな犬生を家族とともに過ごしてくれた

　　　　大輔に感謝しかありません。


　　　　大輔と出会えた記念日はもう２７回目になりました。

　　　　そして、虹の橋を渡って１７年が過ぎてしまいました。

　　　　逢いたくて、毎日写真に話しかけています。

　　　　月日の過ぎるのは早いものです。

　　　　写真の大輔は変わりませんが、父さんも母さんも

　　　　歳を取ってしまいました。

　　　　お空で会ってもきっと分からないことでしょう。


　　　　

　　　　　




　　　　　




　　　　　




　　　　　帰って来なくなって12日が経とうとしています。

　　　　　今朝は−3度まで下がりました。


　　　　　16日の朝、ひょうたんテーブルの下に居たおおきいちゃんへ

　　　　　「おはよう！ おなかすいてない？」と目を合わせて聞きました。

　　　　　お水を替えに立って、戻ってみると、そこには

　　　　　おおきいちゃんの姿はありませんでした。

　　　　　八時近くでしたので、お散歩に出かけたのだと思い

　　　　　いつものように夕方近くなって気温が下がったので

　　　　　3カ所のベッドに湯たんぽを入れて帰りを待ちました。


　　　　　その夜から帰りません。

　　　　　チラシを作り行きそうな辺りの家々のポストへ

　　　　　投函させていただきました。


　　　　　16日と17日頃の目撃情報は頂いて、毎日探し歩きました。

　　　　　散歩に出る朝の時刻に、日中に、夕方に、そして深夜まで

　　　　　時間を変えて歩き回って、行き会う方に声をかけて

　　　　　1週間以上探し続けました。

　　　　　そして色々な方の声を聞きました。

　　　　　皆優しい言葉ばかりでしたが、やはり胸が苦しくなる言葉も多く

　　　　　既に一週間以上も目撃されていないのです。

　　　　　
　　　　　獣医先生の「今までも何日も帰らないことがありましたよ」

　　　　　「待っていましょう。帰ってくる可能性もありますよ」と

　　　　　その言葉を聞いて、探し回っても逢えることは万に一つの

　　　　　奇跡でもなければ無理なことだとの思いに至りました。


　　　　　日に何度か、涙がこぼれます。

　　　　　おおきいちゃんの現在の体調を十分承知しています。

　　　　　命に関わる事しか浮かびません。

　　　　　前夜の行動がいつもとまったく違って

　　　　　「どうしたの？ 大丈夫？」と何度も声かけをした事も

　　　　　おおきいちゃんはサインを出していたのかも知れません。

　　　　　思い浮かんでは、気づかなかった事が悔しくて堪りません。
　　　　　



　　　　　



　　　　　ちいさいちゃんとは、色違いのハートが下がった

　　　　　写真立てにいるおおきいちゃんにずっと声をかけています。

　　　　　「帰って来て！ ずっと護るからと約束したのに！」と

　　　　　心は千々に乱れます。

　　　　　気づいてあげられなかった後悔が溢れます。

　　　　　愛を持ってしても護りきれないことはあるものですね……




　　　　　今年最後の記事になります。

　　　　　お立ち寄り下さいまして、本当にありがとうございました。

　　　　　良いお年をお迎え下さいませ。