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ブラックフライデー
tabing.hatenablog.com
「普通」は飽きた。 もっと尖ったモノが欲しいんだ! それならば、『SIGMA DP2Merrill』を手にすべし。 ・・・と、カメラの神様が言ったとか言わないとか。 今回は、カルトカメラ『SIGMA DP2Merrill』を買ったので、悲喜こもごもを書いてみる。 なぜsigma dp2 merrillなのか? Foveonセンサーこそ至高!・・・ではない理由 すべてのデメリットを吹っ飛ばすFoveonセンサーの写真 まとめ:sigma dp merrillはカルトなのか? なぜsigma dp2 merrillなのか? dp2 merrillを語るには、Foveonセンサーのことから話し始めなければならない。 このカメラがカルトカメラと呼ばれるのは、このFoveonセンサーの尖りまくった存在こそが一部(※極々一部)の熱狂的な信者を生んでいるのだから。 といっても、Foveonセンサーの説明
Camera : SIGMA fp Lens :Leica summicron-R50mm 夏、海を撮りながら、スーザン・ソンタグを齧る。 スーザン・ソンタグの「写真論」がおもしろい。 言葉遊びと化した哲学でさえ何とか結末がありそうな書き方をしているが、芸術論はもはや答えなど無いと明言しておきながら壇上で感情的に演説をしているようだ。 スーザン・ソンタグは、写真論の中で「写真と記録と記憶」について書いている。 簡単に言えば、写真の登場で「人間の記憶が写真になった」ということである。 これは現代から見るともはや日常と化している光景だ。 友人と久しぶりの飲み会があればまず集合カンパイ写真を撮る。観光地に行けばじっくり眺める前にまず写真を撮る。家族の記念ごともまず写真、しかもそのためにわざわざ着飾っている。 そういえば、娘の誕生日でケーキのロウソクを吹き消す瞬間、嫁が動画撮影、僕が写真を撮ってい
Camera : SIGMA fp Lens :Leica summicron-R50mm Leicaレンズで思う存分、好きな景色を撮るという贅沢。 僕の好きなブナの森を撮ってきました。 ※写真はブログ用にリサイズしています。 現在の僕の撮影テーマは、中平卓馬の影響により『あるがままの世界』を撮ることなんだけど、そこに主観を入れることが本来のあるがままの世界なのではないかという感じで良い具合に煮詰まっている。 そこには複雑系である自然と光の偶然性、そして僕の見たもの、これが世界の知覚ではないのだろうか?という柔らかい考察がある。 ということで、ブナの森、広葉樹の生い茂る葉からこぼれ落ちた光、倒木のあとに空いた窓のような光、それを撮りたいのである。 これがマニュアルじゃないと撮れない。 そこが面白いから写真は止められない! そしてSIGMAfpとLeicaのオールドレンズは、謂うなれば光を探
出雲大社で写真を撮った。 カメラは「SIGMA fp」、レンズは「Leica summicron-R50mm」だ。 「中平卓馬の『なぜ、植物図鑑か』を読んで写真表現について考える」という書評にて、写真とはあるがままの世界を撮るという矛盾した主観撮影とでもいうべき写真に憧れた。 しかし、そこに同じような撮影思想にもかかわらず、また違う視点から撮影行為を捉えた写真家の写真集を見た。 鈴木理策の「鈴木理策 熊野、雪、桜」だ。 ここには解説の鷲田清一が書いたように「わたしが見たものではなく、わたしが見ていたかもしれないもの」という写真が並んでいる。 あるがままの世界に主観を持ち込まない主観的撮影という矛盾に苦しんだ中平卓馬に嫉妬した鈴木理策は、あるがままの世界を見たときの「揺らぎ」を捉えようとした。 今回はそんな揺らぎを出雲大社にて、カメラの眼で撮ってきた。 ※後半に『あるがままの世界』をどう撮る
youtu.be 『SIGMA fp』で動画撮影してみた。 やはりfpといえば、動画。なんせ4Kでも撮れてしまう。 といっても、4Kなんかで撮るには周辺機器を揃えるだけで大変なことになってしまうので、普通にmovでの撮影(いまのところ?) 動画の設定は、 レンズ:「SIGMA 45mm F2.8 DG DN」と「Leica summicron-R50mm」 マイク:本体(初期設定のまま、音量注意) フォーマット:mov形式(初期設定のまま) WB:晴れ、SS:基本的に60分の1、カラーモード:晴れ 編集はそのまま繋げただけ、いわゆる産地直送撮って出し動画なので参考にしてみてください。 以下に動画撮影して感じたことをちょこっと書いています。 動画撮影で気になったところ 動画がカクカク、チカチカ 動画に関しては素人なので、シャッタースピードとかフレームレートとかよくわかっていなかった。 以前か
『SIGMA fp』というシンプルに撮影者のために生まれたカメラを片手に、秘密の沢へ向かう。 今回はfpのコンポジット低ISO拡張を利用して、ISO6という信じられない世界を体感してみた。 ということで、今回はISO6の世界で何が起こるのかというのを、作例多めでレビューしてみようと思う。 ※写真はブログ用にリサイズしてます。 コンポジット低ISO拡張『ISO6』とは? ISO6の静寂な世界 ISO6をライカレンズで堪能 まとめ コンポジット低ISO拡張『ISO6』とは? 本来の設定ではISO100からスタートなのだが、コンポジット低ISO拡張機能を使えばISO6というよく意味がわからない世界へ没入できる。 ISO6なので、明るい日中でも長時間露光での撮影が可能となり、NDフィルターが不要なのだ。 fpは撮影者本位のカメラであり、そのために軽量でフルサイズなのだから、荷物を減らすというのは設
題名通りなのだが、『SIGMA fp』を購入した。 LeicaM3から始まって、LeicaR8、そして中判フィルムカメラ「プラウベルマキナ67」と来て「SIGMA fp」。 この一年内で僕の防湿庫はすごいことになってきたが、真面目に写真とはなにか?を考えた上での散財=思考実験だったわけだ。 カメラを真面目に考え直すと、現在のカメラの置かれている状況と、撮影行為自体の転換点にいるという状況、そしてSIGMA fpを買わざるを得ない状況が峻別できた。 では、なぜfpを買うのか。 今回はカメラとは?写真とは?という壮大なテーマを紐解くことで、実はfpを買っちゃった永い言い訳だったりする独り言を書いてみようと思う。 追記 濱崎鉄人 × SIGMA fp fpにLeicaレンズをつける理由 この記事がきっかけで、SIGMAさんの公式チャンネルで動画を作っていただきました。 よろしければご覧ください。
「Nikon 単焦点レンズ AI 50 f/1.2S」を手に入れました。 日頃の行いが良いせいか、いただきものです。 はじめてのマニュアルレンズでして、デジタルカメラ+AFレンズしか触ったことがない世代なので、その存在を懐古趣味的なものとして認識していました。 が、実際使ってみて、カメラの教本にしばしば書かれている『マニュアル使ってナンボ』という西洋哲学的な上から目線がガチでマジだったと痛感しました。 それでは安達祐実と同じ1981年9月生まれにして現行ニッコールレンズ最高の明るさF1.2を誇る「Ai Nikkor 50mm F1.2S」をD750で試してみましょう! ピント合わない。 さすがF1.2、さすがマニュアル、これデジタルカメラじゃなきゃ破産してしまう。 古のフィルム時代の人々は、確認不可の一発撮りでこれを使っていたわけね。 ※絞ればよい 慣れてくると多少ピントがぴんとくるように
僕が世界一周旅行をしたのは、2014年。 今思えば、従来の世界一周旅行の転換期であったと思う。 SNSが勃興し、バックパッカーの装備も軽量化され、LCCなどのサービスが拡大した時期であった。 そこで今回は、日本の世界一周旅行とバックパッカーの歴史を書いてみようと思う。 そしてそんな歴史から、令和時代の世界一周旅行とはどうなるのかを考えてみる。 世界一周旅行の変遷 何でも見てやろう期(ヒッピー期) 深夜特急期(自分探し期) アジアンジャパニーズ期(沈没期) インターネット期 令和時代の世界一周旅行はどうなるのか? 世界一周旅行の変遷 世界一周旅行といえば、初代は間違いなくマゼランではあるが、所謂一般人が世界一周旅行をし始めたのは第二次世界大戦後である。 世界的な交通インフラが整備され、先進国の若者がヒッピームーブメントなどに押され、続々と海外に飛び立った。 70年台にもなれば、日本にも世界一
『エアロプレス コーヒーメーカー』でアウトドアコーヒーやってきました。 エアロプレスはその名のごとく、空気圧でエスプレッソ風なコーヒーを淹れることができます。 簡単に言えば注射器の原理ですね。 プラスチック製なので軽量、(嵩張りますが)持ち運びも簡単です。 今回はエアロプレスでアウトドアコーヒーをしてみたので、動画で撮ってみました。 エアロプレス コーヒーメーカー(1セット) posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 製品スペックはこちらからご覧ください エアロプレス動画 エアロプレスはアウトドアコーヒーで使えるのか? アウトドアコーヒー✕エアロプレスのメリット アウトドアコーヒー✕エアロプレスのデメリット まとめ エアロプレス動画 キャンプでエアロプレスコーヒーを淹れてみた(インヴァード式) 淹れ方は動画で見てもおわかりいただけると思いますが、至ってシンプル。 ①中挽きの
生まれ持ってのガリガリ体型が筋トレしてマッチョになりたいのであれば、『粉飴』を買うべし。 というか、粉飴が無いと筋肉は付かないし、更に痩せる危険すらあります。 かく言う僕もそうでした。 生まれてこの方ずっとガリガリ。懸垂15回できるのにガリガリです。 一族郎党ガリガリで、葬式で親戚が集まればルパン三世だらけになります。 たくさん食べても太れない体質は遺伝性であり、専門用語で『ハードゲイナー』と呼ばれています そんなハードゲイナーな体質の人が筋トレするのであれば、普通の人とは違ったアプローチが必要です。 今回は粉飴+筋トレでガリガリ脱却成功したので、詳細を記載してみます。 ヒョロガリ体質=ハードゲイナーとは? ハードゲイナーの救世主「粉飴」 ハードゲイナーが健康的に太るには粉飴が一番コスパが良い 粉飴の摂取量とタイミング 粉飴とプロテイン まとめ『ヒョロガリは粉飴飲んで筋トレすべし』 ヒョロ
我が家は3歳になる小さい子がいるます。 キャンプに行くのは好きなようで(遺伝?)、楽しんでくれるので良いんですが、キャンプは子連れで行くと気をつけなければならないことが多いです。 特にこれからファミリーキャンプを始めようとしている初心者キャンパーのパパさんママさんには不安が多いことと思います。 今回は小さな子供を連れてファミリーキャンプをする際に気をつけることを書いてみようと思います。 職員がいる設備がしっかりしたキャンプサイトを選ぶ オートサイトを選ぶ 天気予報と気温をしっかりチェック ファミリーキャンプに必要な道具 火の扱い 子供の服装、寝る時の工夫 夜間用のライトは大光量のLEDを持っていく キャンプは学習の場 実際のファミリーキャンプの雰囲気を動画で まとめ 職員がいる設備がしっかりしたキャンプサイトを選ぶ まず大事なのは、お金がかかってもよいので設備がしっかりしたキャンプサイトを
今年は我が家のキャンプ元年! 全くのゼロからすべてのキャンプ道具をほぼ新品でかき集めた。 しかし我が家は超ド田舎。スノーピーク製品ですら高速道路で1時間半走らないと手に入らない僻地にいるので、ほぼすべてネットで注文した。 ということで、実物は拝めないのですべてネットの情報のみで選んだのであった。 総費用〇〇万円に迫ったフルファミリーキャンプ装備を一気にドドッとレビューと共に紹介し、道具選びのコツやおすすめ製品を全国のキャンプ志望ファミリーに捧げてみたい。ああ、カネがない。 ※レビューを書いた道具はリンクを貼っていますので、詳細はそちらで確認ください。 あと最後に道具一式揃えた経験から学んだ「安くキャンプ道具を買うテクニック」も書いています+動画も追加しました! ※目次でジャンプできます テント『UJack(ユージャック) テント Desert450』 タープ『ユニフレーム REVOタープ』
ダッチオーブンといえば、LODGE(ロッジ) ダッチオーブンなどで有名な真っ黒いあれを想像しますが、最近は手入れが簡単なステンレスダッチオーブンが人気です。 スキレットで鋳鉄製品の手入れの面倒臭さが身にしみたので、ステンレスダッチオーブンを買うと決めていましたが、いかんせん高い! ステンレスダッチオーブンは、シーズニングや油を塗るなどの手入れがいらず、洗剤でゴシゴシ洗えるので非常に楽ですが、最大のデメリットは値段が高いこと。 ソト(SOTO) ステンレスダッチオーブン(10インチ) ST-910 posted with カエレバ ソト(SOTO) 2012-04-05 Amazon 楽天市場 ステンレスダッチオーブンでいちばん有名な「ソト(SOTO) ステンレスダッチオーブン(10インチ)」は2万円以上します。※LODGE鋳鉄製なら7000円ほどから買える。 悩みに悩んだ挙げ句、値段も安い
登山とコーヒーはこれ以上ない組み合わせ。 少々荷物が増えても、絶景を眺めながら山の上で飲む淹れたてコーヒーの味は格別! ということで、近所の山から北アルプスは劔に槍に水晶岳、白峰三山やトムラウシ山、気づけばエベレスト(の手前)やパタゴニアまで堪能した登山歴8年の僕が厳選するアウトドアコーヒー道具。 アウトドアコーヒーセット コーヒーミル ケトル ドリッパー&カップ その他のコーヒー道具 コーヒー豆 まとめ おすすめコーヒー記事 アウトドアコーヒーセット 目指すのは、淹れたてのドリップコーヒー。 コーヒーはとにかく淹れたてが格別だ。 山の上という環境で、自宅やカフェで飲むコーヒーに近づけるならば、コーヒーミル、ケトル、ドリッパーが必要だ。 コーヒーミル 美味しいコーヒーのいちばん重要な条件は、「新鮮な豆を淹れる直前に挽くこと」だ。 いくら良質な豆でも自宅で挽いてから持ち込むと、肝心の香りや味
酒も煙草もやらない僕の嗜好品は、コーヒーである。 「コーヒーってなんて苦くて不味いのに何故に飲むのだ?」と23歳まで思っていたのだが、今は立派なコーヒージャンキーであるのがまた人生の面白いところ。 コーヒーを淹れるための器具は、 ・自宅カフェ化計画~ABLE KONEとCHEMEXでコーヒーを淹れてみよう ・登山で最高のコーヒーを飲むためのオススメ『アウトドアコーヒー道具セット』 上記のリンク通り集めてみたのだが、肝心の『コーヒー豆』がこれまた入手が難しい。 住んでいる場所がかなりの僻地なので、「コーヒー豆が買えない」 スーパーマーケットにはあるが、コーヒー好きを自称するなら、いつ焙煎したかもわからない陳列棚のコーヒー豆を買っている場合ではない! ということだが、こんな田舎までネットショッピングの波はやっと押し寄せてきてくださって、コーヒー豆がささっと買えちゃうのである。 今回は僕がいろい
世界一周から帰国して早一年。 旅は終わった・・・わけではない。 旅の間に疑問に思ったこと、知りたくなったこと、そんな知識欲求への旅は帰国してからがスタートなのだ。 謂わば旅というのは、頭でっかちな引きこもり知識をオープンに晒すことでまた新たな道を作るものといえるのではないだろうか? 絶景写真より実物のほうが数万倍も情報量が多いという現実は、少々凝り固まったちっぽけな概念というのを爽快にぶっ壊してくれる。 そんなこんなで帰国して読んだ70冊の中から面白かった「旅後本」を紹介してみよう! 社会って何だろう? 社会を変えるには (講談社現代新書) 作者: 小熊英二 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2012/08/17 メディア: 新書 購入: 8人 クリック: 352回 この商品を含むブログ (71件) を見る 「おい!ピースボートでも乗ってきたか!」 と言われそうだが、そういった意味では
tabing.hatenablog.com あけましておめでとうございます! 世界一周の旅から帰国して一年が経ちました。 まだまだ日本社会には慣れていませんし、まだまだなんとなく旅に行けるような気がしてならない今日このごろ。 そんなこんなで毎日旅のことばっかり考えています。 そこで今回はバックパッカーの装備・ガジェットを再考してみました。 2015年初めに書いた上記リンクの記事はけっこう好評いただいているんですが、一年もしない内にすっかり置いて行かれた感も否めないです。 道具の進化って早いですからね。 ということで、すでに旅に行きたい衝動を抑えつつ、もし自分がまた世界一周の旅に行くとしたら現段階でどんな装備を持っていくかを考えてみました! バックパック [モンベル] mont-bell アルパインパック60 1223325 OGBR (OGBR) 出版社/メーカー: mont-bell(モ
御存知の通り、インドの治安は悪い。 万全を期していたため直接的な被害は受けなかったが、そういったお誘いは耳が腐り落ちるほど受けてきた。 強盗や泥棒などの被害は、危険な場所を避け、最大限の注意を払っておけばそこまで恐れることはない。夜間は出歩かない、知らない人について行かない、荷物から目と体を離さない、列車やホテルでは荷物にチェーンロック。これだけやっていれば、よっぽど運が悪くない限りは被害に会うことはない。 インドで一番降り掛かってくる災難といえば、「詐欺」である。 このブログでも再三取り上げたが、その手口といったら子供だましからシャーロック・ホームズもたまげる完璧犯罪までバリエーション豊かにおおくりされている。 そしてその格好の獲物といのが我々「日本人」だ。 和をもって尊しとなす、空気を読むバーコードリーダーなJAPAN人はとかく彼らの大好物である。インドの地に一度足を踏み入れれば、あな
帰国してからある欲求が爆発している。 それは見たかった映画や本を満腹になるまで喰らい尽くすということ。 なんせ世界一周、11ヶ月。お金もないのでネットでレンタルすることもままならず、ただただ我慢していた映画欲求。 そんな僕が帰国してから見返したい珠玉の映画・・・と思ったんだけどよくよく考えてみると自分の影響された映画ってなんだろう? ということで僕の人生にガチっと喰い付いている映画を一度整理してみようと思う。 もう三十路前だしそういった振り返りもいいんじゃないかなと。 まずはやっぱりアニメ映画部門からはじめよう! ルパン三世カリオストロの城 ルパン三世 カリオストロの城 [Blu-ray] 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 発売日: 2014/08/06 メディア: Blu-ray この商品を含むブログ (13件) を見る 結局はこれなのである。 以上。 ・・・っ
僕の生まれ育った郷は、昭和的な漁師町だ。 一次産業の衰退と共に、唯一の自慢の漁港は干からびた網が這う寂しい風景に染まった。 公共事業と東京からのおこぼれで細々と生きている町。 若者はこの地を去り、慢性的な赤字と多くの高齢者を抱えた典型的な過疎地域。 でもそんな寂しい潮風が好きだったりする。 世界を周っていろいろな町を見てきたが、結局はこの魚の腐った匂いとねちゃつく風とぼってりした雲を見ているとなんだか一番落ち着くのであった。 サーフィンでもやろうかなぁと思っていたら、あれって波に入る場所や順番みたいなルールがあるらしい。 なぁ~んだ。
11ヶ月27カ国の世界一周の旅。 僕はこの旅のために5年もの時間をかけてきた。 いや、この旅に行き着くまでのことを考えると、今までの人生の集大成であったとも言える。 今まで経験してきたすべてのこと、読んできたすべての本、見てきたすべての映画、そんなことが世界一周の旅に導いてくれたような気がするからだ。 そんな世界一周の旅を終えて、色々考えることがあった。 今回はバックパッカーが社会復帰するまでの葛藤をシリーズで綴ってみよう。 28歳にして人生の燃え尽き症候群 社会人になってからの5年半というのはすべてこの旅のためにあったといっても過言ではない。お金を貯めたり、旅行のことを調べたり、海外に予行演習旅行してみたりの5年半。都会でのひとり暮らし、そして奨学金を返済しながらの日々だった。 「すべて」とは言い過ぎではなかろうか? 否、働き始めて半年で僕は社会にうんざりしていたからだ。 (以前にも書い
コーヒーが好きだ。 コーヒーを飲むことというより、コーヒーを淹れる時間、コーヒーと共に聞く音楽、コーヒーの香りが広がる部屋が好きだ。 世界一周の旅の中でもコーヒーは幾度も口にした。 コーヒーは水の次に飲まれている飲料だと言われている。 あながち嘘ではない。貧しすぎてコーラが高級品な国もあれば、宗教上の理由でお酒が飲めない国もある。でもコーヒーはどこの国にもある。 コーヒーは国や文化によってその姿を変える。 スペインではミルクと砂糖をたっぷり入れたエスプレッソをクイッとやらないと朝は始まらず、トルコではコーヒーの粉ごと煮だした汁をすする。ベトナムではアルミの容器からポタポタ落ちるロブスタ種の苦い香りを嗅ぎながらしばし待ち、インドでは土で出来たコップを飲み終わったあとで叩き割る。 そんなコーヒーは世界一周の旅を終えた僕に、ますます染み付いたライフスタイルとなってしまった。 しかも日本に帰ってみ
photo by AlicePopkorn 前回の記事で紹介した「旅のお金の話」だが、思っていたより安いんじゃない?というコメントを頂いた。 僕らの旅はまさに王道のバックパッカースタイルかつ物価の高いアメリカや西ヨーロッパを避けたからなのであれくらいに抑えることができた。 しかし、150万円は大金だ。 このお金を貯めるために、僕は結局5年近くかかってしまった。奨学金を返しながら、車を買ったりもしたせいもあるが、薄給一人暮らしだとかなり悲惨な生活をおくるハメになる。学生ともなれば、さらに大変な困難だろう。 ということで今回は、できるだけ安く世界一周を行うにはどうすればよいかというのを、現段階(2015年2月)で僕が知り得た情報の中で考えたものを披露してみよう! 飛行機 飛行機対策まとめ 宿泊 宿泊対策まとめ 移動 移動費対策まとめ 観光 観光費対策まとめ 情報 情報料対策まとめ 装備 装備費
夢だった世界一周の旅。 華やかに見えるかもしれないが、現実は潰れそうな町工場の社長さんくらい全身全霊を込めたマネーとの戦いでもある。 まあこれは貧乏旅行の場合だけど。 だが長期で世界一周する日本人は95%が学生かプー太郎なので、軍資金が何よりも気になる人が多いはずだ。 今回はそんな旅に関するお金について、夢やロマンは一切なし、本気と書いてマジな世界を探訪しようではないか。 僕達が世界一周で使ったお金 僕たちの旅の基礎情報 飛行機代(計13回) 保険 装備 生活費 忘れちゃいけないのは残しておくお金 円高?円安? さいごに 僕達が世界一周で使ったお金 正直なところ、お金の計算は細かくはしていないのでちゃんとした数値は出せない。 家計簿みたいなのをつけ始めると、僕の中では「旅」ではなくなってしまうのだ。 仕事や義務でもないんだからだから、金が無くなった時に考えようぜ!って感じだった。 というこ
27カ国を巡った世界一周。 最高に楽しい日々だったが、その中でも鮮明に残っているのは遺跡でも食べ物でもなく『人』 「やっぱり人なんだなぁ」と相田みつをみたいなことを言いたい・・・わけじゃなく、世界は相田みつをが放送禁止用語叫ぶレベルな人たちで溢れているのだ!! そんな強烈な人と巡り会える素敵な国をご紹介。ついでに旅であった強烈な出来事も添えて。 とにかく人が強烈だった国 1位、エジプトの皆様 日本の繁華街でユニクロの服を着ている人に出会うくらいの確率で喧嘩が勃発している国・・・そこはエジプトです。 2、3人がしょうもないことで口喧嘩し始める。それを止めに人が割って入る。最初の奴らがそれに逆上して怒鳴りだす。すると止めに入った人が何故かキレ始める。見物人が油を注ぐ。道を封鎖して大喧嘩が始まる。野次馬も喧嘩し始める・・・ ・・・なんか「カリオストロの城」でみたような気がする。 ガキには「中国人
旅の準備で一番困ったのがカメラ選びだ。 旅に持っていくカメラとなれば、何でも良いというわけにはいかない。 海外では携帯性、防犯、防塵性などなどいろいろと問題が多いからだ。 もちろん安い買い物ではないから失敗はできない。 ※記事上の写真はすべて筆者が撮ったものです。ご一緒にどうぞ。 僕が行く前に考えに考え抜いて選んだのがOLYMPUS OM-D E-M5 当時、ミラーレス一眼で最高の画質を誇り、さらに防塵防滴仕様というまさに旅カメラ! ・・・だったのだが、そんな相棒はシャッターボタンが引っこ抜けてしまい、安全ピンを使う羽目に。 メンテナンスをしていなかったのもあるが、防塵防滴の堅牢なカメラであるはずなのに信じられないことが起こり続けた。まあこれが旅ってもんなのかな? そんなカメラだが、世界一周を終えたからこそ見えてきたことがあった。 今日は旅カメラ最終論として、僕が思ったことを連連と書きなぐ
11ヶ月かけて世界を一周してきた。 これ以上ないくらい楽しくて、怒鳴って、ドキドキした11ヶ月。たぶん死ぬまで記憶に深く刻み込まれることだろう。 そんな世界一周で一番悩むのは装備についてだ。僕もさんざん悩んでバックパックにつめる装備を考えた。 そこまでして考えた装備でも、やはり世界一周中にはいろいろな問題や不満点があった。仕方がないことだが、その経験を活かして世界一周装備をとことん追求してみることにしよう。 ※重要度は☆☆☆で絶対に必要なもの、☆☆でできれば持って行きたいもの、☆で余裕があれば持って行くと便利なもの バックパック;重要度☆☆☆ おすすめモデル クレジットカード;重要度☆☆☆ おすすめデビットカード 学生におすすめのカード 空港で優雅に過ごせるカード パソコン;重要度☆☆ おすすめモデル スマートフォン・タブレット;重要度☆☆☆ カメラ;重要度☆☆☆ 普段着;重要度☆☆☆ お
世界を旅して気づくこと、それは日本という国の『異常さ』だ。 旅の初めは気づかなかった。 「いつまで待たせるんだ!」「やる気出せ!」「効率悪すぎだろう!」とイライラさせられる景色を幾度も越え、幾つもの国を越えて行くとふと気づく。 「あれ?日本がおかしいんじゃないか」と。 僕が旅で見た日本ではありえない現象が、海外ではそこかしこで起こっている。 そんな世界一周して気付いた日本のおかしいところをまとめてみる。 真面目すぎる 明るすぎる 治安が良すぎ 働き過ぎ インフラがすごい きれいすぎ 本心を言わない さいごに 真面目すぎる 「日本人といえば・・・」で真っ先に出てくるこの言葉。 海外に出るとつくづく感じる日本人の馬鹿がつくほどの真面目さだ。 電車内で電話するだけで白い目で見られる国に生まれたならば、海外のカオスな日常にまず驚くはずだ。 そんな中でも一番目につくのは店のスタッフだと思う。 海外で
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