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ブラックフライデー
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オープンソースのメールアーカイブ管理「public-inbox」開発チームは¥8月21日、最新版となる「public-inbox 1.9.0」を公開した。 public-inboxはEric Wong氏が開発するメールアーカイブ管理ソフトウェア。URLのMessage-ID識別子を用いたメーリングリストのアーカイブを実装できる。Webインターフェイス、Xapianベースの検索、スレッドなどの機能を備え、IMAPサブフォルダ、NTTPなどのプロトコルもサポートする。2018年に初の正式版となる1.0が公開されている。 public-inbox 1.9は4月に公開されたバージョン1.8に続く最新版。POP3サーバーのサポートが加わった。public-inbox-pop3dまたは、新しいpublic-inbox-netd superserverで使用できる。public-inbox-netd s
米Microsoftが、アプリストア「Microsoft Store」におけるオープンソースソフトウェア販売についての方針を再度変更した。これにより禁止予定だったオープンソースソフトウェアの有償提供が継続可能となった。 今回の変更は、7月19日にMicrosoft Storeのゼネラルマネージャーを務めるGiorgio Sardo氏がツイートで発表した。 Microsoftは6月中旬、Microsoft Storeのポリシーを一部変更してオープンソースなどのソフトウェアの有償販売を禁止する予定を発表した。具体的には、10.8.7項で、「無料で一般提供されているオープンソースまたはその他のソフトウェアから利益を得ようとしたり、製品によって提供される機能に対して非合理に高い価格を設定したりしてはならない」という文言が加わるというもの。変更されたポリシーは7月16日に有効になるはずだった。 しか
Apache Hop PMCおよびコミュニティは6月2日、ETL開発ツールの最新のメジャーリリースとなる「Apache Hop 2.0.0」の公開を発表した。Java 11のサポートなどが加わっている。 Apache Hopは”Hop Orchestration Platform”の頭文字を取ったもので、データとメタデータのオーケストレーションプラットフォーム。ビジュアル開発、一度設計すればどこでも動くワークフローとパイプラインなどを特徴とし、新しいデータ統合をを目指す。ローカルまたはリモートのHopネイティブエンジン、Apache Beam経由でApache Spark、Apache Flink、Google Dataflow、AWS EMRなどで動かすことができる。2021年12月にApache Software Foundationのトップレベルプロジェクト(TLP)に昇格した。 A
Google Cloudは4月7日(米国時間)、Google Cloud上でのCentOSのフォーク「Rocky Linux」のサポートを米CIQと共同で提供することを発表した。CIQはRocky Linuxプロジェクト創始者が立ち上げた企業で、Google Cloud上のRocky Linuxの体験を改善するとしている。 Rocky Linuxは2020年末にCentOS開発チームが「CentOS Linux 8」の終了を発表した後に、CentOSのオリジナル開発者の一人であるGregory Kurtzer氏が中心となって立ち上げたプロジェクト。CentOS Linuxと同様にダウンストリーム開発となり、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)とバグまで含む互換性を目指す。プロジェクトを進めるにあたって、非営利団体Rocky Enterprise Software F
プログラミング言語「Go」の開発チームは3月15日、最新版「Go 1.17」公開を発表した。ジェネリスクスのサポートなど、大規模な変更が加わったリリースとなる。 GoはPythonのような動的言語の開発スピードとC/C++のようなコンパイル言語の安定性を併せ持つことを目標に、Google(米Alphabet傘下)が立ち上げた開発するプログラミング言語。強い静的型付け、並行性の内蔵、堅牢な標準ライブラリなどの特徴を備える。 Go 1.18は、2021年8月に公開されたバージョン1.17に続く最新版となる。 言語面では過去最大規模の変更として、要望が多かったというジェネリクスのサポートを実現した。本バージョンではパラメータ化された型を使ったもので、複雑なジェネリクスのユースケースでも利用できるように今後もジェネリクスのサポートは強化していくとしている。1系の後方互換性も確保するという。 ツール
オープンソースのITインフラモニタリングツール「Zabbix」開発チームは2月15日、最新のメジャーリリースとなる「Zabbix 6.0」を公開した。2025年2月までサポートされる長期サポート(LTS)版となる。 Zabbixはネットワークやサーバーハードウェア、アプリケーションなどの監視を行うためのモニタリングソフト。GPLv2で公開されている。 Zabbix 6.0は2020年5月に公開された5系に続くメジャーリリース。Zabbix開発チームは1年半ごとにLTSのメジャーリリースを行なっている。 Zabbixサーバーで、1つまたはそれ以上のスタンバイノードをサポート、すぐにHAクラスタを使用できるようになった。 サービスでは、ビジネスサービス監視を強化し、10万台以上のサービスのモニタリングが可能になった。このほか、柔軟性のあるサービス計算ロジック、根本原因の分析、サービスステータス
オランダElasticは2月11日、企業向けの検索スイートの最新のメジャーリリースとなる「Elastic 8.0」の一般公開を発表した。セキュリティ機能のデフォルト化、外部NLPモデルのサポートなどが特徴となる。 Elastic 8は2019年に公開されたバージョン7系に続く最新版。Apache Lucene 9.0をベースとすることで、全体の速度や拡張性をさらに強化した。 ベクトル検索機能を強化し、自然言語処理(NLP)モデルのネイティブサポートをElasticsearchに直接導入した。また、近似最近傍探索(ANN)をネイティブでサポートし、ベクトルベースのクエリとベクトルベースのドキュメントコーパスを高速に、拡張性のある形で比較できるようになった。 最新版ではまた、BERTなどのPyTorch機械学習モデルを直接Elasticsearchで使用して、推論処理ができるようになった。推論
米Reveneraは2月14日(米国時間)、ソフトウェアのサプライチェーンに関する報告書「Revenera 2022 State of the Software Supply Chain Report」を公開した。企業は自社が使っているオープンソースコンポーネントのうち、わずか17%しか把握していないなどのことがわかった。 Revenera 2022 State of the Software Supply Chain Reportは、2021年に実施された100以上のオープンソースの監査プロジェクトからのデータを用いて、企業のオープンソース利用、関連するライセンス遵守、セキュリティリスクなどについてのトレンドを分析したもの。コード行にして26億行という。 Reveneraの調査によると、企業は自社内で使われているオープンソースのコンポーネントのうち、17%しか把握していないという。これは
オープンなRISC命令セットアーキテクチャ(ISA)を推進する非営利団体RISC-V Internationalは2月7日(スイス時間)、米Intelがプレミア(Premier)会員として加盟することを発表した。 RISC-VはフリーかつオープンなRISC命令セットアーキテクチャ(ISA)。2010年にカリフォルニア大学バークレイ校で研究がスタートしたもので、2015年にRISC-V ISAをベースとしたソフトウェアとハードウェアのコミュニティとしてThe RISC-V Foundationが立ち上がった。設立メンバーには、Google(米Alphabet)、中国科学院、米Western Digital Technologiesなど名を連ねている。2020年にはスイスにRISC-V International Associationが設立され、メンバーシップ構成も新しくなった。 今回Int
Pijulはオープンソースの分散型バージョン管理システム。git、mercurial、svnなどがスナップショットベースであるのに対し、Pijulはdarcsと同様にパッチの理論を意味する「Theory of Patches」に基づく。パッチベースは簡単に学習できるが速度が遅いといわれるが、Pijulは高速さと拡張性も備えるという。darcsとの違いはスピードに加え、ブランチのサポートも挙げている。 結果やバージョンの識別子を変えることなく、独立した変更を順番に関係なく適用できる。git rebaseやhg transplantを使うよりもシンプルなワークフローで作業ができるとしている。ブランチのような機能として”チャネル”を備えるが、他のシステムよりも重要度は低いという。また、コンフリクトは”マージに失敗”ではなく標準のケースとしてモデルされる。ブランチ内で複数の機能を開発してその一部を
1月初めにメンテナー自らがライブラリを破損させたfaker.jsを救済しようと、8人の開発者がメンテナンスを始めている。1月16日には、TypeScriptをサポートしたFaker 6系のアルファ版を公開した。 faker.jsは大量のダミーデータを生成できるJavaScriptライブラリ。Fakerは2004年にJason Kohles氏がPerlで実装したのが始まりで、その後Ruby、Python、Javaなどにも実装された。faker.jsはそのJavaScriptポートとなる。毎週のダウンロード数はnpm経由で260万件。 1月4日、faker.jsのメンテナンスを行なっていたMarak Squires氏がinfinite loopを導入してライブラリを破損していた。Fakerはコミュニティ主導のプロジェクトとしてfaker.jsの継続を図るもので、開発者グループによると、オリジナ
Linus Torvalds氏は1月9日、最新のLinuxカーネルとなる「Linux 5.16」の公開を発表した。 Linux 5.16は2021年10月末に公開されたバージョン5.15に続く最新版。8回のリリース候補(RC)を経ての公開となった。 システムコールfutex_waitv(2)を導入した。単一のシステムコールで複数のfutexを待つことができる。メインのユースケースとして、WindowsのWaitForMultipleObjectsのエミュレーションを挙げている。 システムのメモリの管理では、ページフォリオを導入した。RAMを分割したメモリページを1つ以上複合ページコンセプトを持ちながら、セマンティックスを改善したもので、これを利用することで、よくあるワークロードの性能を改善できるという。5.16では、ページフォリオの中核となるインフラを導入し、メモリ管理サブシステムとページ
オープンソースライブラリcolors.jsとfaker.jsの作者が、意図的にこれらライブラリを破損させたようだ。背景には、オープンソースの「無料」や「コミュニティ」といった特徴を大企業などから悪用されているという作者の怒りがあるようだ。 colors.jsはnode.jsコンソールに色とスタイルを加えることができるライブラリで、MIT Licenseで公開されている。npmjs.comによると、colors.jsはnpmだけで毎週2538万件ものダウンロードがある。faker.jsは大量のダミーデータを生成できるJavaScriptライブラリで、毎週のダウンロード数はnpm経由で260万件と報告されている。 この件について1月9日付で初報を出したBleeping Computerは、両ライブラリの開発者Marak Squires氏が意図的にinfinite loopを導入し、”LIBER
プログラミング言語Ruby開発チームは12月25日、「Ruby 3.1.0」の公開を発表した。新しいコンパイラを実験的に統合するなどの強化が加わっている。 Ruby 3.1は2020年12月に公開されたバージョン3.0に続く最新安定版。3.0と高い互換性を保つという。 プロセス内JITコンパイラYJITを統合した。Lazy Basic Block Versioning(LBBV)アーキテクチャに基づきCRuby内に構築したもので、実験的扱いとなりデフォルトでは無効。2.6で導入したメソッドベースのMJIT(Method Based Just-in-Time Compiler)が外部Cコンパイラを利用するのに対し、YJITはメソッドの冒頭のみをコンパイルし、引数や変数の値が明らかになって残りをコンパイルするという手法をとる。これにより、既存のRubyコードとほぼ100%の互換性があり、実際の
The CentOS Projectは12月3日、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)のアップストリームの最新スナップショットとなる「CentOS 9 Stream」の公開を発表した。 CentOS StreamはCentOS Linuxのようなダウンストリームではなくアップストリームであり、ローリングリリースの形式をとる。FedoraとRHELの中間的な位置付けとなる。CentOS Projectは2020年12月に「CentOS Linux 8」のサポートを2021年末に終了することを発表、同時に今後はCentOS Streamに注力する方針を発表していた。CentOS Stream 9は、RHEL 9(現在ベータ版)と同じくFedora 34が土台。 アップストリームでは安定性が危惧されるが、開発チームはRHELと同じような安定性を目指している。そのため、Ce
PHP開発コミュニティは11月22日、PHP言語の開発母体として非営利団体PHP Foundationを立ち上げることを発表した。メンテナーの変更に影響を受けることなく長期的に言語の開発を継続することを目指す。すでに約10社が支援に加わっている。 PHPは今年で26周年を迎えるすプログラミング言語。Drupal、Wordpressなど、様々なアプリケーションで用いられている。人気プログラミング言語ランキングのTIOBE Index(November 2021)では第10位にランクしている。 今回の非営利団体設立の直接の発端となったのは、メンテナーの変更。PHP 5.5から開発に貢献、以来メインのメンテナーとして開発作業に携わってきたNikita Popov氏が現在の雇用主であるチェコJetBrainsを12月1日で退職し、PHPの開発に注ぐ時間が大幅に少なくなるという。 コミュニティによる
Wireshark Foundationは11月22日、オープンソースのネットワークプロトコル解析ソフトウェアの最新版となる「Wireshark 3.6.0」を公開した。 Wiresharkはネットワークプロトコルアナライザー。多数のプロトコルをサポートし、ネットワークを流れるパケットを分析、視覚化できる。取得したパケットをファイルに保存してオフラインで分析することも可能。WindowsやmacOS、Linux、Solaris、FreeBSD、NetBSDなどさまざまなプラットフォームで動作する。 Wireshark 3.6は2019年3月に公開されたバージョン3系の最新版。 新たに多数のプロトコルをサポートし、既存のプロトコルも多数がアップデートされた。ファイルフォーマットでは、Vector Informatik Binary Log File(BLF)のデコードをサポートした。macO
軽量のQtデスクトップ環境「LXQt」の開発チームは11月7日、初の安定版となる「LXQt 1.0.0」の公開を発表した。 LXQt(Lightweight Qt Desktop Environment)はC/C++で実装されたデスクトップ環境。モダンなルック&フィールを持つ伝統的なデスクトップにフォーカスしている。LXDEの後継を目指しているが、当面は両環境ともに共存するとしている。2014年に初のリリースが公開され、今回初の正式版となる。Qt 5系の最新のLTS(長期サポート版)である5.15をベースとする。 ファイルマネージャでは、エンブレムの処理、ファイルダイアログへのオプションの追加、フォルダの再帰的カスタマイズなどの強化が加わった。イメージビューアも強化し、デスクトップ通知におやすみモードが追加された。2種類のLXQtテーマが加わり、既存のテーマの問題を修正した。LXQtパネル
米IntelのIntel Labsは10月20日、ソフトウェアのバグを自動検出する「ControlFlag」をオープンソースとして公開したことを発表した。 ControlFlagは高度な自己教師あり機械学習テクニックを使い、コードの異常を自動検出する。Intel LabsのMachine Programming Research(MPR)チームがソフトウェア開発者の生産性改善を目的に開発した。制御構造を持つ任意のプログラミング言語で使用できる。 発表は2020年で、すでに運用レベルでのテストも行われている。Intel Labsによると2020年にClient URL(cURL)のバグをControlFlagが検出、cURLチームに報告し、バグが修正された例も紹介したという。その後も、オープンソースソフトウェアリポジトリで複数のバグを検出し、メンテナーが修正した例があると報告している。 In
フリー/オープンソースプロジェクトを支援する非営利団体Software Freedom Conservancy(SFC)は10月19日(米国時間)、米VizioをGPLの基本的要件を満たしていないとして提訴したことを発表した。消費者の権利を保護することを目的とし、損害賠償金額の要求はしない。 SFCによると、VizioのTV製品のベースとなる「SmartCast」システムで、VizioはGPLの下で公開されているソフトウェアプログラムを複数使っているものの、GPLを遵守していないという。訴状は、米カリフォルニア州の上位裁判所に10月19日に提出した。 GPLはコピーレフトの概念に基づくライセンスで、ユーザーに使用、調査、再利用、修正の自由を約束する。Vizioはコピーレフトが要求するソースコードやその他の技術的情報を共有しておらず、消費者は購入したTVを修理したり、自分のプライバシー情報を
セキュリティにフォーカスしたディストリビューションOpenBSDの開発チームは10月14日、最新のメジャーリリースとなる「OpenBSD 7.0」公開を発表した。 OpenBSD 7.0は2016年に公開されたバージョン6系に続く最新のメジャーリリース。累計で51回目のリリースとなり、リリースソングは”The Style Hymn”。 プラットフォームでは、64ビットRISC-Vシステム向けriscv64プラットフォームが加わった。arm64のサポートも改善し、Apple Silicon搭載Macの改善、mue(4)向けLEDのサポート、mvpp(4)におけるマルチキャストのサポートなどが加わった。なお、Apple Siliconのサポートはまだ一般向けではないと留意している。 amd64でbase-gccが無効になり、SGIプラットフォームターゲットが引退になるなど、このほかのアーキテク
米CodeSeeは10月1日、コミュニティサービス「OSS Port」の立ち上げを発表した。プロジェクトと開発者を結びつけ、開発者が容易に参加できることを目指す。 OSS Portは、オープンソースプロジェクトと開発者を効率よく結びつける無料のコミュニティサービス。プロジェクトのメンテナーは自分のプロジェクトをリストし、タグ付けする。開発者は参加したいプロジェクトを検索して、参加できる。言語別、特徴別、役割別で絞り込むこともできる。 メンテナーは貢献のベストプラクティス、サポートのガイダンスなども提供できる。また、CodeSeeのコードベースビジュアル化技術である「CodeSee Maps」(ベータ)を使うことでファイルの関係、プルリクエストとプロジェクトの関係などを視覚的に示すことができる。 これにより、オープンソースプロジェクトに参加したい開発者がコードを理解する時間を削減でき、すぐに
The GNU Core Utilities(coreutils)開発チームは9月24日、最新のメジャーリリースとなる「coreutils-9.0」を公開した。 GNU Core Utilities(coreutils)は、UNIX系OSのファイル、シェル、テキストの操作のためのユーティリティセット。cat、tac、nl、base32などファイル全体の出力、整形などのためのプログラムが含まれている。coreutils-9.0は、2020年に公開されたcoreutils-8.32に続く最新版。 ファイルやディレクトリのコピーを行うcpで、データの処理方法が変更となった。CoW(Copy on Write)がデフォルトで有効となり、利用できる場合はコピーオフロードを行うようになった(copy_file_range)。また、SEEK_HOLEでholeを検出するようになった。 ハードウェア向けの
GNU Wgetの後継となる「GNU Wget2」の開発チームは9月26日、最新版となる「GNU Wget2 2.0」を公開した。 GNU Wget2はWebサーバーからコンテンツを取得するダウンローダーGNU Wgetの後継で、HTTP、HTTPS、FTP、FTPSを使ってファイルの取得を行う。libwgetを使ってラッピングするようスクラッチから設計し、マルチスレッド対応などの機能を加えた。HTTP2、HTTP圧縮、並列接続、If-Modified-Sinceヘッダ(HTTP)などにより、多くの場合でWget1系よりも高速にダウンロードできるという。ライセンスはGPL v3以上。 バージョン2では、HTTP2アップロードのサポートが加わった。HTML5 ‘download’属性が使用できる–download-attrオプションをサポートしたほか、HTMLダウンロード属性もサポートした。
米MicrosoftのWebブラウザプラグイン「Silverlight」のオープンソース実装となる「OpenSilver」が9月13日、ベータ版公開された。Silverlightのサポート終了まで4週間を切ったが、それに間に合うように正式版を公開するという。 Silverlightはリッチインターネットアプリケーション(RIA)のためのプラットフォームで、2007年に初版が公開された。その後HTML5の登場などにより、2019年に、2021年10月12日に終了することが発表された。最新版は2011年に公開されたバージョn5。なお、Microsoftの「Internet Explorer 11」ではSilverlightをサポートしているため引き続き同ブラウザでは利用できる。 OpenSilverは、Microsoft技術を使ったソリューション開発を得意とする仏Userwareが2020年に
TLS実装のOpenSSLを開発するThe OpenSSLプロジェクトは9月7日、最新のメジャーリリースとなる「OpenSSL 3.0」の公開を発表した。 OpenSSLはSSL/TLSのツールキット。OpenSSL 3.0は3年の開発期間を経たメジャーリリースとなる。その間、17回のアルファ、2回のベータをリリースし、350人以上の開発者から7500以上のコミットと貢献があったという。OpenSSL 3は新しいバージョニングスキームを導入し、バージョン1.1.1からのアップデートとった。本バージョンよりライセンスがApache License 2.0に変更となり、GPLライセンスでのアプリケーションでの使用での例外が不要になる。 新しいFIPSモジュールを導入、設定ファイルの変更により使用できる。プロジェクトは今月中にFIPS 140-2検証を受けるための書類を提出するという。承認は20
米CloudLinuxは9月1日(米国時間)、2021年内でサポート終了となるRed Hatの「CentOS 8」のアップデートとサポートを2025年12月31日まで提供することを発表した。「余裕を持ってマイグレーション先を決定できる」と説明している。 CloudLinuxはRed Hatが2020年末にCentOS 8のサポートを2021年末で終了するという方針変更を発表した後、代替を目指す「AlmaLinux」プロジェクトを立ち上げている。AlmaLinuxはRHELと1対1のバイナリ互換を目指しており、5月に「AlmaLinux OS 8.4」を公開している。 CloudLinuxは今回、商用サポート「CloudLinux TuxCare Extended Lifecycle Service」で、CentOS 8の延長サポートを提供する。24時間365日体制でシステムコンポーネントの
SSH 2.0互換の「OpenSSH」開発チームは8月20日、最新版となる「OpenSSH 8.7」を公開した。SFTPプロトコルの実験的サポートなどが加わっている。 OpenSSHはSSHプロトコルの実装で、SSHを使ったリモートログインのためのツール集。The OpenBSD Foundationのプロジェクトとして開発が進んでいる。SSH 2.0と完全互換で、SSHプロトコルを使ったリモートログインなどの接続性を確立できる。OpenSSH 8.7は4月に公開されたバージョン8.6に続く最新版。 scp(1)で、実験的にSFTPプロトコルをサポートした。SFTPはより予測できるファイル名処理ができ、glob(3)パターンの展開を必要としないなどのメリットがあり、SCP/RCPプロトコルの代替と位置付けている。将来的にはデフォルトの転送モードにするが、現時点では実験扱いであるため、利用す
AlmaLinux OS Foundationは8月18日、Linuxディストリビューション「AlmaLinux OS」を米Microsoftの「Azure Marketplace」で無償公開したことを発表した。 AlmaLinux OSは、Red Hat(米IBM傘下)のCentOS Projectの方針変更によりCentOS Linux 8が2021年末でサポート打ち切りとなることを受け、米CloudLinuxが立ち上げたプロジェクト。CentOSと位置付け、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)との1:1バイナリ互換をの代替を目指す。3月末にGAとなった。 Azure Marketplaceで、Gen1とGen2向けの最新版のAlmaLinux 8.4のイメージを無償公開した(Azureサービスの使用に対する料金は発生する)。Azureポータル、Azureコマン
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