サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ブラックフライデー
www.chart-pop-696.com
気軽な文章も書き始めようと思い、新しくエッセイというカテゴリーを作ってみました。 このブログは音楽や映画を中心とした現在のポップカルチャーを眺めることがテーマなので、エッセイでも話題の中心はポップカルチャーになると思うのですが、今までコラムで書いてきたものよりも少しライトで自由な文章が書ければと思っています。 さて、この1ヶ月ほどは映画に対して不感症のようなものを患っています。 その原因はもちろん『アベンジャーズ/エンドゲーム』を観たからです。 マーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)が11年かけて積み上げてきたものが全て回収されるような体験は、MCUというシリーズだけでなく映画史や映画を観ること自体の一つの区切りのように思えたのです。 更には、映画の判断基準が『アベンジャーズ/エンドゲーム』での興奮や感動とどうしても比べてしまうので、以前からの頻度と比べると映画館から少し足が遠
去る9月16日、安室奈美恵さんが引退しました。 安室奈美恵さんと言えば、小室哲哉さんプロデュース時期には90年代の小沢健二さんやSMAPと並び、いち早くJ-POPにクラブカルチャーを取り込んだ曲をヒットさせた存在であり、またそのファッションや生き様もアムラーを始めとするギャル文化を牽引するような、まさしくカリスマと呼ぶに相応しい存在でした。 そして、小室哲哉さんのプロデュースから離れた後も最新の海外の音楽とシンクロするような音楽性で常に一番新しい曲が一番格好良いと言えるようなアーティストでした。 www.chart-pop-696.com 引退してしまうことで、その一番格好良い曲というのが更新されることは無くなってしまいましたが、この25年間の活動はこれからも残っていきます。 その最たるものが、国内の音楽映像ソフトの売り上げ記録を更新した『namie amuro Final Tour 20
映画ファンにとっての『狂い咲きサンダーロード』がそうであるように、日本のパンク好きにとって『爆裂都市 BURST CITY』という映画もまたカルト的魅力に満ちた作品と言えます。 2010年に石井岳龍と改名する石井聰互監督が日本大学藝術学部映画学科在籍時に卒業制作として撮影された1980年の『狂い咲きサンダーロード』という映画は、荒々しくも溢れんばかりのエネルギーとスピード感に満ちみちた作品で、2016年にはクラウド・ファンディングによってオリジナルネガをリマスターしブルーレイ化、そして再上映されたような、今なお根強い人気を博す映画です。 また同監督による1982年公開作『爆裂都市 BURST CITY』という映画は、監督自らも公開までに編集が間に合わなかったとし、作品を「永遠の未完成の暴動」と評していることからも、『狂い咲きサンダーロード』と比べると映画としては散漫な作品と言えるかもしれま
現在、ロシアワールドカップが開催されています。 国連加盟国数や国際オリンピック委員会に承認されている国と地域の数より多いとされるFIFA加盟数が表すように、正真正銘、世界中から注目されている世界最大のスポーツイベントです。 個人的には、音楽や映画と比べると、サッカーに対しての興味というのは時期によって関心度の上下はあるのですが、やはりワールドカップやチャンピオンズリーグのような世界有数のトッププレイヤーが一堂に会するような大会となるとどうしても気になってしまいます。 さて、NHKでのワールドカップの試合にはSuchmosの「VOLT-AGE」がテーマ曲として選ばれており、昨日のコロンビア戦ではハーフタイム中にSuchmosの演奏も放送されていました。 Suchmosといえば、ジャミロクワイを筆頭とするアシッドジャズからの影響が指摘されますが、セカンドアルバム『THE KIDS』以降はブラッ
以前、椎名林檎さんと宇多田ヒカルさんについてブログを書いた際、98年の世代について触れました。 98年の世代というのは、椎名林檎さんや宇多田ヒカルさんらが同時期に登場したように、新しい感覚を持ったスーパーカーやくるり、ナンバーガールといったバンドが同時期に現れたことにより付けられた総称です。 chart-pop-696.hatenablog.com 上記の記事でも、98年に小沢健二さんがニューヨークに旅立ち、ニューヨークからは宇多田ヒカルさんが日本にやってきたというのは象徴的であると書いたのですが、もうひとつ注目するならば当時のレディオヘッドの『OK Computer』と『Kid A』というアルバムの影響力です。 chart-pop-696.hatenablog.com 97年にリリースされた『OK Computer』が98年の世代にとって影響力があったことは想像に容易いのですが、『Kid
『中居正広 ON&ON AIR』で新しい地図の新曲「雨あがりのステップ」をオンエア後、中居正広さんが「なんだこの歌。これは売れないな。詳しいわけじゃないけど、かすれ声、雑な声が入ってないと、これは売れないですね」と冗談めかしながらもエールを送っていました。 2016年に解散を発表した際、天皇の生前退位と重ねられたように、SMAPは平成を象徴とするグループとして捉えられていました。 また、90年代のSMAPの楽曲は、渋谷系やフリーソウルの流れを組む楽曲が多く、それまでのジャニーズとは違った非振付的なダンスの自由さも相まって、クラブカルチャーにも通じる当時の空気感を的確に捉えたものでした。 『Smap Vest』に収録されているようなシングル曲の充実ぶりだけでなく、『SMAP 007~Gold Singer~』や『SMAP 008 TACOMAX』などのオリジナルアルバムでは、よりファンキーな
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『www.chart-pop-696.com』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く