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ブラックフライデー
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時折、仕事でRailsのconfig.load_defaultsのバージョンを上げていく作業をしています。具体的には上げるバージョンに含まれるそれぞれの設定の意味を理解して、影響範囲を把握したうえで一つづつPull Requestを作るようにしています。実際にやってみた感想としては、これはなかなか難易度が高くきちんと影響範囲を理解したうえで実施できているプロジェクトは少ないのではないか?と思いました。そこで、これからconfig.load_defaultsのバージョンを上げる人の役に立つようにブログエントリを書いてみた次第です。 今日はconfig.load_defaults 7.0に含まれるconfig.active_support.hash_digest_class = OpenSSL::Digest::SHA256を取り上げます。 対象となるコミット: Change the defa
Ginza.rb 第85回 - Solid Trifectaについて学ぶぞ - connpass Rails8.0にはいったSolid3兄弟*1ことSolid Cache, Solid Cable, Solid Queueについて取り上げる回でした。まずはy-yagiさんがSolid CacheとSolid Cableについて資料を作ってくれたのでそれを見ながらワイワイしました。 About Solid Cache - Slidev About Solid Cable - Slidev Solid Cacheをきちんと使うにはDB側の設定を頑張る必要があり運用の難易度も高そうなので、HEYやBaseCampのようにRedisのメモリに乗り切らないくらいのキャッシュを使うのでなければRedisをストレージにしたほうがいいんじゃないか、などの話をしていました。運用の知見に関してはこれから公開さ
表題の通り、発表してきました。 Sidekiq vs Solid Queue | Kaigi on Rails 2024 スライドはこちら。 発表に至るまでの道のり イベントの懇親会などでエンジニアの人と話しているときに「最近気になっているgemあります?」のような質問に「Solid Queueですかねえ」と返すと「なんですかそれ?」と聞かれたりする イベントの懇親会などでSidekiqを使っている会社さんの中の人にProやEnterpriseつかってます?と聞くと「なんですかそれ?」と聞かれたりする 新しいRailsで標準になったが、既存のRailsアプリケーションには影響がないもの(例: importmaps)に対して「Railsアップグレードするならこれ対応しないといけないですか?」と聞かれたりする SidekiqとSolid Queueをお題にして話せばこの手の疑問を一気に解決でき
以前のエントリで、スレッドローカル変数とファイバーローカル変数について解説しました。このエントリはその続きになります。 ファイバーストレージとは スレッドローカル変数やファイバーローカル変数を使うと複数(スレッド|ファイバー)環境で固有の値を持つことができて便利です。利用例としてはActiveSupport::CurrentAttributesなどがあります。 しかし、(スレッド|ファイバー)ごとに固有の値を持つことで不便を感じるケースがあります。例えばRailsなどでリクエストを受け付けている最中に別の(スレッド|ファイバー)を作り、その中で外部APIを叩くとします。このときに外部APIを叩く(スレッド|ファイバー)からリクエストを処理する(スレッド|ファイバー)で設定した(スレッド|ファイバー)ローカル変数を参照することはできません。これは不便ですね。 この問題を解決したのがRuby3
僕はRailsアプリケーション開発者としてはなるべく型は書きたくない派閥に属しています。でもライブラリ作者としては型をつけておくと利用者が嬉しいだろう、という気持ちがあります。 そんな折gimeiにPRがきたので、重い腰を上げて型を導入したときのメモを残しておきます。 関連エントリ: gimeiのv1.3.0をリリースしました - おもしろwebサービス開発日記 型はどうやって学ぶか 執筆時点では日本語におけるまとまったいい感じの記事は少なめな印象です。文法については pockeさんの記事が詳しく、読むと基本的な文法について把握することができます。 あとは公式のドキュメントでをひたすら読むのがよさそう。 rbs/docs at master · ruby/rbs steep/README.md at master · soutaro/steep gimeiで定義した型が正しいかチェックする
このエントリは SmartHR Advent Calendar 2023の21日目の記事です。 Railsのバージョンを上げる作業は、単に新しいバージョンのgemをインストールするだけでは終わりません。Railsの新しいバージョンに沿った設定項目を確認し、適宜適用していく必要があります。もちろん必ずしもすべての設定を最新にしなければならないわけではありませんが、Railsの新しい設定というのは基本的にそうすることにメリットがあるから作られているわけで、特別な理由がなければ最新の状態にしておきたいものです。 みなさんのRailsアプリケーションのconfig/application.rb には次のような設定があるはずです。 config.load_defaults 6.1 このコードサンプルは引数が6.1なので、Rails6.1デフォルトの設定を適用していることを示しています。これを7.0に
Kaigi on Rails初のオフライン開催であるKaigi on Rails 2023で登壇する機会をいただけました。 例外は遅い 資料と動画は こちら から辿れます。 ちょっと間が空いてしまいましたが、以下登壇に関連してつらつら思いついたことを書いています。 なんでこの題材で話をしたんですか これまでのKaigi on Railsの発表内容から 明日の業務から使えるRailsの知見 Railsアプリケーション開発の実例 に関連したキャッチーなテーマが採択されやすんだろうな〜、とあたりをつけていました。僕は前者のネタはたくさんストックがある*1ので、その中で みんな興味がありそう 既存の書籍や記事ではあまり取り上げられていない題材 として、例外がよさそうだとなったのでした。発表でも言及した destroyじゃなくてdestroy!を使いましょう rescue_fromだけでエラーハンド
前回の大阪RubyKaigi02に続き、大阪RubyKaigi03でも登壇機会をいただけました。 スライドはこちら。 感想 自分含めみんなflaky testで疲弊しているので、それを仕組みで解決したいぞ、みんなで仕組みを作っていこうぜという発表でした。10分の発表は思っていたよりも短くて*1いろいろ省略してしまったのが残念ポイントです。 話したいことがもっとあった(時間が足りなくて省略したことがたくさんある)ので、その辺まとめたブログエントリを後日書くかもしれません #osrb03 https://t.co/6gYajmqrbF— willnet (@netwillnet) September 9, 2023 私と大阪 発表時間が足りなかったのもあって自己紹介は10秒で駆け抜けてしまったのですが、僕は昔ちょっとだけ大阪に住んでいたことがあります。発表の翌日は住んでいたあたりをひたすら散歩
先日、仕事でRails(Active Record)の難しい仕様に遭遇したので共有するためにエントリをしたためました。似たようなケースに遭遇した人の手助けになれば幸いです(\( ⁰⊖⁰)/) 対応Railsバージョンと設定 Rails6.1以上 config.active_record.has_many_inversing = true(Rails6.1のデフォルト設定)である 問題1 まず次のコードを読んでみてください。 class User < ApplicationRecord has_many :posts end class Post < ApplicationRecord belongs_to :user, inverse_of: :posts # (1) before_update { puts 'before_update' } end user = User.new po
TokyuRuby会議14に参加してLTしてきました。 スライドはこちら。 発表について mrskは個人的にかなり推しているプロダクトで、これの存在により仕事でも個人でも今より安いインフラを活用する選択肢を取りやすくなったと感じています。とりあえず僕が今運用しているサービスはmrskを活用してDigitalOceanあたりに寄せていけたらな、と思います。みなさんも使ってみると便利ですよ。オススメ。 感想 久しぶりにオフラインで5分のLTをしました。あと色んな人とビールを飲みながら雑に会話して、コロナ禍以前の地域コミュニティの感覚ってこんなだったなあ…と思っていたら6時間があっという間に過ぎていきましたね。次回のTokyuRuby会議も楽しみにしています。 次回発表予告 Osaka RubyKaigi 03のCFPが通っているので、9月の発表に向けて資料作りを頑張っていきます。当日大阪参加す
この件、関連するPRやIssueが複数あってコメントも分散しており、人に説明するのがややこしいのでブログとしてまとめたものになります。間違いや意見などあったらコメントください! 追記(2023/08/02) 7-0-stableブランチに今回の変更をrevertするコミットが入りました。挙動が変わって困った人が出たので一度元に戻して仕切り直しにする方針のようです。 [7-0-stable] Revert singular association breaking changes by zzak · Pull Request #48809 · rails/rails 7.0.7がいつリリースされるかはわかりませんが、今の状態でリリースされたら7.0.4の振る舞いに戻ることになります。7.0.5以降の変更で困っている人は一旦7-0-stableを指すようにすると良いかもしれません。 概要 Ra
10年ほど前にサービス開始したmiucheeですが、この度Twitter API有料化を受けてサービス終了することにしました。 10年前はぼくの両親の携帯電話はガラケーでしたが、今となっては二人ともスマホを使うようになり、みてね 経由で孫の写真を共有したり、facetimeでビデオ通話をしたりとするようになりました。 昔と比べるとスマホを始めとするデバイスがいろんな世代にも普及して、情報共有がやりやすくなった結果miucheeもその役目を終えたのではと思います。 ご利用いただいていたユーザの皆様ありがとうございました。
wkhtmltopdfというライブラリは、HTMLからPDFを生成してくれるライブラリです。Rubyからだとwicked_pdfや pdfkit 経由で使われることが多いです。 さてそんなwkhtmltopdfですが、GitHubリポジトリ を見るとわかるようにアーカイブされてしまっています。公式ページ に経緯が書いてありますが、要約するとwkhtmltopdfが依存しているQtWebkitのメンテが止まったのが原因でメンテが続けられなくなったということのようです。 wkhtmltopdfが参照しているQtWebkitはかなり古いものなので、モダンなブラウザでの描画と差分が出たり、脆弱性を付かれたりする可能性がありそう。なのでなにか別のやり方に乗り換えたい。 選択肢を考えてみる 乗り換え先は具体的に何がいいの、というと僕も自信を持ってこれだ!という解を持っていないのですが、headless
表題の通りのことができるgem、CiLoggerが便利ですよという話です。 私達は大量のテストをCI上で実行しています。テスト結果を見れば失敗理由が自明なものもありますが、E2Eテストなどでよく起きる「たまに失敗するテスト」の調査はログやスクリーンショットなど、可能な限りの情報を集めないと根本原因がつかめないことが多いです。 そんなときに、特に考えずRailsデフォルトの設定(config.log_level #=> :debug)のままにしておくと、膨大なログの中から該当するテストに関連する行を探し当てる作業が必要になります。これは事前の準備なしではほぼ不可能です。 事前の準備として簡単に思いつく方法は、テスト前後で「どのテストが開始/終了したか」をログに出力することです。 config.around do |example| Rails.logger.debug("start exam
このエントリはSmartHR Advent Calendar 2021の23日目の記事です。 SmartHRでは毎週「Rubyist@SmartHR(仮)」という名の定例ミーティング*1が行われています。このミーティングはバックエンドエンジニアが集まり、チームをまたいだ情報共有や相談をすることを目的としています。その中では僕がTipsなどを共有する「willnetさんのありがたいお言葉」というコーナーが常設されています。 このエントリでは、そのコーナーで共有した内容をひとつ紹介します*2。 Thread#[]で取得できる値はファイバーローカル変数なのだった アプリケーションのコードではあまり見かけませんが、ライブラリ中でスレッドセーフを意識している設定を読むと Thread.current[:locale] = :ja のようになっているのをよく見かけます。それで僕はThread#[]はス
Rack::RuntimeというRackミドルウェアがあります。これはリクエストを処理するのにかかった時間を"X-Runtime"というレスポンスヘッダに含める、というものです。コードはこれ↓ rack/runtime.rb at master · rack/rack これはRailsのデフォルトのRackミドルウェアであり、特に何もしない限り有効になっています。 このX-Runtimeが、タイミング攻撃で使われている事例があったとのことで、デフォルトから削除になりました。 Remove Rack::Runtime and deprecate referencing it · rails/rails@7bfcf4b これにより、明示的にRack::Runtimeをミドルウェアで使う宣言をしない限りはRack::Runtimeは使えなくなります(Rails7.0から)。 実際にはX-Runt
僕がお手伝いしているiCAREさん主催のミートアップ、iCARE Dev Meetupで、最近発表されたBasecamp社製jsフレームワークであるHotwireについて話しました。 【iCARE Dev Meetup #18】技術顧問が語る、Ruby on Rails実践開発 - connpass 動画も公開されているので気になる方は探してみてください*1。 所感 弊社サービスであるsavanna.ioはHotwireを使って作っています。Hotwireはつい最近発表されましたが、その前身となるフレームワークであるturbolinksとStimulusの組み合わせで数年間開発していました。 なので「サーバサイドはHTMLを返し、jsは最小限」というスタイルが少人数で開発するチームにとてもマッチすることは身を持って体験しています。Vue.jsやReactを採用していたら機能を開発するスピー
弊社サービスである savanna.io はずっとTurbolinksとStimulusで開発してきたのですが、この度 Hotwireがリリースされた*1のでTurbolinks部分をTurboに置き換えてみました。その際のやったことやハマったことのメモを残しておきます。メモ書きなので雑なのはご容赦ください。 前提 webpackerを使ってます。assets pipeline派や素のwebpackを利用している人は適宜読み替えてください TurbolinksのアンインストールとTurboのインストール turbo-railsをGemfileに追加してbundle install ./bin/rails turbo:installをする で問題なくいけるのであればそれで。turbo:installが失敗したらturbo-rails/turbo_with_webpacker.rb と同等のこ
本エントリはiCARE Advent Calendar 2020の25日目です。 僕はiCARE社内で技術顧問としていろんなことをやっていますが、そのうちの一つとしてRailsアプリケーションのテスト改善があります。具体的には「たまに失敗するテスト」で難しいものがあったときに調査して解決をしています。この「たまに失敗するテスト」はiCAREに限らず、ほとんどの会社が苦しめられているのではないでしょうか。僕のお手伝いしている他の会社でも同様なので、複数社の社内ドキュメントツールに「こういうふうに調査するといいですよ」という文章を書いています。しかしこれらはどれも社内wikiどまりで、現時点で公開されている文章が存在していません。 そこで今回この場を借り「失敗したテストがあったときにどうしたらいいのか」の決定版を書いて、今後は「これ読んでおいてください」で済ませたいなと思っています。 前提 R
この記事はSmartHR Advent Calendar 2020 11日目の記事です。 僕のお手伝いしているSmartHRでは、毎週バックエンドエンジニアが集まり、技術的なトピックについて共有、相談しあうミーティングを開催しています。そのミーティングでは僕がTipsなどを共有するコーナーが常設されています*1。 このエントリでは、そのコーナーで共有した内容をひとつ紹介します。 APIに制限をかける方法について APIを外部に提供するとき、一定の制限をかけてユーザがAPIを乱用するのを防ぐことはよくあることではないでしょうか。素直に考えると「1時間に5000回までAPIを実行できる」のようなやり方を思いつきますね。GitHubのAPIもそのやり方ですし、SmartHRのAPIも同様です。 じゃあそれでいいのでは。となるかもしれませんが少し待ってください。いろんなクライアントがAPIを大量に
パーフェクト Ruby on Railsの改訂2版を書きました - おもしろwebサービス開発日記の続き。 いよいよ明日発売日ですね。前のエントリで書き忘れてたことがあったので追記です。 本書の6章からは、Railsのサンプルアプリケーションを作っていきます。技術評論社さんのサポートページからサンプルアプリケーションのコードを手に入れることができますが、GitHub上でも手に入れることができます。 6章の内容を読みつつ写経する方は、GitHubのリポジトリを活用すると写経が捗ると思います。本の流れに沿ってコミットを積んでいるので「写経したんだけどうまく動かない!」という箇所があったら、リポジトリを巻き戻して比較することでtypoに気づけるはず*1。各節終わりの段階でタグも作っているので、途中の過程を飛ばして気になるところだけ写経してみるということも簡単です。 特にビューを一字一句間違えずに
ここ数年、色んな人に「パーフェクト Ruby on Railsの改訂版まだですか」と言われて申し訳ない気持ちでいっぱいでした。が、ついに改訂版が発売されることになりました!もちろん最新のRailsである6.0に対応しています。 発売日は7月25日ですが、先行して発売している書店もあるそうです。 パーフェクトRuby on Rails 【増補改訂版】:書籍案内|技術評論社 ブログで振り返ると、第1版を書いたのは6年前だったようです。6年前といえばRailsは4.1がリリースされた頃で、フロントエンドはCoffeeScriptを書いてSprocketsでコンパイル、デプロイはCapistranoを使うのが主流だったような気がします。6年でだいぶRailsによる開発の進め方が変わりましたね。このあたりはもちろん第2版で更新されて、WebpackerやDockerに置き換わっています。 改訂2版の
この文章は先日開催された大阪Ruby会議02での登壇内容Concerns about Concernsをブログエントリにしたものです。書いている内容は登壇内容とだいたい同じですが完全一致ではなく、構成を変更したり喋っていない情報を足したりしてます*1。 大阪Ruby会議02に出席していない方でもスライドを読めば大体の内容を把握できると思いますが、これだと細かいニュアンスは伝えられない(し、この手の話はその細かいニュアンスが大事だったりする)のでちゃんとブログエントリにしておこうと思ったのでした。 意見がある人はこちらのスレに書いてもらえると嬉しいです(\( ⁰⊖⁰)/) Concernsとはなにか Concernsという概念は、Rails 4.0から導入されました。具体的にはrails newしたときに生成されるファイルたちの中に app/models/concerns app/contr
@sugamasaoさんと共著でRails本を執筆しました。Railsを始めたばかりの人向けの特集から、Rails 6の新機能紹介まで幅広く書かれたムック本です。今日から9日後の10月26日に発売予定です(電子書籍も同じくらいに発売されるはず)。 Ruby on Rails 6 エンジニア 養成読本posted with amazlet at 19.10.16すがわら まさのり 前島 真一 技術評論社 売り上げランキング: 2,448 Amazon.co.jpで詳細を見る @sugamasaoさんの書籍紹介エントリはこちら sugamasao.hatenablog.com 内容紹介 @sugamasaoさんが目次や対象読者を紹介しているので、こちらでは具体的にどんな内容を扱っているかを箇条書きにしておきます。Railsの新機能を追いかけていない人にとっては、なにこれ?となったり、名前は知っ
先日開催された大阪Ruby会議02で、なんとなく使われがちな機能であるConcernsの使い方について話してきました。資料はこちら。 発表内容について Concernsに関する説明は「関心事を分離するぞ!」のような抽象的なものが多く、 何を関心事として分離するとよいのか Concerns以外のロジックを分離する方法 を知らずに自分なりの解釈でConcernsを使うとかえってコードを読みづらくする形でmoduleが作られることになりがちです。この発表を通じて少しでも読みやすいRailsアプリケーションのコードが増えてほしいなと思います。 もし内容について感想や質問などを書きたい方がいたら、clean-rails.orgにこの発表用のスレが立っているので書き込みお願いします! このスライドだけだと分かりづらいところがありそうなので、どこかで再演するなり別途文章として公開したいところです*1。
先日行われたRails Developers Meetup 2019で、Clean Test Code Revisedというタイトルで発表しました。スライドはこちら。 動画も上がっているようなので興味のある方はどうぞ*1。 所感 ご存知のかたもいると思いますが、この発表は2017年5月に行われたRails Developers Meetup第一回目で発表した内容を更に一歩進めたものとなっています。 Rails Developers Meetup で綺麗なテストコードの書き方について発表した - おもしろwebサービス開発日記 当時僕の頭の中にあった「こういうケースのときはこう書く。なぜならこうだから」というものを点で出したのが前回の発表で、それらを「脳に負荷をかけない」という線でつなげてまとめたのが今回の発表になります。 テストコードをレビューしたときに「これなんか読みづらいな…」と思って
昨日、2月21日は弊社の設立記念日でした*1。 株式会社ウィルネット二周年記念 (\( ⁰⊖⁰)/) (\( ⁰⊖⁰)/) (\( ⁰⊖⁰)/) pic.twitter.com/Ll3nDwbl4X— willnet (@netwillnet) 2019年2月21日 というわけで法人成りして2年経ちました。最初はフリーランスの延長のつもりだったのですが、会社という形態にしたことで意識が少しだけ変わってきた気がします。 これまではなんでも全部自分一人でやるというのが自然だったのですが、会社の予算を使って誰かに仕事を手伝ってもらう、という形態を徐々に受け入れられるようになってきました。空いた時間で少しずつ開発を進めているsavanna.ioも、いまはデザインに関しては本職にお願いするようになっています。 昔は、一つのスキルだけを伸ばすのではなくいろんな分野を学んでいくのがよい、と思ってデザイン
昨日行われた銀座Railsで登壇させていただきました。 資料はこちら。 所感 複数の主張したいことを一つの発表に盛り込んでしまったので、ちょっとぼんやりした発表になってしまったかもなーという反省があります。 個人でwebサービス作るのはいいぞ 個人開発をモチベーションを落とさず継続する仕組み Railsは個人or少人数で小規模なサービスを作るのに向いてるめっちゃべんりなライブラリなんですよ turbolinks&stimulusはいいぞ rubocopデフォルト設定でも全然普通に開発できるんですよ それぞれのトピックごとにもっと深掘りして(もしくは角度を変えて)話せそうなので、どこか別の機会があれば喋ろうかなと思います。 次は3月のRails Developers Meetup 2019で登壇予定ですが、今回とは全く違った話になる予定です。乞うご期待。
前提 rails標準のわりに使っている人の少ないturbolinksですが、僕は便利に使っています。turbolinksはご存知の通り、リンクを全部ajaxリクエストに置き換えてページ遷移を早くするライブラリです。 turbolinksが実現している「リクエストは全部ajaxにして、フルのページ遷移を避けたほうが速い」というロジックはformでも同じことが言えます。 Railsは5.1からform_withというviewヘルパーが増えました。これは既存のform_tagとform_forを統合するヘルパーという位置づけですが、それ以外に大きな違いとしてデフォルトでdata-remote="true"がformタグに付与される、というのがあります。この振る舞いはformもturbolinksみたいにajaxにしようぜ!というDHHの思想の現れなのだろう、と推測します。実際、form_with
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