シェーグレン症候群とは。
06/22
シェーグレン症候群に関して書かれているサイトはたくさんありますが、そのうちのいくつかのサイトさんの記事を参考にさせていただき、まとめてみようと思います。
参考にさせていただいたサイト↓
「シェーグレン症候群 (Sjögren's syndrome: SS)」慶應義塾大学病院 医療・健康情報サイト←
「シェーグレン症候群とはどのような病気なのか」膠原病症状ナビ←
「シェーグレン症候群の原因と症状」みんなの歯学~歯学総合研究所←
「シェーグレン症候群(指定難病53)」難病情報センター←
<シェーグレン症候群、概要>
①シェーグレン症候群は1933年にスウェーデンの眼科医シェーグレンが発表した。
本来細菌・ウイルスと戦うべき免疫が、自分自身に対して過剰に反応し攻撃を加えてしまう疾患を総称して自己免疫疾患と言うが、シェーグレン症候群も自己免疫疾患のひとつ。
②主として涙腺、唾液腺が標的となって乾燥症状をきたすが、全身の臓器に病変をおこすこともある。
自己免疫反応をおこす原因はわかっていない。
③最近は、シェーグレン症候群は本来全身性疾患で涙腺や唾液腺の障害はその部分病変と考える専門家が多くなってきている。
④潜在的な患者を含めると10万人を超えると推測されている。
⑤難病の患者に対する医療等に関する法律(難病法)(平成27年1月施行)による指定難病に含まれた。
年齢は50歳代がピークで、子供からお年寄りまで発症する可能性があり、男女比は1:14程度とされている。
⑥シェーグレン症候群は膠原病に合併する二次性シェーグレン症候群と、これらの合併のない原発性(一次性)シェーグレン症候群に分類される。
特に関節リウマチの患者では、約20%に発症するとされている。
⑦家族内でシェーグレン症候群が発症する率は2%程度とされている。
これはそうでない人と比べ少し多いが、疾患が遺伝すると考えるのは間違いである。
<シェーグレン症候群、主な症状>
大きく分けて、乾燥症状である腺症状と他の臓器障害である腺外症状の二つがある。注**1
①目の乾燥(ドライアイ)
・ 涙が出ない ・ 目がころころする ・ 目がかゆい ・ 目が痛い ・ 目が疲れる ・ 物がよくみえない ・ まぶしい
・ 目やにがたまる ・ 悲しい時でも涙が出ないなど。
②口の乾燥(ドライマウス)
・ 口が渇く ・ 唾液が出ない ・ 摂食時によく水を飲む ・ 口が渇いて日常会話が続けられない ・ 味がよくわからない
・ 口内が痛む ・ 外出時水筒を持ち歩く・夜間に飲水のために起きる・虫歯が多くなったなど。
③鼻腔の乾燥(ドライノーズ)
・ 鼻が渇く ・ 鼻の中にかさぶたが出来る ・ 鼻出血があるなど。
④その他
・ 唾液腺の腫れと痛み ・ 息切れ ・ 熱が出る ・ 関節痛 ・ 毛が抜ける ・ 肌荒れ ・ 夜間の頻尿 ・ 紫斑 ・ 皮疹
・ レイノー現象 ・ アレルギー ・ 日光過敏 ・ 膣乾燥(性交不快感)など。
・ 全身症状として 疲労感 ・ 記憶力低下 ・ 頭痛は特に多い症状で、 めまい ・ 集中力の低下
・ 気分が移りやすい ・ うつ傾向など。
注**1について。
腺症状と腺外症状について、以下のサイトさんでわかりやすく図や写真などで説明されています。
「腺症状と腺外症状」慶應義塾大学病院 医療・健康情報サイトの真ん中あたり←
以上、たくさんのサイトさんの情報を参考にさせていただきましたが、特に症状については私の場合も含めて、各サイトさんに書かれているすべての症状が、すべてのシェーグレン症候群の患者に現われるわけではありません。
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