小児がんは治癒が見込まれる時代となりましたが、抗がん剤など治療の影響により10年以上経過してから発症する身体の問題(晩期合併症)や、ライフステージの変化、特にAYA世代に生じる心理社会的な問題など様々な問題を抱えることがあります。このような問題の早期発見、支援のためには継続した外来通院:長期フォローアップが重要となりますが、AYA世代を迎えた小児がん経験者は通院の利便性や金銭的負担など様々な問題から長期フォローアップが途絶えがちであることが課題です。いなげ未来クリニックでは、クリニックベースでの長期フォローアップを行う、「未来の」長期フォローアップ体制の確立を目指しています。講演会では、この取り組みについてご紹介し、様々な立場の方と意見交換ができればと考えています。皆様の御参加をお待ちしております。