AYAWEEK2023実行委員長をさせていただく楠木重範です。
14歳から16歳まで、がん(悪性リンパ腫)の治療を受け、その後、小児科医となり48歳になる今を過ごしています。
いつの時代にも若者の心に響く歌があります。
盗んだバイクで走り出した15歳(尾崎豊〜15の夜〜より)は、AYA世代を卒業し
「15の僕には、誰にも話せない悩みの種があるのです」(アンジェラアキ〜手紙〜より)と、未来の自分に手紙を書いた15歳はAYA世代真っ只中でしょうか。
AYA世代で、がんという大きな病気になると、絶望してしまうこともあるかもしれません。
哲学者は「希望は絶望から生まれる」と言うけれど、そこまで悟るには、まだまだ時間がかかりそうです。
でも、「ハロー絶望。僕らは美しい。」(マカロニえんぴつ〜ヤングアダルト〜より)と言って、少しでも前に進んでいけるようにAYAWEE2023が貢献できればと思います。
AYA week 2023実行委員長 楠木 重範 拝
2023年3月4日~12日に本年度の『AYA week 2023』が無事に開催されました。
今年は、オンラインとオンサイトの両方のイベントが開催され、全国で93もの参加団体が多くのイベントを企画してくださいました。
またAYA week 2023でも、「つながる」をテーマにたくさんの企画に取り組んでまいりました。
全国の46都道府県より113枚のフラッグが集まりました。ご協力いただきましたみなさま、ありがとうございました!
詳細はこちらからご覧ください。
https://youtu.be/M1SLFyW0NlE
AYA week 2023ではYouTubeチャンネルを開始し、全国から28施設のがん相談支援センターにご協力をいただきました。その他にもAYA世代の当事者やサポーターの声も発信しました。(チャンネル登録者数173名、配信動画数 51本)
Twitter(フォロワー数 1618)Instagram (フォロワー数 632) やfacebook、tiktokなどでも積極的に発信をさせていただきました。また毎週Twitterスペースも配信させていただきました。
AYA世代でがんを経験された方の、「言われてうれしかった言葉」「言われて嫌だった言葉」をアンケートさせていただき、その声をもとに医療関係者・学生などでグループワークをさせていただき、今後のがん教育に活かす資料を作成し、今後も活動を継続していく予定です。
この活動は、新聞のコラムでもとりあげていただきました。
今年も、AYA week 2023主催で3/11にオンライン交流会を開催させていただき、80名ものたくさんの方々にご参加いただきました。
その他にも、ホームページ上でのVoiceやご協賛、メッセージボード、SNSのアイコンフレームなど、たくさんの方々にご協力をいただき、心より感謝申し上げます。
次年度も2024年3月に『AYA week 2024』が開催される予定となっておりますので、今後ともご協力をいただけると幸いです。
改めまして、ご協力いただきました皆様に心より感謝申し上げます。
2023.3.12
AYA week 2023 実行委員長 楠木 重範