一般公開セッション

今回のSSI2024では、基調講演、シンポジウムを、Zoom配信で、関心を持つ一般の皆さまにも公開いたします。
以下の基調講演、シンポジウムにご関心をお持ちの方は、ここをクリックし、フォームにアクセスいただき、参加申込をお願いいたします。
2024年9月12(木)23時59分(大会2日前)までには、アクセス情報を、フォーム入力いただいた電子メールアドレスにお送りいたします。

  • 日時: 9月14日(土)13:00-17:40
  • 実施形式・会場:香川短期大学会場よりZoom配信
  • 参加費: 無料

基調講演「情報空間の秩序構想とデジタル立憲主義」

山本 健人(北九州市立大学法学部准教授)

  • デジタル技術の発展によって情報空間は変容している。新しい技術・サービスが次々と急速に進展・普及し、関与する主体も増え、その全体像は複雑化しているのである。とりわけ、デジタルプラットフォーム事業者といった私企業の果たす役割が格段に大きくなっている。
  • こうしたデジタル情報空間では、様々な「表層的」・「構造的」リスクが発生しているとされ、日本においても総務省に設置された「デジタル空間における情報流通の健全性確保の在り方に関する検討会」などを中心に対策の検討が行われている。また、変容するデジタル情報空間に対応する新たな秩序構想が必要であるとの主張もなされている。
  • 本講演では、「デジタル立憲主義」と呼ばれる研究潮流の観点から(「デジタル立憲主義と憲法学」情報法制研究13号(2023年))、デジタル情報空間の秩序構想のあり方――①そもそも秩序構想が必要なのか、②何を秩序構想の基本原理(理念)にすべきか、③秩序構想の基本原理をどのように具体化するか等――を展望する。

シンポジウム 「社会情報の多元論」

シンポジウム概要

  • 現代技術文明がいま直面する、環境危機や人道危機をはじめとした惑星規模の複合危機をめぐり、西欧や北米のみならず東アジアや南米のような非西洋やグローバルサウスから、多元的な世界観に基づく根本的な問題提起が続々となされている。この状況に社会情報学はどう応答するか。本シンポジウムは、人類学、人新世の哲学、デザイン研究、技術哲学、基礎情報学などにおけるそうした近年の取り組みについての知見を深めるとともに、人間と情報社会の未来に向けて参加者が自由な議論を交わす場として開催される。

登壇者

  • 発表者:奥野 克巳(立教大) 篠原 雅武(京都大) 水野 大二郎(京都工業繊維大)
  • 司会:原島 大輔(早稲田大)
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