一人で家に置いておけない
- 2015/06/15
- 15:41
2014年5月のある日、
夫は夕方4時半頃に小規模多機能居宅介護センターの
デイサービスから自宅まで送ってもらった。
私はその日、役所の手続きに行き、
帰宅時刻が5時ぐらいになりそうだった。
わずか30分ぐらいだから、大丈夫だろうと
思ったのが、甘かった。
5時近くになり、家路を急いでいると、
自宅まであと70メートルといったところで、
鞄を肩にかけ帽子を被った夫が、
女性二人に囲まれて立っていた。
女性の一人は携帯電話で何かを話している最中。
あら~、どうしたの?
夫が「あぁ」と、パッと嬉しそうな顔。
ここの植え込みの中に倒れていたんです。
たまたま通りがかった女性二人が、
夫を助け起こしてくれたようです。
ところが、夫の話がトンチンカン・・・というわけで、
110番通報されているところだったのです。
幸い夫は擦り傷程度の模様。
ありがとうございます!!
夫を連れて歩いて自宅まで行こうとしたが、
全然足が前に進まない。
転んだというショックもあったかもしれない。
心配そうに見ていた近所の人に、夫を頼んで、
急いで自宅に駆け戻り、車椅子を持ってきて、
夫を車椅子に乗せて帰りました。
夕方になると、夫はいつも夕食の心配をします。
この日も近くのコンビニに夕食のおかずを買いに
出たようです。
コンビニは坂を下りて、幹線道路を渡った先にあります。
ついその1ヶ月ぐらいまでは一人でこのコンビニに
買いに出掛けていました。
サンドイッチを何度も買ってきたりしてはいましたが、
まだ、一人で買い物に行って帰ってくることができるんだ~
と思っていました。
しかし、この日を境に、
夫を一人で自宅に置いておけなくなりました。
夕方になると、夫はいつも、そわそわ、夕飯の心配をし始めます。
最近は今いるところが自宅であるという認識が薄く、
心の中にある家は50年前の実家なので、
家から出てしまうと、もう帰って来れないでしょう。
不幸中の幸いというべきか、認知機能が低下し、
見当識障害が進むとともに、歩行障害が顕著になったので、
あまり遠くまでは一人で歩いていけないだろうと思います。
それでも用心が必要です。
妄想にとらわれている時は、普段は歩けなくても、
何かに憑かれたようにどんどん歩けてしまうことが
ありますからね。
夫が利用している小規模多機能居宅サービスは、
送迎の時間や利用日時について、可能な限り柔軟に対応
してくれます。
帰宅が予定外に遅くなりそうな時や急用がある時も、
延長保育(じゃなくて延長介護)や臨時の預かりも
やってくれるのです。
今回のような時にも、送りの時間を4時半ではなく
5時以降の時間に変更することも可能でした。
他の利用者さんも、一人暮らしの人や、
夫婦ふたりだけの人、ご家族が仕事に出ていて
日中独居という人が多いようです。
いつも馴染んだところに、そのまま宿泊することも
できるのです。
利用料は、デイサービスや訪問介護の利用回数に関わらず、
要介護度ごとの定額となっています。
これに食費やおやつの実費、宿泊料は1泊3000円
かかります。
夫の場合「要介護2」で、昨年までは私が仕事をしていた関係で
月~金まで毎日デイサービスを利用し、昼食とおやつを食べて、
月額3万3000円ぐらいでした。
夫の見当識障害や妄想が激しくなり、いろいろ悩んだ末、
私が仕事を辞めて専業主婦?になってからは、
週1~2回の半日利用をしています。
利用回数が少ないと、逆に割高になりますが、
私たちは二人家族ですから、万一、何かあった時に、
夫をみてもらえるという安心感には替えられません。
短所だと思うところは、介護保険のサービスは全部この
小規模多機能で賄わなければならないことです。
夫の場合、もう少し身体を動かす体操や筋トレ、
あるいは最近できた脳トレやゲーム等をやるような
デイサービスを利用したいと思うのですが、
小規模多機能居宅介護サービスを契約していると
これらを利用することはできません。
ちなみに、昨年4月までは、「要支援2」で
1回1時間半ほどの筋トレを週2回利用していました。
この筋トレは結構良いもので、夫はかなり長く
5年近く利用していたのです。
昨年5月に転倒して、「要介護2」になってから、
小規模多機能居宅介護サービスに契約変更することになりました。
応援クリックお願い致します
↓
にほんブログ村
にほんブログ村
夫は夕方4時半頃に小規模多機能居宅介護センターの
デイサービスから自宅まで送ってもらった。
私はその日、役所の手続きに行き、
帰宅時刻が5時ぐらいになりそうだった。
わずか30分ぐらいだから、大丈夫だろうと
思ったのが、甘かった。
5時近くになり、家路を急いでいると、
自宅まであと70メートルといったところで、
鞄を肩にかけ帽子を被った夫が、
女性二人に囲まれて立っていた。
女性の一人は携帯電話で何かを話している最中。
あら~、どうしたの?
夫が「あぁ」と、パッと嬉しそうな顔。
ここの植え込みの中に倒れていたんです。
たまたま通りがかった女性二人が、
夫を助け起こしてくれたようです。
ところが、夫の話がトンチンカン・・・というわけで、
110番通報されているところだったのです。
幸い夫は擦り傷程度の模様。
ありがとうございます!!
夫を連れて歩いて自宅まで行こうとしたが、
全然足が前に進まない。
転んだというショックもあったかもしれない。
心配そうに見ていた近所の人に、夫を頼んで、
急いで自宅に駆け戻り、車椅子を持ってきて、
夫を車椅子に乗せて帰りました。
夕方になると、夫はいつも夕食の心配をします。
この日も近くのコンビニに夕食のおかずを買いに
出たようです。
コンビニは坂を下りて、幹線道路を渡った先にあります。
ついその1ヶ月ぐらいまでは一人でこのコンビニに
買いに出掛けていました。
サンドイッチを何度も買ってきたりしてはいましたが、
まだ、一人で買い物に行って帰ってくることができるんだ~
と思っていました。
しかし、この日を境に、
夫を一人で自宅に置いておけなくなりました。
夕方になると、夫はいつも、そわそわ、夕飯の心配をし始めます。
最近は今いるところが自宅であるという認識が薄く、
心の中にある家は50年前の実家なので、
家から出てしまうと、もう帰って来れないでしょう。
不幸中の幸いというべきか、認知機能が低下し、
見当識障害が進むとともに、歩行障害が顕著になったので、
あまり遠くまでは一人で歩いていけないだろうと思います。
それでも用心が必要です。
妄想にとらわれている時は、普段は歩けなくても、
何かに憑かれたようにどんどん歩けてしまうことが
ありますからね。
夫が利用している小規模多機能居宅サービスは、
送迎の時間や利用日時について、可能な限り柔軟に対応
してくれます。
帰宅が予定外に遅くなりそうな時や急用がある時も、
延長保育(じゃなくて延長介護)や臨時の預かりも
やってくれるのです。
今回のような時にも、送りの時間を4時半ではなく
5時以降の時間に変更することも可能でした。
他の利用者さんも、一人暮らしの人や、
夫婦ふたりだけの人、ご家族が仕事に出ていて
日中独居という人が多いようです。
いつも馴染んだところに、そのまま宿泊することも
できるのです。
利用料は、デイサービスや訪問介護の利用回数に関わらず、
要介護度ごとの定額となっています。
これに食費やおやつの実費、宿泊料は1泊3000円
かかります。
夫の場合「要介護2」で、昨年までは私が仕事をしていた関係で
月~金まで毎日デイサービスを利用し、昼食とおやつを食べて、
月額3万3000円ぐらいでした。
夫の見当識障害や妄想が激しくなり、いろいろ悩んだ末、
私が仕事を辞めて専業主婦?になってからは、
週1~2回の半日利用をしています。
利用回数が少ないと、逆に割高になりますが、
私たちは二人家族ですから、万一、何かあった時に、
夫をみてもらえるという安心感には替えられません。
短所だと思うところは、介護保険のサービスは全部この
小規模多機能で賄わなければならないことです。
夫の場合、もう少し身体を動かす体操や筋トレ、
あるいは最近できた脳トレやゲーム等をやるような
デイサービスを利用したいと思うのですが、
小規模多機能居宅介護サービスを契約していると
これらを利用することはできません。
ちなみに、昨年4月までは、「要支援2」で
1回1時間半ほどの筋トレを週2回利用していました。
この筋トレは結構良いもので、夫はかなり長く
5年近く利用していたのです。
昨年5月に転倒して、「要介護2」になってから、
小規模多機能居宅介護サービスに契約変更することになりました。
応援クリックお願い致します
↓
にほんブログ村
にほんブログ村