入院23日目・・・魔界への入り口
- 2015/09/05
- 10:20
わが夫、圧迫骨折で入院23日目。
今朝、夫が「●美、大好きだよ」と、私の名前を呼んで言ってくれた。
昨晩は、私の顔を見ても認識できず、誰か別人だと思って話すので、つい私もムッとなってしまったばかり。日によって、時間によって、認知機能が変動する。
朝、自宅に猫の世話や家事をしに戻る際、夫をベッドの上に寝かせて(よく寝ていた)、看護婦さんらに声をかけて出掛けた。
午前11時半頃、病院に戻ると、夫は車椅子に座って、ナースステーションにいた。
看護師さんから「部屋の中で、ウロウロ歩いていたので、車椅子に乗せて連れてきました」とのこと。
夫がベッドから一人では起きにくいように、ベッドをフラットにして出掛けたのに、一人で起きられるようになったのだ。
ふと気がつくと、洗面台の上が妙にこざっぱりしている。
洗面台の上に、洗濯洗剤やら畳んだタオルやらがめいっぱい置いてあったのが、なくなっている。
あれ? 夫が整理をしてくれたのかな?
洗剤類は棚の上に移動し、タオルは紙オムツ等をしまってある、扉付きの棚の中にきちんと畳んだ状態で積んであった。
看護師さんやヘルパーさんは私物に触ったりしないので、これは、洗面台の上が乱雑になっているのを見かねて、夫が整理してくれたらしい。
日頃から、洗い物が流しに残ったままだと、洗って、食器棚の中にしまってくれる夫の面目躍如と言ったところ。
夫は「痛い、痛い」と言いながらも、今日は、トイレまで私が手を貸して歩いて行った。手すりや手引きがない状態で歩くのは、痛みがあって、まだ無理らしい。
トイレから部屋に帰ってきて、よろよろと夫はベッドの端に腰をかけ、
あぁ~、腰が痛いなあ・・・
これから、体調は良かったり悪かったりの波が繰り返すだろうな。
大病にかかるかもしれない。波間のどこかに、「魔界への入り口」がぽっかり開いていて、そこに落ち込んでしまうかもしれない・・・
と不安を口にする。
大丈夫。「魔界への入り口」に落ちそうになっても、私が手を握って離さないから、
落ちたりしないよ。大丈夫だよ!
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今朝、夫が「●美、大好きだよ」と、私の名前を呼んで言ってくれた。
昨晩は、私の顔を見ても認識できず、誰か別人だと思って話すので、つい私もムッとなってしまったばかり。日によって、時間によって、認知機能が変動する。
朝、自宅に猫の世話や家事をしに戻る際、夫をベッドの上に寝かせて(よく寝ていた)、看護婦さんらに声をかけて出掛けた。
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看護師さんから「部屋の中で、ウロウロ歩いていたので、車椅子に乗せて連れてきました」とのこと。
夫がベッドから一人では起きにくいように、ベッドをフラットにして出掛けたのに、一人で起きられるようになったのだ。
ふと気がつくと、洗面台の上が妙にこざっぱりしている。
洗面台の上に、洗濯洗剤やら畳んだタオルやらがめいっぱい置いてあったのが、なくなっている。
あれ? 夫が整理をしてくれたのかな?
洗剤類は棚の上に移動し、タオルは紙オムツ等をしまってある、扉付きの棚の中にきちんと畳んだ状態で積んであった。
看護師さんやヘルパーさんは私物に触ったりしないので、これは、洗面台の上が乱雑になっているのを見かねて、夫が整理してくれたらしい。
日頃から、洗い物が流しに残ったままだと、洗って、食器棚の中にしまってくれる夫の面目躍如と言ったところ。
夫は「痛い、痛い」と言いながらも、今日は、トイレまで私が手を貸して歩いて行った。手すりや手引きがない状態で歩くのは、痛みがあって、まだ無理らしい。
トイレから部屋に帰ってきて、よろよろと夫はベッドの端に腰をかけ、
あぁ~、腰が痛いなあ・・・
これから、体調は良かったり悪かったりの波が繰り返すだろうな。
大病にかかるかもしれない。波間のどこかに、「魔界への入り口」がぽっかり開いていて、そこに落ち込んでしまうかもしれない・・・
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