2代目CR-Xには1リッターあたり100馬力を発生させるスポーティなグレードも! ライトウェイトスポーツの名車を振り返る|<徹底検証>2022年MOTA車購入ガイド【MOTA】

2代目CR-Xには1リッターあたり100馬力を発生させるスポーティなグレードも! ライトウェイトスポーツの名車を振り返る

画像ギャラリーはこちら

ホンダ CR-Xは1983年〜1999年まで、3世代にわたって販売されたスポーツカーだ。

今回はFFライトウェイトスポーツを極め、1リッターあたり100馬力を発生させるVTECエンジンを搭載した2代目CR-Xを振り返る。

目次[開く][閉じる]
  1. CR-Xは3代にわたって販売されていたFFライトウェイトスポーツ
  2. グレードは3種類! SiRグレードは1リッターあたり100馬力の動力性能を発揮した
  3. 後継モデルがなくなってしまったこともあり、中古車価格は高騰中!

CR-Xは3代にわたって販売されていたFFライトウェイトスポーツ

どの世代にも「CR-X」の名は入っているが、初代が「バラードスポーツ CR-X」、2代目が「CR-X」、3代目が「CR-X デルソル」と車種名が異なるのが特徴だ。初代の車名にあるバラードはホンダ シビックの兄弟車にあたるモデルで、バラードの派生車種としてCR-Xが登場したという経緯がある。しかしバラードが生産終了してしまったため、2代目以降はバラードの名が消え、CR-Xが車名となった。

その後、1987年に2代目へモデルチェンジを果たしたホンダ CR-Xは、初代のバラードスポーツ CR-Xで確立したFFライトウェイトスポーツを進化させ、よりスポーティなスタイルと走行性能を手に入れている。ボディサイズは全長3800mm×全幅1675mm×全高1270mmと、コンパクトで全高がかなり抑えられているのがわかる。

グレードは3種類! SiRグレードは1リッターあたり100馬力の動力性能を発揮した

3ドアのファストバックスタイルに2+2シーターのパッケージングは初代から継承しつつも、リアスポイラー下にガラスエリアを配した「エクストラウィンドウ」を採用。サイドサポートが与えられたシートを装着していることでよりスポーティなデザインに進化した。

デビュー当初は、直列4気筒1.5リッターSOHCエンジン搭載の「1.5X」と直列4気筒1.6リッターDOHCエンジン搭載の「Si」の2グレード構成だった。トランスミッションは、5速MTまたは4速ロックアップ機構付ATが組み合わされている。

1989年には、直列4気筒1.6リッターDOHC VTEC B16A型エンジンを搭載した「SiR」を追加。最高出力160馬力を発生する自然吸気エンジンは、1リッターあたり100馬力という、当時の市販車としては驚異的な動力性能を発揮する。

なお「SiR」は、5速MTのみの組み合わせで、フロントブレーキが大型化されているのも特徴のひとつで、よりスポーツを強く意識したモデルであったことがうかがえる。

後継モデルがなくなってしまったこともあり、中古車価格は高騰中!

2代目CR-Xは中古車として出回っている出品台数自体それほど多くはないが、現在の中古車価格ではおおよそ128万円~358万円程度。当時の販売価格が111万6000円~165万1000円と、比較的若者にも手が届きやすい価格帯であったことを考えると、やはり希少性から価格が上がっているようだ。

初代や2代目のCR-Xのスタイルを受け継いだモデルとして2010年に登場したのが、CR-Zだ。

ハイブリッド車となったものの、6速MTをラインナップし、170馬力(MT車)を発生するVTECエンジンを搭載するなど、スポーティさを合わせ持つモデルだった。しかし、車重が100kg近く増加してしまったこともあり、ライトウェイトスポーツのコンセプトとは外れてしまったこともあり、2017年には販売を終了してしまった。

その後は後継モデルが出ていないことからも、CR-Xは貴重なモデルと言えるだろう。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

ホンダ/CR-X
ホンダ CR-Xカタログを見る
新車価格:
122.8万円170.2万円
中古価格:
159万円321万円

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

篠田 英里夏(MOTA編集部)
筆者篠田 英里夏(MOTA編集部)

クルマ好きが高じて、大学卒業後は自動車専門紙の記者や自動車メディアの編集を経験し、現職に至る。MOTA編集部ではこれまでの知識を生かし、主に記事制作や取材、企画などを担当。最近ではeモータースポーツのレースにもたびたび参戦している。記事一覧を見る

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

ホンダ CR-Xの最新自動車ニュース/記事

ホンダのカタログ情報 ホンダ CR-Xのカタログ情報 ホンダの中古車検索 ホンダ CR-Xの中古車検索 ホンダの記事一覧 ホンダ CR-Xの記事一覧 ホンダのニュース一覧 ホンダ CR-Xのニュース一覧

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる