今回のLEGENDS 岩崎宏美~シアワセノカケラ~、ゲストは歌手の八神純子さんです。
八神純子さんは、「全国各地に声を届けたい」という願いから「キミの街へ」と名付けた
コンサートツアーを展開。
バンドスタイルから、オーケストラや室内楽との共演、ベーシスト後藤次利氏らと 共演するクラブツアー、ギターリスト是永巧一率いるバンド「Lean to Fly」とのライブハウスツアー、ビアノとギターで行う「TryAngle」などさまざまな形で歌を届けていらっしゃいます。
そして最近ではピアノでの弾き語りで、ソロでのコンサートも行ったとか。
緊張感はありつつも、「私、どこでも歌えるシンガーになろうと思ったのね」と意気込みを語る八神純子さん。その力強さに宏美さんも「すごい、女版さだまさしだわ」と感動。
弾き語りとは、その演奏自体の上手さではなく“曲を作った本人だから出せるもの”があり、八神純子さんでしか弾けないピアノ演奏が表れるそうです。
ご自身で演奏をしていると、歌いながら“あ、ここは待ちたいな”と思う瞬間に溜めを作れたり、より一層リアルタイムで気持ちを込めて歌えるといいます。
八神純子さんは幼い頃からピアノは習っていたそうですが、その捉え方が独特だったそう。
先生から「次はこの曲を弾きますよ」と出される課題で、ふつうは与えられた楽譜をもとに家で練習をしてくるのですが、その楽譜を読むことが苦手だったそうで…。
幼い八神純子さんは、先生が弾くお手本の演奏を耳コピして帰って練習していたとか。
その時に培われた楽しさや学びが今の音楽へ続いていくのですね。
そして、八神純子さんは2022年8月、世界で活躍する女性ソングライターに、
アメリカの音楽団体が贈る「WOMEN SONGWRITERS HALL OF FAME」(女性ソングライターの殿堂)で、日本人として初めて殿堂入りを果たされました。
レコード会社の方からこのお話を聞いた時はとても驚いたという八神純子さん。
最初は“人違いじゃない?”と思ったそうですが、正真正銘、八神純子さんへの賞でした。
すると気になるのは“どうして私に?”“どこから知って?”ということですが、それにはYoutubeの存在があったそうです。
今回の賞ではアジアから1人選ぼうというお話になっていたそうです。そして偶然、選考委員のおひとりが東京大学へシティポップを学びに来ていたそうで、「アジアなら、なぜ八神純子さんが入ってないの?」と名前を推薦。そこからYoutubeを通して選考委員みんなで八神純子さんの映像を見て、「この人しかいない!」と受賞へと至ったそうです。
チェアマンのジャニス・マックリーン・デローチ曰く、「長年に渡り幅広いジャンル、スケールを感じさせる作品を書いて、そしてファイヤーボールのような情熱を持って歌うステージを見たら、選考委員の誰しもが『あなたしかいない』と思った」と選考理由を教えていただいそうです。
八神純子さん「ファイヤーボールでよかったなって思いましたね」
その“ファイヤーボールぶり”は宏美さんもとても共感するポイント。
以前宏美さんには、歌いすぎて喉を痛めてしまうたびに耳鼻科で声帯を見ながら“こんなにもダメージを受けてる”と思いつつも先生からの「まだ大丈夫ですよ」という言葉を拠り所に頑張っていた頃があったそう。しかし宏美さんから見て八神純子さんは「まず耳鼻科に行かないでしょ?」というタフさ。
逆に八神純子さんは、声帯を使わないとダメになるタイプだそうです。
スケジュールを詰め込んでしまって、スタッフに心配されても「やってみないとわからないじゃない」と。
すると、一時“ちょっと疲れてきたかな?”という瞬間が来るもののすぐに回復。また違った魅力が生まれるそうです。
そんな八神純子さんは宏美さん曰く「野口五郎さんと同じ」だとか。
そんな八神純子さんは、10月11日、12日の2日間に渡り「ヤガ祭り」を
開催。
1日目「ヤガ祭り the 6th Legends~with 岩崎宏美~」には、岩崎宏美さん、そしてピアニストの国府弘子さん、宮本貴奈さんが出演いたします。
この収録段階ではまだリハーサルもしていない段階。おふたりとも「いったいどんなコンサートになるのやら?」とのこと。
八神純子さん、宏美さんに加えてとてもパワフルなピアニストである国府弘子さん、宮本貴奈さんでの演奏となるので、いつもとはまたガラッと印象の違うコンサートになる予感だそうです。
〈 八神純子さんからのお知らせ 〉
*10月11日(金)、12日(土)昭和女子大学・人見記念講堂にて
「ヤガ祭り」開催
※1日目「ヤガ祭り the 6th Legends~with 岩崎宏美~」には、
岩崎宏美さん、ピアニストの国府弘子さん、宮本貴奈さんが出演