暗黒地下音楽チャンネル 2020年05月
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暗黒地下音楽チャンネル
British Murder Boys - Real Good Time Together
British Murder Boys - Real Good Time Together (デジタル) 2020
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Surgeon!Regis!による最強ユニットBMBの新曲は、
Lou Reed「Real Good Time Together」のカヴァー!
原曲を必要以上に破壊せずに浮遊感漂うギターをシンセポップ~テクノな雰囲気で再現した
オリジナルよりもBPM遅めな1曲。
攻撃的インダストリアル・テクノの中にあっては一服の清涼剤?的ソング。

https://british-murder-boys.bandcamp.com/track/real-good-time-together

↓オリジナル曲↓
Blasphamagoatachrist - Bastardizing The Purity
Blasphamagoatachrist - Bastardizing The Purity (CD) 2020
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2018年のデモから約2年・・・待望の1stアルバム。
デモからメンバーに変更はないようなので基本路線は変わってないと思われる
全体的には音に厚みが増した感じでドラムがパワフルになった分ギターが若干引っ込んだ印象
よりウォーブラック然とした雰囲気がグッと出て来たのは良いのかもしれないが
音バランスは個人的に正直デモの音の方が好きだったな・・・

https://www.metal-archives.com/albums/Blasphamagoatachrist/Bastardizing_the_Purity/822237

https://nuclearwarnowproductions.bandcamp.com/album/bastardizing-the-purity

Discotortion - Damn
Discotortion - Damn (CD) 2005
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個人的には今のスタイルよりもこの頃の方が好きである札幌のジャンクバンド。
同じく札幌のエモコアバンドThe Sunとのスプリットを経ての1stアルバム!
今よりも断然アルビニ系80’USジャンク色が色濃く出ており
特にAmphetamine Reptile Records系列のアーティスト勢とも共振するような
ヘヴィな感触のする純粋にUS系ジャンクロックスタイルを追求したような感じが清い!
国内では意外と少なかった?タイプのバンドのように思える・・・
(ただ自分が知らないだけか?アルビニ・プロデュースによるZeni Geva作品とかは持ってるけど)
アノ頃の音や雰囲気が好きな人にはニヤニヤさせる部分が強い!
現在の6人編成という大所帯になる前は4人編成でやっている。

https://www.discogs.com/discotortion-Damn/release/4894610


The Sun - Twist, Swingin’& Prcussion Instruments
The Sun - Twist, Swingin’& Prcussion Instruments (CD) 2005
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えーっと今でも活動しているのかな?
札幌のエモーショナルハードコアバンドの1stアルバム。
所謂エモコアってヤツだが単なるエモコアの一言では片付けられない強烈なセンスと個性が光るバンド!
このバンド最大の個性かつ武器とも言える聴き手の神経を逆撫でするような
異様なまでにハイテンションかつハイトーンなヴォーカルが非常に個性的であり
歌は日本語詞だがアルバムの8割位はほぼヒヤリング不可(汗)
異様なまでのテンションと脱力を繰り返すヴォーカリゼーションに
変則的かつ一筋縄ではいかない楽曲センス、リズムパターン、不協和音を奏でるギターなど
ジャンクやポストコア的要素なんかもチラつき一聴しただけではとっつき難い感じもする為
聴き手によって好き嫌いがはっきりと別れそうな部類に入ると思われる。
が、ハマると抜け出せない不思議な魅力を持っているのも確か?である。
初めてこのバンドを聴いた時は
(同じく札幌のジャンクバンドDiscotortionとのSPLITアルバム)
「何だこの声!?️」ってな感じで思わず笑ってしまったが、何度も聴いているうちに
今ではその奇妙な魅力に取り憑かれている。
(新作が出たら必ず買う!)
ただのエモコアじゃ〜物足りない人へ

CTRLer ‎– This Is Hardcore
CTRLer ‎– This Is Hardcore (CDR) 2007
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もう流石に活動してないよね・・・?と、思われる
Atari Teenage Riotのトリビュートにも参加していたテクノイズ~リズミック・ノイズユニットの3rdアルバム。
ハードコアテクノイズユニットAmbassador 21が運営するInvasion Wreck Chordsより。
まずは激しく切り刻まれるスラッシングでヘヴィなギターと軽快なブレイクビーツで幕開けかと思いきや
2曲目ではいきなり特攻野郎Aチームのタイトルソングのリミックス!
5曲目は明かにMarilyn Mansonの「The Beautiful People」をハードコアにアレンジ!
曲の大半にギターサンプルがフューチャーされており、
タイトルにも有る通りハードコアなエッセンスが散りばめられたハードコアブレイクス。
テクノイズ~ブレイクコア~インダストリアル~ドラムンベース要素等々を多彩に盛り込み
トータルとしては最後まで軽快かつノリの良いナンバーで押し切る!

https://www.discogs.com/CTRLer-This-Is-Hardcore/release/1059377


Artillery Nightspace - Devoveo
Artillery Nightspace - Devoveo (デジタル) 2020
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とうとうデジタルのみのリリースとなってしまった・・・
(これも時代の流れなのか・・・CD売れないしね・・・)
ドイツのインダストリアル~テクノイズ系レーベル蟻禅ことANT-ZENからの新作。
Discogsで確認する限り活動自体は2016年辺りからと思われる。
IDMやインダストリアル・テクノ等の台頭によりここ日本では
どんどん隅に追いやられた感もあるテクノイズ~リズミックノイズ事情だが、
海外ではまだフェスなどの出演等で需要があると思われるし
少なくはなったが活動を続ける古参アーティストもいるのでこの界隈も昔に比べると
元気はないように思えるがこうして新しいアーティストも出てきているので
今後ともリリース情報には注視していきたい。
まずはダークでアトモス感漂うインダストリアルな感触のオープニング曲からスタート
ANT-ZEN系らしいテクノイズ~リズミック・ノイズ調でノイジーなビートを基調としたナンバーが続くが、
ヴォーカルがフューチャーされた5曲目とかは昨今のEBMっぽい感じがするし
IDMっぽい雰囲気も感じさせる聴きやすいメロディーが目立つ7曲目。
トータルとしてはやはりIDMやインダストリアル・テクノ系に若干擦り寄った感じもする
今時のアーティストといったところかな?(今のトレンドで行くとこうなるのかな?)
(一昔の前のANT-ZENを思わせる攻撃的なセンスに特化したスタイルではない)
アルバムはトータル42分と、わりとコンパクトにまとめられている。

https://ant-zen.bandcamp.com/album/devoveo

https://www.discogs.com/artist/5448365-Artillery-Nightspace?filter_anv=0&type=Releases
Youth Code - Puzzle
Youth Code - Puzzle (デジタル) 2020
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USポストパンク~インダストリアル男女デュオユニットの新曲!
過去にリリースされた作品群と比べても基本路線は変わっておらず
パンクにアジテートする女性ヴォーカル&パワフルなドラムマシーン!
新しくもノスタルジックな雰囲気を醸し出す。
80年代後半~90年代中頃辺りに
「こんな感じのヤツいたよね?」的な錯覚を感じる。
近いうちにニューアルバムとか出るのかな?

https://youthcode.bandcamp.com/track/puzzle