暗黒地下音楽チャンネル 2019年03月
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暗黒地下音楽チャンネル
Malakwa - Feed The Machine
Malakwa - Feed The Machine (CD) 2007
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フランスの男女2人組みエレクトロ・パンク・ユニット1stアルバム。
端的に言うとギターサンプル?を大々的取り入れたAtari Teenage Riotみたいな感じで
ジャキジャキに刻まれるギターを軸にパンキッシュかつキャッチーなノリで迫る。
他にも近いところで言えばRabbit Junk辺りとも共振する終始アゲアゲアッパーな
インダストリアル~エレクトロ~パンクスタイルは初心者的にも聴き易いセンスで
非常に漫画チックで分かり易さ優先の楽曲スタイルは最後まで飽きさせず
Atari Teenage RiotからNine Inch Nailsとかのインダストリアル・ロック系を聴く人にも入り易いと思う。
2013年に3枚目のアルバムをリリースした時点で今現在は活動していないと思われる。

https://urgencedisk.bandcamp.com/album/feed-the-machine


https://www.discogs.com/Malakwa-Feed-The-Machine/release/2402553


Disfago - Snake.Triangle.Sacrifice
Disfago - Snake.Triangle.Sacrifice (デジタル) 2018
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名前だけは一著前にカッコいいが・・・実はひっそりとリリースされていたアルバム。
前作2x7”から成長したのか?しないのか?バンド名から想像されるよな展開は・・・
あまり期待できないもののSarcofagoのようなハイトーンシャウトを所々に配しつつ
ノイジーでパンキッシュな雰囲気とブラックスラッシュなテイストをベースに
所謂Discharge的D-BEAT感覚は余りなくちょっと残念な感もある
グダグダ感溢れるブラック~メタルパンク系スタイルと言ったヤツで
「D-BEAT+ブラストビートを交えブラックスラッシュメタルパンク」で閉めるような
ガチなファンが喜べるようなレベルににまだまだは達してしないかな?
内容はさて置きバンドロゴセンスにアートワークはカッコいいと思う。
トータル25分に満たない内容はアッというまで清い。
こう言うのって内容云々より存在そのものに価値を見出す系?
いつか彼らが本当にDisでFagoなバンドになる事を願いたい!

https://disfago.bandcamp.com/album/snake-triangle-sacrifice

https://www.discogs.com/sell/item/836846908



S:cage - Remote
S:cage ‎– Remote (CD) 2004
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当時リリースされていたAnt-Zen系の中でも比較的大人し目のタイプで
荒涼としたアンビエンスな雰囲気をバックにインダストリアルビートを絡めたセンスは
極めてインダストリアル寄りなIDMとも言えなくもない感じで
(時期的にもIDM系なんかが台頭し始めてきた頃?だと思われる)
アノ頃のAnt-Zen系の中ではちょっと珍しい感じで
テクノイズ系スタイルにエレクトロニカ~アンビエント的要素を強く加え
ビートで押しまくるタイプとは異なるジワジワと攻めてくる感覚は
SF映画などに出てくるような荒涼とした大地の広がる風景の見えてくる。
さながらSF映画サントラ的楽しみ方がこの盤における正しい楽しみ方か?
ビートでノリノリ系じゃなくあくまで雰囲気で味わう!
ジャケセンスもちょっとインテリジェンスな感じ。

https://ant-zen.bandcamp.com/album/remote

Ritual Howls - Rendered Armor
Ritual Howls - Rendered Armor 2019
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アメリカはデトロイトの三人組みRitual Howlsの新作。

https://ritualhowls.bandcamp.com/album/ritual-howls-rendered-armor



Filth Of Mankind - The Final Chapter
Filth Of Mankind - The Final Chapter (CD) 2001
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ポーランド産ダークネス・クラスト・ハードコアバンドの唯一のアルバム。
AmebixAxegrinder臭が全体に漂うメタリックかつヘヴィな音作りに
重苦しい雰囲気に激しくも荘厳なセンスにかすかにバックで流れるキーボード
ジャキジャキに刻まれるメタリックリフから咆哮するヴォーカル
スローパートと疾走パートで緩急つけた曲展開が特徴的で
どちらかと言うとAmebix的センスが強いように思える。

https://www.discogs.com/Filth-Of-Mankind-The-Final-Chapter/release/2010190


Scorn - Ellipsis
Scorn - Ellipsis (CD) 1995
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グラインドコアの始祖とも言うべき元Napalm DeathのMick Harrisによるユニット。
このScornでは1st「Vae Solis」(92)でこそロック~デスメタル的要素があったものの
2nd「Colossus」(93)からはどうもスタイルが一変しており
ダブ~イルビエント要素強めなインダストリアルテイストも加味した
音楽性に大幅シフトチェンジな感じで、尚本盤はリミックスアルバム。
リミキサー陣もをみてもエクスペリメンタル~エレクトロニカ系の人達が多く
Mick Harris自身過去におけるグラインドコア~ロック的な要素からは
ほぼ完全に決別していると目される。
因みに自分は1st「Vae Solis」(92)が好きだが
以降の2nd「Colossus」(93)とかは聴いたことがない。

1. Silver Rain Fell (Meat Beat Manifesto Mix)
2. Exodus (Scorn Mix)
3. Dreamspace (Coil - "Shadow Vs Executioner" Mix
4. Night Ash Black (Bill Laswell - "Slow Black Underground River" Mix)
5. Night Tide (Scanner - "Flaneur Electronique" Mix
6. Falling (Autechre - "FR 13" Mix)
7. The End (P.C.M - "Nightmare" Mix)
8. Automata (Germ Mix)
9. Light Trap (Scorn Mix)

https://www.discogs.com/Scorn-Ellipsis/release/1158822

Hecate - Brew Hideous
Hecate - Brew Hideous (CD) 2006
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USはデトロイトのブラックメタル~ブレイクス?!
ジャケセンスからロゴに至るまでブラックメタルテイストで貫かれており
ブレイクコアらしさは微塵も感じないものの
囁くようなブラックメタル的な女性Voにブレイクコアビートが
せわしなく乗っかる感じでオカルティックかつ不穏な空気を撒き散らす
ゲスト参加でギターも導入された曲もあったりで
聴き方によっては昨今のインダストリアル・ブラックメタル系とも
共振する雰囲気も感じさせる終末暗黒ブレイクス!
特にギターが導入された7「Trial By Ordeal」8「Brew Hideous」
初期の原始的なノルウェー系ブラックメタルテイストがプンプンする。

https://www.discogs.com/Hecate-Brew-Hideous/release/674876

やたらとセクシャルな感じの動画も目を引く。



Final Bombs - There Is No Turning Back
Final Bombs ‎– There Is No Turning Back (CD) 2010
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突然変異したDecadeを聴いていたら
このFinal Bombsとの共通点があまりにも多い事に気付く
と言うよりDecadeはFinal Bombsをまるパクり?したとも言えそう。
Decadeは結局CDRリリースされ幾つかのお店で入荷していて
どこも商品説明にFinal Bombsの名前が出てきているけど正に納得!!
このアルバムもジャキジャキに刻まれるメタリック感覚なギターと
若干ハイトーン気味なVoに曲展開の運び方とかもそっくりだ!
スコットランドのThiscloseといいカナダのDecadeといい
今後密かにこのFinal Bombsスタイルが流行る?!
ついでにDischargeの「Massacre Divine」(91)も再評価されてほしい!

https://www.discogs.com/Final-Bombs-There-Is-No-Turning-Back/release/4143288

Vultures - Vultures
Vultures - Vultures (CD) 2002
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イスラエル産インダストリアル系バンド。
ちょっとイスラエルとうだけで馴染みが薄い感じもするも
ギターとかも大々的取り入れプログラミング、サンプラーを駆使した
変にイスラエル風な音楽の雰囲気とかは全く感じさせず
その辺にいるインダストリアル・ロック系よかよっぽどインダストリアル感してて
イスラエル発ちょっとノイジーなセンスも光るダークエレクトロ系ともいえる。
今聴いても結構いいセンスしていると思うけど
活動期間(数年程度?)はかなり短く少し残念である。

https://www.discogs.com/Vultures-Vultures/release/188242

Memmaker ‎– How To Enlist In A Robot Uprising
Memmaker ‎– How To Enlist In A Robot Uprising (CD) 2008
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えーっと部屋を整理してたので久々に引っ張り出してみました!
デンマークはコペンハーゲンのアーティストでいいのかな?
当時大好きだったレーベルHive Records(カナダだったかな?)からのリリース
一応分類的にはテクノイズ~リズミック・ノイズ系としますが
トランシーなシンセがリードするEBM調な雰囲気がとても強く
聴き方によっては凄くダンサブルなEBMとでも言えそうですね!
全体を通してノリのよさ的なものを目指していると思われので
ゴリゴリなノイズが支配するリズミック系インダストリアルを期待すると
若干肩透かしな感じがするもののコレはコレで初心者には聴き易いかと。
9曲目の「The Cydonia Complex」
ラスト11曲目の「Deception」辺りはわりとテクノイズっぽいナンバー。

https://memmaker.bandcamp.com/album/how-to-enlist-in-a-robot-uprising-deluxe-edition