暗黒地下音楽チャンネル アングラ系ヒップホップ
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Supreme Low Meets Sensational – Still Ill EP
Supreme Low Meets Sensational – Still Ill EP (12“) 2022

全くもって
メインストリームから外れまくる
ヒップホップ アーティストSensationalとSupreme Lawとのコラボ作。
(Supreme Lawについては詳しくは知らないが)
Supreme Lawによるインダストリアル/イルビエントサウンドをバックに
いつもの気だるいSensationalのラップが乗る相性抜群な内容!
特にイカれた内容というわけではないが
普通のヒップホップがどうにも退屈な人には丁度よい感じで
ヒップホップというとどうしてもトラックメイキングの音色やリズムが単調になりがちだが
今回のコラボ作には音だけでも楽しめるセンスもあり
オーバーグラウンドシーンなんか
「そんなの知ったこっちゃない!」
と、言わんばかりなオルタナティブスタイル!!
カッコいい!

https://www.discogs.com/release/23422973-Supreme-Low-Meets-Sensational-Still-Ill-EP

https://veyl.bandcamp.com/album/still-ill-ep
Dalek – Precipice
Dalek – Precipice (CD) 2022
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正直「Absence」(2004)から後の作品はメンバーが変わった事もあって
余り興味を抱けなかったが・・・
ただ今作「Precipice」は少し視聴しただけで
「よしッ!」と、思わず唸った!
「Absence」までの頃を思わせるインダストリアルな雰囲気を撒き散らしつつ
まるで(轟音)マイブラをバックにラップが乗るかのような
ありそうでなかった
シューゲイザーとヒップホップが見事に融合しており
まさに会心の作!!!
今作以前でも普通のヒップホップとは違うエクスペリメンタルな要素もありーの
Dalekならではの個性を保っていたが、買うまでには至らなかった・・・。
いつまでも昔にこだわってても仕方ないかもしれないけど
やっぱりDalekは攻撃的な音を出している方が断然光って聴こえてくる!!
特に「Absence」の後から離れてしまった人達には是非聴いてほしい!!!

https://www.discogs.com/release/23062904-D%C3%A4lek-Precipice

https://dalek.bandcamp.com/album/precipice
Rubberoom - Gothic Architecture
Rubberoom - Gothic Architecture (CD) 2021
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シカゴヒップホップ最高峰!Rubberoom!
個人的にはヒップホップの大傑作アルバム「Architechnology」(99)よりも
前の音源を中心に収録したコンピレーションで「Body Snatch'n (On The Isle)」12”(95)から
94年のデモテープ音源等初期レア音源が詰まった初のCD化!
「Architechnology」(99)で参加していたThe Opusがいないので
ダークで硬質かつ強靭なビート紡ぐThe Opus独特の雰囲気とは異なる
が、ジャジーでオルタナ感覚なヒップホップがココでは聴ける!
(個人輸入しても値段的にはあまり変わらなそうなので)
結局このCD某お店で買ったけどちょっと高かくついたな・・・。

https://www.discogs.com/Rubberoom-Gothic-Architecture/release/17905396

https://rubberoom.bandcamp.com/album/gothic-architecture
Styles Of Beyond - Megadef
Styles Of Beyond - Megadef 2003
USはカリフォルニア州、ロサンゼルスのアンダーグラウンドヒップ・ホップユニット。
懐かしい!とにかくこの曲だけはカッコいい!!
ダークかつスペーシーなイントロから徐々にヘヴィメタリックギターが挿入され
Welcome to the Megadef~♪のリリックと共に始まり
メタリックギターとヘヴィなヒップ・ホップビーツが絡む良曲!

Techno Animal - The Brotherhood Of The Bomb
Techno Animal - The Brotherhood Of The Bomb (CD) 2001
元々ヒップホップに興味のなかった自分に友人から
「聴いてみたら?」って薦められたのがコレで
以後ヒップホップを聴く大きなきっかけとなる。
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Godfleshのジャスティン・K・ブロードリックのユニットで
それまでインストが中心だった本ユニットが
ヒップホップへと大きく接近した記念碑的作品。
ディストーション・ビートにバーストするエレクトロニクス!
とにかく1曲目の「Cruise Mode 101」からガツンと来る!
インダストリアル・ヒップホップとでも言うべき
ダークで攻撃的なトラックをバックに
Rubberoom、Antipop Consortium、Sonic Sum、
Toastie Taylor、EL-P, Vast Aire、Dalek

と言った面子によるラップが乗り最後まで攻撃モード全開!
インスト曲もダビーかつダークでカッコいいトラック群が目白押しで
Godfleshで培われてきたインダストリアル感覚も導入された
最高にクッソドープでダークなヒップホップ!
ヒップホップに興味がなくても
このアルバムを気に興味を持ってくれるきっかけになればと思う。
尚日本盤には2曲のボーナストラックが搭載されており
どちらも攻撃的なトラックとなっている。

個人的にはラップの乗る曲がお気に入りで
トラック01「Cruise Mode 101」Featuring – Rubberoom
トラック02「Glass Prism Enclosure」Featuring – Antipop Consortium
トラック04「DC-10」Featuring – Sonic Sum
トラック08「Piranha」Featuring – Toastie Taylor
トラック10「We Can Build You」Featuring – EL-P, Vast Aire
トラック12「Hell」Featuring – Dalek
トラック14「Dead Man's Curse」Featuring – Roger Robinson

特にトラック01と12は最高に攻撃的!

https://www.discogs.com/Techno-Animal-The-Brotherhood-Of-The-Bomb/release/158413









VA - Tags Of The Times Version 2.0 J
VA - Tags Of The Times Version 2.0 J (CD) 1999

日本はMary Joy Recordingsのヒップホップコンピ「Tags Of The Times Version」の第2弾
アンダーグラウンド系のアーティストを中心に日本のShing02以外はUS系と思われる。
正直各アーティストについての出身地等は余り詳しくないですがニューヨーク系から
オークランド辺りまで。(Rubberoomがシカゴってのは知ってますが)
地味ながらもアンダーグラウンドらしい渋いトラックが並び
トラック3のApani B. Fly。(女性MC系は1枚も持ってないので新鮮に聴こえる)
Never Too Muchの連呼が印象に残るトラック6のJ-Treds
アンダーグラウンド系らしいダークなトラック9のMurs & Asop
やはりトラック10のRubberoom「Evil I」はダントツに攻撃的でカッコよい。
個人的にはRubberoomの次に渋いトラックをかますMike Ladd「Bladerunners (Company Flow Mix)」
(やっぱプロデュースにEl-Pが絡んでいるからか?)
女性MCのMakeba MooncycleとTalib Kwelによるソウルフルなセンスが光るラストトラック。
収録曲からアートワークに至るまでトータルコンセプトとして
アンダーグラウンドを体現してしているように思えるコンピレーション。

01. Blackmarkit - 150% Sure
02. The Grouch - What I Do
03. Apani B. Fly - Narcotic
04. El Da Sensei - Brothers Ain't Got It
05. Deaf 2 U - Caution
06. J-Treds - Never Too Much
07. Jukka Aka DJ Yuuga - Metamorphosis
08. Shing02 - Ecdysis (Terrorcotta Mix)
09. Murs & Asop - 2 Reasons
10. Rubberoom - Evil I
11. Mike Ladd - Bladerunners (Company Flow Mix)
12. Jukka Aka DJ Yuuga - Empty Room & Winding Windows
13. Makeba Mooncycle & Talib Kweli - Lunchroom Classics

https://www.discogs.com/Various-Tags-Of-The-Times-Version-20-J/release/842866




Kareem - Full Spectrum Dominance
Kareem - Full Spectrum Dominance (CD) 2002

後にインダストリアル・テクノ系へと変貌するがこの頃は
ダウンテンポ~トリップホップなスタイルで落ち着いた感じ。
若干イルビエント的ともいえなくもないが基本はインストスタイル。
同じくインストを基調としたRJD2辺りと比べてもポップなセンスはなく暗く単調な曲が続く。
だがある意味この暗くて単調なセンスこそが
インダストリアル・テクノアプローチにも通じるものがあるのかもしれない。
WordSound系のアーティストが好きな人にはイケるかも?




DISEMBODY PART 2 : CYCLE
前曲に引き続きDISEMBODYの新曲。
この曲もダークでインダストリアル感ムンムンなイルビエント。
Sada名義の作品は出さないのかな?





Disembodied - silk mirror
Disembodied - silk mirror 2018
syst3mkaosからの新プロジェクトDisembodied。
Sada名義の作品群辺りと共通するような
不穏な空気が漂うダークでダーティーなヒップホップ~イルビエント曲。



こういう曲にSensationalのラップ乗っけてほしい。




Dälek - Asphalt For Eden
Dälek - Asphalt For Eden (デジタル) 2016

USオルタナティヴヒップホップ最前線!!
過去作のようなインダストリアル感覚で攻撃的かつ暴力的な音像ではなくなったものの
アブストラクト~オルタナティヴなヒップホップスタイルは健在である。
新作もリリースされたようだ!

https://bandcamp.com/EmbeddedPlayer/album=2356764273/size=large/bgcol=333333/linkcol=0f91ff/tracklist=false/artwork=small/transparent=true/