暗黒地下音楽チャンネル サントラ
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暗黒地下音楽チャンネル
Disasterpeace – It Follows (Original Motion Picture Soundtrack)
Disasterpeace - It Follows (Original Motion Picture Soundtrack) (CD) 2015
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「それ」に捕まると死ぬというコンセプトのホラー映画「イット・フォローズ」のサントラ。
作曲はDisasterpeaceなるアメリカのミュージシャンで主にインスト系かと思われる。
まず始めに映画の方は賛否両論な感じだが個人的には楽しめた!
(セ○ク○で人に感染するという設定はちょっとどうかとは思うが・・・)
映像としての評価はそれ程でもないかもしれないが、
こと音楽表現においてはある意味成功していると思われ
まるでジョン・カーペンターが作曲したかの様な
B級感溢れるチープなシンセアレンジであるものの
(映画「カラー・アウト・オブ・スペース」の音楽辺りにも近い)
「それ」がじわじわと迫ってくる不気味さを音楽で観る者を不安にさせる。
前から思ってた事だがホラー映画はもっと音楽で不気味さを出していった方が
映像と合わせて観る人に不快感を与えるんじゃないかと思っており
ゲーム「サイレント・ヒル」でも(当時のハードの制約があったとはいえ)
インダストリアルを音楽にチョイスした事で恐怖演出を倍増させる事に成功している!
本サントラも不穏な空気を撒き散らすダークアンビエント的なスコア中心だが
初期インダストリアルにも通じる様な雰囲気を曲によってはちょこちょこと覗かせる。
このサントラを聴きながらオカ板投稿やホラー漫画や小説など読むと雰囲気が出て良いかも!?

https://www.discogs.com/release/7488751-Disasterpeace-It-Follows-Original-Motion-Picture-Soundtrack
Benjamin Wallfisch ‎– The Invisible Man
Benjamin Wallfisch ‎– The Invisible Man (12”x2) 2020
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The Invisible Manのサントラで邦題は「透明人間」。
前作リー・ワネル監督の「アップグレード」が予想以上に面白かったので
今作も期待して(アマゾンプライムで)観たが
もっと古典的なヤツかと思っていたら上手く現代的にアップグレードされた
なかなかナイスな映画でよろしかった!!
で、音楽の方は
過去にブレードランナー2049のサントラにも参加していたBenjamin Wallfischというかたで
オドロオドロしいホラースコアにノイズが仕込まれる
ある種インダストリアルノイズ的な雰囲気もあり!
余談だが前作「アップグレード」のサントラも欲しかったが12”のみのリリースで
やたら高かったので購入を断念したが、今回はアマゾンで安く売ってたので購入!
(2LP仕様だが半額に近い位の値段まで下がった)

https://www.discogs.com/Benjamin-Wallfisch-The-Invisible-Man-/release/15904151


https://www.youtube.com/watch?v=Ws6IcI0Sqls
John Carpenter - Lost Themes III: Alive After Death
John Carpenter - Lost Themes III: Alive After Death (CD) 2021
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ついにリリースされたソロアルバム第3弾!!
映画監督に脚本、作曲等々マルチに才能を発揮してきた御大!
過去2作品も売れに売れてると言う絶好調なカーペンターだが
この3作目でも基本スタンスは変わっておらず自身が監督した映画のサントラの如く
相変らずB級感(褒め言葉)ハンパないセンスとカーペンターらしさが見事に爆発しており
シンセやピアノ、ギター等のとにかくミニマルな楽器構成にもかかわらず
音で自身の世界の表現に見事に成功している!
(コレそのまま映画に使われてても何の違和感もないな~)
タイトルにもある通りズバリ「Lost Themes」なので
今まで作曲したけど使われなかったお蔵入り音源集みたいなノリがよろしく
カーペンター自身が監督するSF、ホラーの世界にピッタリだと思う!!
コレを聴きながら監督復帰されるのを気長に待ちましょう~!
(現在色々な噂が出ているけど真相はまだ・・・)

https://www.discogs.com/John-Carpenter-Lost-Themes-III-Alive-After-Death/release/17158612

https://johncarpentermusic.bandcamp.com/album/lost-themes-iii-alive-after-death

Lost Themes III
ホラー系映画監督で作曲から脚本までマルチにこなす
ジョン・カーペンター御大の新作アルバムが来年初頭にリリース!
(音楽活動もいいけどそろそろ映画撮ってほしい…)
Bandcampより先行で2曲ほど聴けるど
B級感溢れるシンセにピアノ等が絡む感じはカーペンター筋バリバリですな!
俄然次作にも期待がかかる!
過去2作品も売れに売れてるらしく好評なようで^_^

https://johncarpentermusic.bandcamp.com/album/lost-themes-iii-alive-after-death
真魂斗羅 - Original Soundtrack
真魂斗羅 - Original Soundtrack (CD) 2002
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真魂斗羅はコナミから2002年にPS2で発売された
横スクロールアクションゲームで
漢の為のハードコアなゲームでもある
所謂「覚えゲー」として有名な本魂斗羅シリーズ。
この「覚えゲー」感覚は・・・
映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(2014)と同じで
「死んで覚えろ!」的な感覚は正に魂斗羅そのもだと思う!
映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」は
ある意味魂斗羅の映画化と個人的には勝手に思っている!!
話は少し脱線してしまったが、そんな真魂斗羅のサウンドは
ヘヴィロック系~トランス系~インダストリアル系~スコア系と
バラエティにとんだ感じの選曲が目立つが
基本は漢臭いゴリゴリのヘヴィロック路線といった感じで
個人的にはカッコいいオープニングで流れる
1曲目「Venus」のへヴィロック全開なノリでカッコよく決まっており
ステージ4のスタートで流れるロケットミサイルに捕まって空を飛ぶ
19曲目の「Sky To The Ocean」とか
因みに一番好きな曲は6曲目の「Mountains Area」
ステージ1の中盤で雪山をスノーボードで滑るところで流れる。
聴き所満載な感じではあるものの
このサントラ盤はステージ順に曲が並んでおらず
ちょっとしたミックス感覚?な雰囲気で曲が並べられいるのが
人によっては評価が別れるところ。
サウンド&ゲーム内容共に完成度は高いと思う!

https://www.discogs.com/Various-%E7%9C%9F%E9%AD%82%E6%96%97%E7%BE%85-Contra-Original-Soundtrack/release/3710772





John Carpenter - Anthology (Movie Themes 1974-1998)
John Carpenter - Anthology (Movie Themes 1974-1998) 
(CD) 2018
いつになったら新作映画撮るんですか?
すっかりミュージシャン活動が活発になってしまったカーペンター。
(監督、脚本に加え自らも作曲等をこなす多彩な才能)

タイトルにもある通り74~98年の間に撮られた映画のテーマ曲のリメイク。
収録曲は以下の通り。
01 マウス・オブ・マッドネス
02 要塞警察    
03 ザ・フォッグ   
04 パラダイム    
05 ヴァンパイア/最期の聖戦    
06 ニューヨーク1997    
07 ハロウィン   
08 ゴースト・ハンターズ
09 ゼイリブ    
10 遊星からの物体X
11 スターマン/愛・宇宙はるかに
12 ダーク・スター    
13 クリスティーン

個人的にはマウス・オブ・マッドネス、パラダイム、ヴァンパイア/最期の聖戦、
ニューヨーク1997、遊星からの物体X辺りが好きである。
カーペンター作曲じゃないが遊星からの物体Xのジワジワと迫り来る感じとか非常によい。
なんでもマウス・オブ・マッドネスのテーマ曲は
メタリカの「メタリカ」(91)の1曲目Enter Sandmanを意識しているとかいないとか。
ニューヨーク1997のテーマ曲は続編エスケープフロムLAでもリメイクされていて
エスケープフロムLA版もカッコいいがニューヨーク1997版も良い味が出ている。
全体を通して感じるのはチープなセンスにB級感ムンムンな雰囲気が逆にいい味を出している。



District 9 - OST
District 9 - OST (CDR) 2009
日本では「第9地区」の名前で公開された映画のサントラ盤。

映画の舞台そのものがヨハネスブルグである為か
中東を意識したようなトライバル調な重圧感のあるスコアが中心で
不安定な中東情勢を表したような雰囲気や生活観を思わせる感じで
同じく中東を舞台とした戦争映画「ブラック・ホーク・ダウン」っぽくもある。
映画本編そのものが捻りが利いて非常に良く出来ており色々と話題になったが
こうして音楽だけ聴いてみると映画同様なかなかよく出来ている。
尚本作CDRは米アマゾンのみで販売されていたCDR盤であるが
2014年に正式盤?として2枚組みの12”でリリースされているが
CDR盤に比べ12”盤の方が収録曲等多いようなので完全盤と言える。




Blade Runner 2049 - OST
Blade Runner 2049 - OST (2CD) 2017

前作を踏襲したような雰囲気作りに徹しており良く出来ていた映画のサントラ盤。
元々はダウンロードオンリーでのリリースだったようだが
CD媒体での発売の要望が多かった為めでたくリリースされたCD盤
現物主義な自分にとってはダウンロード配信は未だにしっくりこない)
サントラ職人としては有名過ぎるHans ZimmerとBenjamin Wallfischなる人物によるスコア。
たしか前作ではシンセを中心としたようなニューウェーヴっぽいナンバーだったけか?
を受け継ぐ形で作曲されたと思しきニューウェーヴ的なシンセ使いや
重低音をきかせたアンビエント調な雰囲気の曲を中心に
(劇場では大音量で体感できた為かっこよかった)
重圧な感じのするインダストリアル的なナンバーからダーク・アンビエントまで
全体をダークなトーンで統一したセンスは(聴く人によってはただ暗い音楽かもしれないが)
聴いてて未来都市の町並みの情景が思い浮かび上がる感じで感銘深い。
正直映画もよかったがこのサントラ盤も大変よろしい。






Wyrmwood: Road of the Dead (ゾンビマックス サントラ)
昨夜に引き続き「ゾンビマックス」ネタ!
Wyrmwood: Road of the Dead OST (CD) 2015


日本では「マッドマックス/怒りのデスロード」の翌年に便乗するような?かたちで
タイトルを「ゾンビマックス/怒りのデス・ゾンビ」の題名で劇場公開され
一部のゾンビファン?からも高評価を得ている作品です。
自分も情報がネット上に流れてから我慢出来ずにフライングで輸入盤DVD購入しましたが
(後に日本盤DVDも購入)
低予算でありながらも勢いとハイテンションかつセンスのある映像で
英語が分らなくても楽しめる内容で特にゾ○ビ○ーパー○ャージャー?発動シーンは超ウケました!
因みに日本盤DVDには収録されていないメイキング映像などが海外盤には収録されており
特にYOUTUBEでもアップされている(試験的に撮られた?)ショート・フィルムはよく出来ており
ほとんど台詞がないのですが緊張感のある映像センスと編集で上手くまとめてあり
YOUTUBEで観れるとは言え日本盤にも特典として収録してもよかったと思います。
前置きが長くなりましたがそんな映画のサントラ盤。
何となく?「マッドマックス2」を意識した?感じの緊張感あるサウンドセンスが光っており
序盤の不穏な空気を漂わせるオープニングに始まり5曲目辺りから
けたたましい感じの緊張感に満ちたパーカッション類が鳴り響く曲や
どこか西部劇的な雰囲気も感じさせるセンスや悲壮感系やSF系なスコア等々
特に力強さを感じさせるバトル系シーンに使われるアクション系スコアがカッコよい。
全体的になかなかバラエティにとんだ感じのナンバーが並んでおり
もちろんあのマッドサイエンティストがノリノリで聴く曲も収録されています!
下手したらそのままマッドマックスの映像に合わせてみてもあまり違和感ないような曲も結構あり。
こうして音楽だけでも聴いてみても映画同様に完成度の高い仕上がりになっているように思えます。
ラストのエンドロール曲もカッコよし!
このサントラ盤はアメリカのアマゾン限定で販売されているCDプレス(CDR?)バージョンで
基本の販売メディアはデジタル配信のみのようです。

写真では20曲しか表示されていませんが実際には36曲収録されています。

https://www.amazon.co.jp/Wyrmwood-Original-Motion-Picture-Soundtrack/dp/B00XDDECXC




Paul Haslinger - Death Race (OST) 2008
サントラ関係を主に手がけるPaul Haslinger氏
(最近では実写映画「バイオハザード」のサントラも手がけている。

Paul Haslinger - Death Race (OST) (CD) 2008


ジェイソン・ステイサム主演でしかもアクション系!
それにより日曜洋画劇場ライク臭満載な
カーアクション映画「デスレース」のサントラ盤。
今となっては少しレア盤
全体的にロックな感じでノリのよい楽曲が揃っており
特にレース中に流れるデジロック(死語?)調なナンバーはカッコよくノリがいいので
これを聴きながら車を運転するとアクセルを踏みたくなる。
因みに「デスレース」のDVDは当の昔に売っぱらったがサントラは別!愛聴盤。
音楽とは関係ないがステイサムが乗る改造ムスタング
個人的には凄くカッコよいデザインだと思うので
プラモかフィギィア化されたら欲しい!!