【ご報告】JATOが支援している「鶴居村釧路湿原観光コンテンツ創出事業」の現地視察に参加いたしました。
環境省では、国立公園の優れた自然をフィールドとしたアドベンチャートラベルを全国の国立公園に展開していくため、「令和6年度国立公園アドベンチャートラベル展開事業」を実施しています。JATOでは採択された6件の展開事業の支援をしておりますが、そのうちの一つ「鶴居村釧路湿原観光コンテンツ創出事業」の現地視察が10月30日(水)~31日(木)に行われ、事務局長の大澤幸博が参加いたしました。
「鶴居村釧路湿原観光コンテンツ創出事業」は、日本最大の湿原であり、国の特別天然記念物のタンチョウをはじめとする貴重な動植物の生息地にもなっているとともに、 1967(昭和42)年に湿原そのものが国の天然記念物に指定された「釧路湿原国立公園」の優れた自然環境を活用し、他では体験のできないようなATコンテンツへの磨き上げと現地のAT推進体制整備を目的として、以下の取組みを行っています。
1.AT推進に関する課題解決のためのプロジェクト会議の実施およびガイドや有識者等が同行する現地視察
2.有効活用できていない釧路湿原国立公園の一部エリア(宮島岬等)のガイド付き限定利用に向けたルール・制度等の整備
3.魅力あるATフィールドとするための利用者負担の仕組み作りや修景伐採等の環境整備方針の策定
今回は、旅行事業者・土地所有者・環境省関係者・鶴居村役場関係者・事業支援者等の28名が参加して、主に「キラコタン岬」と「宮島岬」の視察と意見交換を行いました。
環境省レンジャーによる説明
キラコタン岬
宮島岬
「釧路湿原国立公園区域」と「天然記念物釧路湿原指定区域」
当事業は、「自然資源と文化資源の保護と利用の好循環」に向けたモデル的な取組みともなることから、JATOとしても積極的に支援していきたいと思います。