2008年 07月 02日
パレット通信07 |
今日はパレットの会の講師。
今月は静物と花などです。
花はあじさいとユリ。この季節の花ですね。
テーブルの上にあじさいとユリが並んで置いてありました。
あじさいだけ描いている方、ユリだけの方、両方並べて描いている方それぞれです。

他には瓶やプラムなどの静物、とDIYにつかうような様々な形や色の容器類です。

モチーフを決めて描き始める時というのはとても緊張しますね。
真っ白なキャンバスにまず何色でどこから描いていこうかしばらく考えます。
そんなとき、モチーフを一つの舞台だと考えてみては如何でしょう。
自分で勝手にそれぞれの物に役をつけます。
主役は二つの瓶デブとノッポのデカ、対立する悪役は銀光りする刀を持つ黒いつぼ、渋い脇役は後ろのグラス、悪役の手下はこのプラムたちとかいった具合です。それぞれの役者がいい具合にからむいいシーンを作っていくのです。少し妄想に入りすぎですね。
花が二つならんでいる場合、主演男優があじさいなら可憐なユリがマドンナ役の女優。
という感じです。そう見えてきませんか?
こんなことを考えたからといって良い絵が描けるわけではないのですが、少し遊び心を
持って物を見るのも楽しいですよ。
他にはこんな見方もあります。
容器のモチーフでいうと置かれているモチーフの上の面だけを見ます。
いろんな大きさの楕円があります。その楕円をどこに配置するか考えます。
またたくさんの円柱や立方体の垂直線もあります。それらがその楕円とうまくからむ
位置を見つけます。先ほどの物を擬人化する見方では無く、物を冷静に球や円柱や円錐などの形に置き換えてそれぞれがどのように配置されると美しく見えるか考えるのです。
物を見るとき人によって様々な見方があります。物の見方は絵の構図や進行に大きく
かかわってきます。そしてそれが個性になるのです。
自分なりの見方を見つけるとよりいっそう楽しくなるとおもいます。
今日は午後から友人の抽象画家 小林良一展を見にヒノギャラリーに行きました。
他にも数件ギャラリーを見て、ブリヂストン美術館で岡鹿之助展を見ました。
岡鹿之助も良かったけど、ブリヂストン美術館の常設展はすばらしいです。
モネ、マネ、ルソー、ゴッホ、ゴーギャン、ピカソ、マチス、ルオー、などなど巨匠の名品がたくさんあります。僕はここの美術館の常設展が大好きで学生時代からよく見に来ました。
わざわざ外国に行かなくても、ここや西洋美術館や近代美術館の常設には近代から現代の名作がたくさんあります。だいたい人も少ないのでじっくり楽しめますのでおすすめします。
今月は静物と花などです。
花はあじさいとユリ。この季節の花ですね。
テーブルの上にあじさいとユリが並んで置いてありました。
あじさいだけ描いている方、ユリだけの方、両方並べて描いている方それぞれです。

他には瓶やプラムなどの静物、とDIYにつかうような様々な形や色の容器類です。


モチーフを決めて描き始める時というのはとても緊張しますね。
真っ白なキャンバスにまず何色でどこから描いていこうかしばらく考えます。
そんなとき、モチーフを一つの舞台だと考えてみては如何でしょう。
自分で勝手にそれぞれの物に役をつけます。
主役は二つの瓶デブとノッポのデカ、対立する悪役は銀光りする刀を持つ黒いつぼ、渋い脇役は後ろのグラス、悪役の手下はこのプラムたちとかいった具合です。それぞれの役者がいい具合にからむいいシーンを作っていくのです。少し妄想に入りすぎですね。
花が二つならんでいる場合、主演男優があじさいなら可憐なユリがマドンナ役の女優。
という感じです。そう見えてきませんか?
こんなことを考えたからといって良い絵が描けるわけではないのですが、少し遊び心を
持って物を見るのも楽しいですよ。
他にはこんな見方もあります。
容器のモチーフでいうと置かれているモチーフの上の面だけを見ます。
いろんな大きさの楕円があります。その楕円をどこに配置するか考えます。
またたくさんの円柱や立方体の垂直線もあります。それらがその楕円とうまくからむ
位置を見つけます。先ほどの物を擬人化する見方では無く、物を冷静に球や円柱や円錐などの形に置き換えてそれぞれがどのように配置されると美しく見えるか考えるのです。
物を見るとき人によって様々な見方があります。物の見方は絵の構図や進行に大きく
かかわってきます。そしてそれが個性になるのです。
自分なりの見方を見つけるとよりいっそう楽しくなるとおもいます。
今日は午後から友人の抽象画家 小林良一展を見にヒノギャラリーに行きました。
他にも数件ギャラリーを見て、ブリヂストン美術館で岡鹿之助展を見ました。
岡鹿之助も良かったけど、ブリヂストン美術館の常設展はすばらしいです。
モネ、マネ、ルソー、ゴッホ、ゴーギャン、ピカソ、マチス、ルオー、などなど巨匠の名品がたくさんあります。僕はここの美術館の常設展が大好きで学生時代からよく見に来ました。
わざわざ外国に行かなくても、ここや西洋美術館や近代美術館の常設には近代から現代の名作がたくさんあります。だいたい人も少ないのでじっくり楽しめますのでおすすめします。
by mitsuo_ishimoto
| 2008-07-02 23:52
| パレット通信
|
Comments(0)